改訂履歴:
2023年6月26日
アプリでメニューが表示されない不具合が発生していたため修正。
自分自身でランニングの練習メニューを自分で作成できるアプリを作成しました。
本アプリケーションでは、以下の前提を元に、ランニングの練習メニューを作成することができます。
- 自己ベストタイム、自己ベストを出した種目を入力すると、今の実力に適した練習の設定ペースを自動で算出
- 目標としている種目を選択することで適切な練習を提案
- 練習頻度が3回/週以上のランナーが対象
アプリケーションは以下のリンク先です。
アプリケーションにおける、メニュー作成手順を紹介します。
トレーニングメニュー作成例
以下で、アプリを使ったトレーニングメニュー作成例を示します。
練習メニュー作成例
例として私自身の自己ベストであるハーフマラソン1時間12分29秒を元に練習メニューを作成してみます。すべての入力が終わったら「作成」ボタンを押します。
作成ボタンを押すと、以下のようにトレーニングメニューが作成されます。
アプリで作成したトレーニングメニューについて
アプリで作成できるトレーニングメニューについて説明します。
年間を通じて行える基本的なトレーニング
このアプリで作成するトレーニングメニューは、年間を通じて行うことができる基本的なメニューになっています。
最低限、これだけ行っておけばある程度まで記録を伸ばすことができます。どこまで伸びるかは、個人の資質や練習量によります。
一方、ダニエルズのランニング・フォーミュラやリディアードのランニングトレーニングでは、レースまでの期日に合わせて、練習内容を変更すること(=期分け)が推奨されています。
当然、自分自身でトレーニングメニューを計画的に立てることができる場合は、期分けをして練習を計画することの方が望ましいです。
Jog(ジョギング):Easy~Moderate ペース
ランニングの最も基本となる練習です。自分にとって楽なペースで行います。感覚としては、「軽く喋りながら走れるペース」となります。
ジョギングはトレーニングの約80%を占める練習になります。
設定ペースは、VDOT Calculatorで計算されるEasyペースとしていますが、体調や疲労によって、Easyよりもさらに遅いペースになったり、Moderateよりも少し速いペースになることもあります。
ジョギングの効果や目的については、次の記事で詳しく解説しています。
ロングジョグ、ロングラン:Easy~Moderate ペース
ロングジョグ、ロングランは脂質をエネルギーとして使う能力の向上を狙ったトレーニングです。
特に、ハーフマラソン以上の距離で有効なトレーニングとなります。
ペース走:Threshold ペース
ペース走は、LT値(乳酸性作業閾値)の改善を目的に行われることが多いトレーニングです。
血中乳酸濃度が急上昇し始める手前の強度で走り続けます。一度に5km~12kmの距離を走る場合もあれば、2000m×4本のように分割して行う場合もあります。
LT値の改善は中距離(800m・1500m)からフルマラソンまで、全ての競技で欠かせない要素です。
インターバル:Intervalペース
インターバル走は最大酸素摂取量(VO2max)の向上を狙ったトレーニングです。
ダニエルズ理論ではIペースと呼ばれます。
インターバル走にも様々なバリエーションがあります。インターバルについて詳しく知りたい方は、次の記事を参考にしてみてください。
オンラインパーソナルトレーニングサービスについて
- 仕事や家庭の都合で、その都度メニューを変えていく必要があるけど、その時間が無い
- レースまでのトレーニングメニューを、自分の実力に合わせて、都度修正していきたい
- トレーニングの意味を根本から理解して取り組みたい
「ランニングを科学する」では、上記のような悩みを解決するオンラインパーソナルトレーニングサービスを提供しています。
自分でトレーニングメニューが作成できない、ランニングを理論から学びたい、などと考えている方におすすめです。
各個人の資質、仕事環境等に合わせて、トレーニングメニューを作成、指導させていただきます。
以下の記事でパーソナルトレーニングについて詳しく説明していますので、是非ご参照ください。
アプリケーションへの要望
本アプリケーションへの機能改善等の要望がございましたら、遠慮なくお問い合わせください。
再掲ですが、アプリケーションは以下のリンク先です。
コメント
コメント一覧 (2件)
お世話になっています
アプリについてなのですが、作成ボタンを押すと下記が表示されます
お手数ですがよろしくお願いいたします
AttributeError: This app has encountered an error. The original error message is redacted to prevent data leaks. Full error details have been recorded in the logs (if you’re on Streamlit Cloud, click on ‘Manage app’ in the lower right of your app).
Traceback:
File “/home/appuser/venv/lib/python3.9/site-packages/streamlit/runtime/scriptrunner/script_runner.py”, line 563, in _run_script
exec(code, module.__dict__)
File “/app/training_menu_create/APP.py”, line 272, in
main()
File “/app/training_menu_create/APP.py”, line 162, in main
st.table(pace_df.style.hide_index())
ランナー見習い様
コメントありがとうございます。
アプリを修正し、正常に動作するようになりましたので、再度お試しください。