※「ランニングを科学する」では、筆者の知識・経験のアップデートと共に都度改定を行っています。改訂履歴は記事の最後に記載しています。
【アシックス ゲルニンバス 25 レビュー】最上級のクッション性と履き心地を搭載
- アシックスのゲルニンバス25が気になっている
- ノバブラストやグライドライドとの違いは?
- どのくらいのペースで走るのに適している?
「ランナーが選ぶ、最も快適なランニングシューズ」と言われる、アシックスのゲルニンバス25が気になっているランナーの方も多いのではないでしょうか。
ここでは、ノヴァブラストやグライドライドと比較しながら、ゲルニンバス25のクッション性や履き心地について徹底解説します。
私は社会人から本格的にランニングを始めた市民ランナーです。月500km程走り、競技志向でランニングに取り組んでいます。
私自身、ランニングシューズが好きなこともあり、これまで何十足もランニングシューズを履いてきました。
本記事では、ゲルニンバス25の履き心地やフィット感、推進性等を徹底解説し、おすすめ使用用途を提案します。
- クッション性がかなり高い。グライドライドのような「前に転がる感覚」を感じる
- アッパーの伸縮性が高く、足当たりが良い。かかとのフィット感が高い。
- フィット性を高めるための工夫が多くされている
- スピードを出すには適していない
- 初心者には間違いなくおすすめできる一足
- 遅めのジョギングで使うことがおすすめ
ゲルニンバス25を購入した理由
私自身が普段ジョギングシューズとして使用しているのは、ノヴァブラスト3・グライドライド2・ペガサス39になります。
ノヴァブラスト3とグライドライド2の走行距離が伸びてきており、買い替えを検討していました。
ペガサス39は、適度なクッショニングである程度スピードが出せるモデルであり、比較的速めのジョグまで使用できるスペックを持っています。
一方、ノヴァブラストやグライドライドは、遅めのジョギングで頻度高く使用しています。練習の内訳としても、遅めのジョギングが練習の60%以上を占めます。
遅いペースでのジョギング用シューズの買い替えであったため、クッション性が非常に高いと評判のゲルニンバス25を選択しました。
クッション性能と走行性能について
ゲルニンバス25には、これまで感じたことが無いクッション性の高さに加えガイド感があります。
非常に高いクッション性がある
ゲルニンバス25は、ヒール部にPureGELを内蔵。ミッドソールにはFF BLAST ECOが全面的に使用されています。
5:00/km程度のジョギングペースで走ってみると、これまでに感じたことが無いクッション性を感じました。
ノヴァブラスト3はバウンド感を感じる、弾力のある柔らかさですが、ゲルニンバス25では、接地感のやわらかさをより強く感じます。
「脚への負担が少なそうだ」と、強く感じるレベルです。
グライドライドのようなガイド感
公式には記載が無いのですが、グライドライドのようなガイド感を強く感じます。
特に、足を接地すると、自然と前に転がるような感覚があります。
グライドライドなどにも採用されている、ガイドソールテクノロジーが使われているような感覚です。
ノヴァブラスト3のクッション性をさらに向上させ、グライドライドシリーズのガイド感を両立させたシューズだと感じました。
フィット感:足当たりが非常によく、かかとのフィット性が高い
ゲルニンバス25は、フィット性を高めるための工夫がされていると感じました。
細部へのこだわりが強く、値段がある程度高くなってしまうことも理解できます。
アッパー素材の伸縮性が高く、足当たりが気持ちいい
靴ひも(シューレース)を固定するために、ワイヤー構造が採用されています。
ワイヤー構造のおかげで、足へ満遍なくフィットするように靴紐(シューレース)を縛ることができます。
アッパー素材の伸縮性がかなり高いです。紐を強く結んでも、足の一部が痛くなってしまったり、甲が圧迫されにくくなっている、と感じました。
かかとのフィット感が良い
かかとには、着脱用の持ち手がついています。
かかとへのフィット感を高めるための工夫がされています。アンクルパッドのような形状の素材があります。ヴェイパーフライネクスト%で採用されているような構造です。
これらの構造により、足当たりの気持ちよさが、非常に高いレベルで実現されているのだと感じました。
スピードを出すにはもたつく感覚がある
ゲルニンバスで試しに4:00/km程度までスピードを上げてみたところ、もたつき感を感じました。
クッション性の高さと引き換えに、接地時のレスポンスが遅く感じます。
また、アッパーの伸縮性が高いことで、足当たりは高いものの、スピードを出すと、素材内で足が少しぶれる感覚がありました。
やはり、比較的遅めのジョギングで使うことが想定されていそうです。
初心者にはかなりおすすめのシューズ
クッション性が非常に高く、履き心地が気持ちいいこともあり、比較的遅めのジョギングで使用することがおすすめの使用用途です。
かかとにGEL素材が使われていること、ガイド感を感じることから、ヒールストライクからフォアフットまで、どんな走法のランナーでも使えるシューズであると感じました。
少し値段は高いですが、初心者の方が履くには良いシューズに仕上がっているのではないかと思います。
ノヴァブラスト3やグライドライドで満足できているランナーの方であれば、加えてゲルニンバス25を買う必要はないかもしれません。
しかし、それらの買い替えとしてであれば、かなりおすすめできる一足です。
私自身で継続して使用していく中で、使用用途もさらにアップデートしていきたいと考えています。
上でも述べた通り、速いペースで走る事には適していません。あくまでもジョギングシューズとして使用するのが良いと感じます。
他にも、おすすめできるランニングシューズを次の記事で紹介していますのでご参照ください。
重量(重さ)・グリップ性能・耐久性(寿命)
重さ、耐久性について紹介します。
重量(重さ):実測 27.5cmで304g
重さは、27.5cmの実測で304gでした。
グリップ力
アウトソールにはAHAR+が採用されています。ノヴァブラスト3にも採用されている、耐久性が高い素材です。
AHAR+は、グリップ性がそこまで高くないので、濡れた路面では滑りそうです。
耐久性・寿命
ミッドソール・アウトソールの耐久性に関しては、継続して使用していく中で都度アップデートしていきます。
安く購入する方法
ゲルニンバス25を購入するには、アシックスの公式通販か、Amazon・楽天・Yahoo等の通販となります。
ポイント等を活用できる分、Amazon等の方が安く購入できるかもしれません。
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