【武豊町民陸上競技大会 5000m レースレポート】18分20秒

武豊町アイキャッチ

 こんにちは、管理人のらんしゅーです。

 私は社会人から本格的にランニングを始めた市民ランナーです。月500km程を走り競技志向でランニングに取り組んでいます。

 これまでの5000m自己ベストは2022年9月のM×Kディスタンスで出した16分01秒です。

 今回、武豊町民陸上競技大会 5000mに出走しました。本記事はそのレースレポートになります。

 2022年9月に5000mで自己ベストを出して以降、股関節の痛みが発生しました。2023年1月にその股関節の痛みが激痛に変わり、競技から一旦離れることになりました。

 病院での診察や治療の過程で明らかになってきましたが、痛みの原因は深層外旋六筋の大腿方形筋と梨状筋が原因となる座骨神経痛でした。

 それから約4か月間怪我によって全く走ることができませんでしたが、2023年6月頃からようやく軽いジョギングができるようになりました。

 今回は、ラン仲間が出場すると聞き、楽しく走るために出場することに決めました。

この記事を書いた人
日比野就一

社会人からランニングを始めました。
理論に基づいたトレーニングで、
どこまで記録を伸ばすことができるか挑戦。
競技志向で取り組んでいます。
自己紹介・記録変遷はこちら

★自己ベスト
 1500m 4:25(2022/08)
 5000m 16:01(2022/09)
 10000m 33:44(2021/12)
 ハーフ 1:12:29(2022/03)
 フル 2:43:55(2024/11)

この記事を書いた人
日比野就一

    社会人からランニングを始めました。
    理論に基づいたトレーニングで、
    どこまで記録を伸ばすことができるか挑戦。
    競技志向で取り組んでいます。
    自己紹介・記録変遷はこちら

    ★自己ベスト
     1500m 4:25(2022/08)
     5000m 16:01(2022/09)
     10000m 33:44(2021/12)
     ハーフ 1:12:29(2022/03)
     フル 2:43:55(2024/11)

carb-upper
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目次

足の状態と本レースの位置づけ

 7月から軽いポイント練習もできるくらいにはなってきましたが、このレース出場時点でまだ足は完治していません。

 トレーニング時の感覚では、3:30/kmをよりも速いペースで走ると痛みが発生します。

 それでも、LT強度くらいだったら継続して練習しながら徐々に足を回復させることができています。

 そんな中、割と速いペースとなる5000mレースへの出場を決めました。知人と共に走れるレースはあまりないため「楽しく走りたい!」と思ったからです。

 7月から比較的順調にリハビリが進み、徐々に持久力が戻ってきました。

 今回のレースに向けてはトレーニングで走る距離を減らすテーパリングも全く行っていませんが、現状がどのくらいのレベルにあるのかの把握をしたいと考えました。

レース目標、レースプラン

 まだ持久力が徐々に戻ってきている段階です。

 最近のLTトレーニングペースから推測すると18分20秒(3:40/km)程度でなら走れそうですが、実際には走ってみないとわからない、といった状況です。

 知人が一緒に走り、そのラン仲間の走るペースがおよそ3:40/km前後だと予想されるので、3:40/kmくらいを目安についていく、といったプランとします。

レースレポート

 ではレースレポートです。

起床~スタート直前

 やっとレースに出てみよう、という気持ちになってきた。

 2023年1月に故障してから、本当に長い戦いだった。

 いくら安静にしても全く痛みがなくならない。痛めた当初は「いい機会だからしばらく休養しよう」と思って休み始めたが、1か月、2か月たっても全然良くならない。

 休み始めて2.5か月経過したところで「これはおかしい」と思い、積極的に治すことに決めはり治療を始めた。

 はり治療を始めてからは、それまでまったく良くならなかった痛みが徐々になくなっていった。「もっと早く治療を始めておけばよかった・・・」と本当に後悔した。

 7月からようやく、軽いポイント練習もできるようになってきてランニングも軌道に乗ってきた。しかし、長い休養と、その間の体重の増加(軽く4kgは増えた)で、怪我前のパフォーマンスからは大きく離れてしまっていた。

 怪我前はジョグの延長線上で走れていた4:00/kmのペースが、復帰直後はLT走くらいの強度になっている。

 また一から作り直さないといけないと感じた。でも、ランニング人生は長いし、これが一つの転機になってくれればいいなと前向きに考えている。

 今日の起床時間は4:30。毎日のトレーニングでは4:00に起きて走り始めるが、今日は朝走らないのでゆっくり起きることにした。

 いつも通りInbodyで体重を測定すると、体重68.0kg・体脂肪10.6%。昨年のベストパフォーマンスの時には、体重が63kg、体脂肪が7.0%くらいだった。

 朝食はいつも通りにご飯150g、卵2個、納豆1パック。最近は走り終わった直後に必ず牛乳200mlとプロテインを摂るようにしている。

 今日は走ってはいないけど、プロテインは飲んでおいた。

本日のランニングギア。

ランニングギア
  • ナイキ エアロスイフト シングレット
  • ナイキ エアロスイフト ショーツ
  • ドラゴンフライ
  • タビオ T&F
  • エアフライ AF-301
  • ガーミンダイナミクスポッド
  • ガーミンHRM Dual

 前日から妻と娘が、妻の実家に帰っていて家には一人。

 レース前じゃなかったら、好きなところに出かけて好きなものを食べたりできるのだが、レース前はそういうわけにもいかないため、結局家で料理したり掃除したりする。

 レース開始は18時45分で、最寄りの駅から会社のラン仲間に車で競技場まで連れて行ってもらえる。最寄り駅に17時前に到着すればいい。

 予定通りの電車に乗るために、16時10分頃に家を出た。タイミングとしてはちょっと早かったけど、歩きながらカフェインとしてZONEを飲んだ。

Zoneカフェイン

  予定通りの電車に乗れたのは良かったのだが、沿線上でトラブルが起こったようで、乗る予定だった電車の終点が変わってしまっており、目的の駅まで行けなくなっていた。

 泣く泣くラン仲間に連絡をして、別の駅に迎えに来てもらえることになった。本当に感謝しかない。

 車に乗せてもらった後、陸上競技場に到着。町民のための陸上競技大会であったため、知り合いが何人かいた。

 ウォーミングアップはレース開始の1時間前くらいから開始。ちょっと早い気もしたが、みんなとジョギングしながらゆっくり体が温まればいいと思った。

 ウォーミングアップ自体は3kmくらいのジョグ。心拍数は140bpm前後で推移していた。

 競技開始30分前に5000mのスタート地点で最終受付をした。最終受付後はスパイクに履き替え、3本の流しをした。

 トレーニングの時には3分20秒を切るペースで走ると、座骨神経痛の痛みが発生していたが、いざスパイクで競技場を走ってみると、2分50秒/km程度のペースでも多少の違和感で走れることが分かった。

スタート~ゴール

 いよいよスタート。目標ペースは3:40/km。

 自己ベストを目指すようなレースだと、3:12/km程度のペースで入らないといけないため精神的にも緊張感が高いが、3:40/kmでいいと思って走り始めるのはだいぶ楽。

 実際、3:40/kmで走り始めると、かなりゆっくりに感じた。最近の練習では3:50/km程度でしか走っていなかったが、3:40/kmもかなりゆっくりだった。

 でも、後半きつくなることは予想されたため、3:40/kmをキープすることにした。一定のリズムで走っていると自然と3:40/kmはキープできたので、「このくらいなら走り切れるな」と直感的に感じた。

 そこからは3:40/kmを維持して巡行した。走っている途中は終始余裕を持つことができた。

 ラスト1000mになって、スパートをかける力は残っていた。しかし、ラスト一周でペースアップをしようとしたところ座骨神経痛の違和感が強くなり、「これ以上ペースを上げるのは良くないな」と判断して、自重した。

 すると、後ろについてきていた会社のラン仲間に、見事に抜かれてしまった。抜かれた後に「やばっ」と思って抜き返そうとペースを上げようとしたが、足の違和感を感じ、それ以上ペースを上げることはできなかった。

 ゴールしたところで時計を見ると、18:20。ほぼ予定通りのタイムだった。

レース振り返り

 今回のレースは、復帰戦ではありますが、トレーニングの一環として出場しました。

 かなり良い収穫だったのは、3:40/kmで走っても足の違和感が悪化することがなかったことです。翌日朝にもロングジョグをしましたが、足の痛みはなく、トレーニングを終えることができました。

 レース中のランニングピッチが平均174回/分と、かなり少ないことがわかりました。ストライドが1.62mまで伸びています。

 トレーニング中のランニングピッチもなかなか上がってこないため、まずは足の違和感を克服しランニングピッチを怪我前程度まで戻していく必要があると感じています。

 ランニングデータの解析は、調子がほとんど戻り切ってから再開しようと考えています。

 まずは、怪我前と同じ程度で走れるくらいに戻すことを最優先としたいです。

今後の方針

 足の違和感がほとんどなくなるまでは、LT強度を上限としてトレーニングを継続していきたいと考えています。

 LT強度までだったら、足の違和感を回復させながらトレーニングを継続できることがわかってきました。

 次は9/24の3000mレースを予定しています。今のトレーニング内容を維持しながら、足の違和感を回復させることに努めたいと考えています。

※「ランニングを科学する」では、筆者の知識・経験のアップデートと共に都度改定を行っています。

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