※「ランニングを科学する」では、筆者の知識・経験のアップデートと共に都度改定を行っています。改訂履歴は記事の最後に記載しています。
【ランナーの足裏のケアに】リカバリーサンダルおすすめ3選を徹底解説
- リカバリーサンダルの選び方を教えて
- リカバリーサンダルで得られる効果は何?
- いろいろなメーカーからリカバリーサンダルが売られていて、どれを選べばいいかわからない
暑い時期に備え、どのリカバリーサンダルを買えばいいか迷っている方に、リカバリーサンダルおすすめ3選を紹介します。
私は、社会人から本格的にランニングを始めた市民ランナーです。月500kmほど走り、競技志向でランニングに取り組んでいます。
私自身、月500kmも走っていると、だんだんと足裏の痛みを感じてくることがあります。
移動できるようなサンダルも持っていなかったので、リカバリーサンダルに着目し使い始めました。
ここでは、「これだけ選んでおけば間違いない」と考えた、おすすめのリカバリーサンダルを3つ紹介します。
本記事を読めば、後悔しないリカバリーサンダル選びができるようになります。
- ウーフォス、ホカオネオネ、テリックのリカバリーサンダルがおすすめ
- アーチサポート性、クッション性、フィット感、デザイン、履き心地、歩きやすさが選ぶ要素となる
- デザインで選ぶならウーフォス、フィット感で選ぶならテリック、開放感ならホカオネオネをおすすめ
- サンダルで長時間歩こうと思っているか、お出かけなどの普段使いと併用するか、などを考える必要がある
リカバリーサンダルおすすめ一覧
本記事で紹介する、リカバリーサンダルのおすすめ3選を紹介します。
横にスライドできます→ | ウーオリジナル (OOriginal) | オラリカバリースライド3 | W-STRAP |
---|---|---|---|
メーカー | ウーフォス (OOFOS) | ホカオネオネ (HOKA ONEONE) | テリック (TELIC) |
アーチサポート | 強 | 普通 | 弱 |
クッション性 | 柔らかめ | 足裏はソフトな感触だが、ソールは硬めで安定 | 適度に硬め |
フィット感 | 良 | 緩め | 良 |
デザイン | カラー・デザインが豊富 | カラーは多い | カラー7種類のみ |
歩きやすさ | 普通 | 悪 | 良 |
レビュー | レビュー | レビュー | レビュー |
購入サイト | Amazon 楽天 Yahoo メルカリ | Amazon 楽天 Yahoo メルカリ | Amazon 楽天 Yahoo メルカリ |
おすすめリカバリーサンダル3選
私自身がおすすめする、リカバリーサンダル3選を紹介していきます。サイズ感は商品個別のレビューでそれぞれ行っています。ぜひ参照記事をご参照ください。
ウーフォス(OOFOS) ウーオリジナル(OOriginal)
ウーフォス(OOFOS)は、リカバリーサンダルを発売しているメーカーの中で最も知名度が高いです。
リカバリーサンダルと言えばウーフォス、と言えるくらいです。
履いてみると、今回紹介するサンダルの中では最もアーチサポートの強さ(土踏まず部の突き上げ感)を感じます。「これがリカバリーサンダルか」と思わせるような一品です。
クッションはとても柔らかさを感じます。気持ちがいい反面、歩くには少し不安定さを感じるため、長時間歩くには適さないかな、という感覚です。
リカバリーサンダルとしては値段も手ごろで、カラーとデザインの展開が豊富です。普段使いとしても取り入れやすいため、人気があると思われます。
ここではフリップフロップタイプのウーオリジナル(OOriginal)をおすすめしていますが、他にもスライドタイプやクロッグタイプのラインナップがあります。
担当者にヒアリングしたところ、どのタイプも機能は同一、です。以下が、OOFOS担当者様とのやり取り内容です。
- ・オリジナル
・オリジナルスポーツ
・オリジナル Luxe
・・・
などは、デザインが異なることはわかりますが、機能面での違いが、見た目からだとわかりかねます。それぞれで、フォームの量や形状に違いなどはあるのでしょうか。 -
OOFOSの商品につきましては、機能面はすべて同じで、デザインやカラー展開の違いのみでございます。お好きなデザインのものをお選びいただければと思いますので、ぜひ販売ページよりご覧ください。
ホカオネオネ(HOKA ONEONE) オラリカバリースライド3
厚底で有名なホカオネオネ(HOKA ONEONE)から発売されているオラリカバリースライド3です。
足裏はソフトな感触を感じつつ、歩いた感覚は、ちゃんと安定感があります。柔らかすぎないクッション性が特徴です。
クッションが二層構造になっており、ランニングシューズのノウハウが詰め込まれています。
私自身は27.5cmの足の長さで、リカバリースライド3は28.0cmを選びましたが、足の長さ的には0.5~1.0cm程度の余り、、足の甲のホールドは若干緩めです。
サイズ展開が1.0cm刻みになっています。本来であれば足の長さ的には27.5cmが適切なのですが、サンダルサイズが1.0cm刻みであるため、ジャストサイズを選べない状況でした。
27.0cmを選択できるかどうかは微妙なところです。若干指が枠から出てもいいと考えるなら、27.0cmを選べる可能性があります。
※小さめのサイズを選んだり、フリップフロップタイプを選べば、もっとホールド感が高まる可能性はあります。
テリック(TELIC) W‐STRAP
テリックのW-STRAPです。
ウーフォス、ホカオネオネのサンダルと比較して、クッションは硬めに設定されています。
履いた時の柔らかさは感じないですが、その代わり、アウトソールとミッドソールが硬めで安定感があり歩きやすい、サイズ展開が0.5cm刻みであるためジャストフィットなサイズを選びやすい、というメリットがあります。
特にサイズ選びの点に関しては、0.5cm刻みで選べるサンダルは意外と少なく、テリックの良さであると言えます。
私は27.5cmの足の長さで、サンダルサイズも27.5cmを選びましたが、本当にジャストフィットでした。
安定感とホールド性が高いことから、歩きやすさでは特におすすめできます。
リカバリーサンダルとは?
リカバリーサンダルは、主に運動後の足の回復を促すために設計されたサンダルです。
ランニングなどは、私たちの足裏に大きな負担がかかります。ランナーの中には足裏の怪我(足底筋膜炎等)に悩まされる方もいます。
リカバリーサンダルは、足裏の疲労感を軽減し、回復を促進するために重要な役割を果たします。
リカバリーサンダルはクッション性を高めるように設計されています。一部の製品ではアーチサポートが強化されているものもあります。
これらの理由から、リカバリーサンダルは、特に頻繁に運動を行う方々、特にランナーにとって、ケアの一環として取り入れられています。
リカバリーサンダルの選び方
リカバリーサンダルを選ぶ際には、以下の要素を考慮に入れることが重要です。
- アーチサポート性
- クッション性
- フィット感
- デザイン
- 履き心地
- 歩きやすさ
アーチサポート性
足のアーチ(土踏まず)が適切にサポートされているかは、リカバリーサンダルを選ぶ際の重要なポイントです。足のアーチを支えることで、足底筋膜炎やその他の足関連の問題を予防することができます。
クッション性
サンダルのクッション性は、足への衝撃を吸収し、運動後の足の疲労を軽減するために必要です。
フィット感
それぞれの足の形状とサイズに適したサンダルを選ぶことで、リカバリー効果と快適性が得られます。サンダルがきつすぎると圧迫感を感じ、ゆるすぎると不安定になる可能性があるため、適切なサイズとフィット感が重要です。
デザイン
デザインは個々の好みによるところが大きいですが、スタイリッシュなデザインのサンダルを選ぶと、普段使いとして気軽に履くことができます。
歩きやすさ
リカバリーサンダルで長時間歩くことを考えた場合、歩きやすさは重要です。滑りにくいソール、足をしっかりとホールドするストラップ等が必要です。
リカバリーサンダルの種類
リカバリーサンダルには、主にフリップフロップ、スライド、クロッグの3つの基本的なスタイルがあります。
フリップフロップ
フリップフロップスタイルのリカバリーサンダルは、通常、足の甲部分を通る一つまたは複数のストラップと、指間に挿入する部分で構成されています(鼻緒)。
ビーチサンダルのようなスタイルです。
フリップフロップは非常に簡単に脱ぎ履きができ、また通気性が高いため、暑い季節や屋内での使用に最適です。
しかし、フリップフロップはホールド感が弱いため長時間の歩きなどには不向きです。
スライド
スライドスタイルのリカバリーサンダルは、足を覆う広いストラップが一つまたは複数あるようなサンダルです。
別名でシャワーサンダルと呼ばれたりします。
スライドはフリップフロップよりも優れたホールド性があり、また調節可能なストラップがある場合、個々の足の形状に合わせてフィット感を調節することができます。
クロッグ
クロッグスタイルのリカバリーサンダルは、通常、覆われたつま先の部分とヒールストラップが特徴です。
これらのサンダルはホールド性と安定性に優れ、サンダルの中では歩きやすい部類となります。
一部のクロッグは、ストラップが取り外し可能または調節可能で、よりカスタマイズされたフィット感を得ることができます。
どのリカバリーサンダルが自分に合うかの判断方法
どのリカバリーサンダルが自分に合うかを判断するために、考えておきたい要素は以下の通りです。
- サンダルで長時間歩こうと思っているか
- お出かけなどの普段使いと併用するか
リカバリーサンダルの効果である、疲労回復やアーチサポートについては、ある程度のクッション性とアーチサポート性があれば、各メーカーの品物で大差はないと考えます。
今回紹介した3つのリカバリーサンダルであれば、リカバリーサンダルの効果については同等、と考えてよいと思います。
一方、サンダルで長時間歩くことを想定している場合は、できるだけジャストフィットなサイズを選び、ホールド性が高い製品を選ぶ必要があります。
足の形状や足の長さにもよりますが、細かくサイズ展開をしているテリックは、ジャストフィットを目指す方にはおすすめです。
普段使いと併用する場合には、デザイン性を重要視したいと思う方が多いと思います。ウーフォスは多種多様なデザインとカラー展開があるので、普段使いには適していると思います。
まとめ
最後に、おすすめのリカバリーサンダルと選び方について再び示します。
- ウーフォス、ホカオネオネ、テリックのリカバリーサンダルがおすすめ
- アーチサポート性、クッション性、フィット感、デザイン、履き心地、歩きやすさが選ぶ要素となる
- デザインで選ぶならウーフォス、フィット感で選ぶならテリック、開放感ならホカオネオネをおすすめ
- サンダルで長時間歩こうと思っているか、お出かけなどの普段使いと併用するか、などを考える必要がある
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