※「ランニングを科学する」では、筆者の知識・経験のアップデートと共に都度改定を行っています。改訂履歴は記事の最後に記載しています。
【コスパ抜群】SOUNDPEATS Capsule3 Proの徹底レビュー 性能の高さに感動
- SOUNDPEATS(サウンドピーツ)の新商品、Capsule3 Proが気になる
- アクティブノイズキャンセリング(ANC)はどのくらい高機能?
- ランニング用のイヤホンとして使える?
低価格・高品質が売りのSOUNDPEATS(サウンドピーツ)からCapsule3 Proが発売されました。高機能と安さを両立できるイヤホンを探している方も多いのではないでしょうか。
私は社会人から本格的にランニングを始めた市民ランナーです。月500km程を走り競技志向でランニングに取り組んでいます。
ほぼ毎日ランニングをしていますが、ランニングをするときは常に音楽を聴いたり動画を流しています。仕事も在宅勤務によりオンラインでの会議がほとんどです。
そのため、イヤホンの性能に注目しています。ランニングをしてもぶれない、長くつけていても違和感が無い。音だけでなく付け心地にもこだわってイヤホンを選ぶようになりました。
ここでは、SOUNDPEATS様からご提供いただいた新商品Capsule3 Proを徹底レビューします。
本記事を読めば、ノイズキャンセリング機能や音質、装着感等の特徴が分かり、AirPods等との比較を通して、Capsule3 Proがどのようなシーンに適しているかが分かります。
- 総じてコストパフォーマンスが非常に高い
- 見た目や質感は値段相応
- ノイズキャンセリング機能を十分に感じる。周囲の音がほとんど聞こえない。
- かなりぴったりフィットする。そのため耳から外れにくく軽い運動なら使用可能。
- 重低音に優れている。値段以上の質を感じる。
- ランニングで使うときはノイズキャンセリングを使わないことをおすすめ
Capsule3 Pro:コスパが高い 高機能と安さが両立
SOUNDPEATS(サウンドピーツ)の製品はどれも低価格と高機能の両立を重視しています。
私は、AppleのAirpodsやAnkerのSound Coreを使用してきましたが、それらと比較してCapsule3 Proはコストパフォーマンスが非常に高い製品だと感じます。
特にノイズキャンセリング機能、重低音の質、連続再生時間が良いと感じました。
soundpeats製品 性能比較表
soundpeats(サウンドピーツ)から発売されている製品の性能比較表を示します。
多くの製品が発売されているため、どのような機能がアップデートされているのか、わからない方もいらっしゃると思いますので、こちらで整理しました。
→横にスライドできます | Capsule3 Pro | Mini pro HS | Air3 Deluxe HS | H2 | Sonic Pro | T2 |
---|---|---|---|---|---|---|
形式 | カナル | カナル | インナーイヤー | カナル | カナル | カナル |
ドライバー方式-1 | 12mmダイナミックドライバー | 10mmダイナミックドライバー | 14.2mmダイナミックドライバー | 8mmのダイナミックドライバー | 2基のバランスドアーマチュアドライバー | 12mmダイナミックドライバー |
ドライバー方式-2 | 1基のバランスド・アーマチュアドライバー | |||||
再生周波数帯域 | 20Hz~40KHz | 20Hz~40KHz | 20Hz~40KHz | 20~20KHz | 20~20KHz | 20~20KHz |
対応コーデック | AAC,SBC,LDAC | AAC,SBC,LDAC | AAC,SBC,LDAC | SBC、AAC、aptX、aptX Adaptive | SBC、AAC、aptX、aptX Adaptive | SBC 、AAC |
Bluetooth | V5.3 | V5.2 | V5.2 | V5.2 | V5.2 | V5.1 |
最大持続時間 (本体) | 8時間 | 8時間 | 5時間 | 5時間 | 15時間 | 10時間 |
最大持続時間 (ケース込み) | 52時間 | 28時間 | 20時間 | 20時間 | 45時間 | 30時間 |
充電時間 | 1h | 1.5h | 1.5h | 1.5h | 1.5h | 2h |
通話ノイズキャンセリング | ENC | ENC | ENC | cVc 8.0 | cVc 8.0 | ENC |
ANCノイズキャンセリング | 〇 | 〇 | × | × | × | 〇 |
防水性能 | IPX4 | IPX5 | IPX4 | IPX4 | IPX5 | IPX5 |
Capsule3 Proは、ほとんどの項目で最新にアップデートされていることが分かります。
スペックにおいて特筆すべきなのは、持続時間の長さと充電時間の短さです。
外観・質感:値段相応
Capsule3 Proの外観です。
定価は8480円です。充電ケースとイヤホンの質感は値段相応といった感じです。
付属品は次の通りです。
- イヤホン本体
- 充電ケース
- イヤーピース(サイズは3種類付属)
- USB-TypeC 充電ケーブル
イヤホン本体です。イヤホンの側面をタップすることで操作することができます。
充電ケースの下部にペアリングモードへ移行するためのボタンがあります。充電口はType-Cです。
ノイズキャンセリング機能の高さに感動
Capsule3 Proはノイズキャンセリング機能にこだわっています。
- ハイブリッドアクティブノイズキャンセリング(ANC)
- 風切り音の低減
- ENCノイズキャンセリング
これらノイズキャンセリング機能の詳細は公式HPをみていただきたいのですが、実際に使用してみると、その機能の高さに驚きました。
イヤホンのタップ(左のイヤホンを1.5秒間タップする)によって、ノーマルモード/ノイズキャンセリングモード/パススルーモードを選択できます。
ノイズキャンセリングモードにすると、ほとんど周囲の音が聞こえなくなることがよくわかります。
周囲の雑音が消えるだけで、音質の高さが際立ちます。イヤホンの音質は、周囲の音がどれだけさえぎられているかによってかなり影響を受けることがとてもよくわかります。
パススルーモードにすると、イヤホンを付けていないときと同じくらいに外の音が聞こえるようになります。
自転車に乗るときなど、周りの音がある程度聞こえないといけない状況になっても、簡単に切り替えが可能です。
これまでのイヤホンで、ノイズキャンセリングの有無をここまで実感したことはありませんでした。
フィット感が高い:軽い運動なら使える
使う人の耳形状によって異なるとは思いますが、イヤーピースのサイズを適切に選べば、フィット感はとても良いです。
少しくらいの振動では落ちる気配はありません。
ランニングや筋力トレーニング等の軽い運動であれば、イヤホンを付けた状態で行えます。
重低音に優れている
重低音がとても優れています。
比較対象は、AppleのAirpods、AnkerのSoundcore、ShokzのOpenrun proで、イヤホン形状が異なるものとの比較にはなりますが、その中では重低音が最も優れています。
音質自体が、外の音がどれだけ遮断されているかによる部分が多いことも事実で、ノイズキャンセリング機能があってこその音質だということを改めて感じました。
ランニング用イヤホンとしての評価
私自身、ランニング用イヤホンとしてShokz OPENRUN PROを使用しています。それと比較する形で評価しました。
ランニング用としてはOPENRUN PROの方が良い
私自身は、ランニング用イヤホンとして使用する場合はShokzのOPENRUN PROの方が優れていると感じています。
OPENRUN PROの方がそもそも値段も高く、同じ土俵では比較できないかもしれません。Shokzからはコストパフォーマンスに優れたモデルであるOPENMOVEも発売されています。
Shokzの製品は骨伝導スピーカーとなっており、耳の中に汗が溜まることが無いため非常に快適です。
ランニング用として重要視するのは、「汗をかいても気にならない快適さ」「周囲の音が聞こえることによる安全性」の2点です。
これらの点に関しては骨伝導スピーカーであるShokz製品の方が優れていると感じます。
ランニング用で使うならノイズキャンセリングは不使用に
1点注意する点は、屋外のランニング等、周囲の音を取り入れなければならないシーンで使う場合はノイズキャンセリング機能をオフにするべき、ということです。
外の音がほとんど遮断されるため、後ろから自転車が来ている時などに聞こえる音が全く聞こえなくなります。
特にランニングをしている時には、周囲の音から得られる情報が無くなると安全性が低下します。自転車とぶつかってしまうと、大きな怪我につながりかねません。
ランニングで使用する場合には、ノーマルモード、もしくはパススルーモードで使用するようにします。
購入方法と値段
Capsule3 Proの購入方法は次の通りです。
- Amazon、楽天、Yahoo 等の通販
- 公式ホームページ
おすすめは、Amazonや楽天等の通販サイトです。セール時を狙えば、定価よりもだいぶ低い価格で購入することができます。
参考になれば幸いです。
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