※「ランニングを科学する」では、筆者の知識・経験のアップデートと共に都度改定を行っています。改訂履歴は記事の最後に記載しています。
【Shokz OPENRUN PROレビュー】最高の付け心地と高い音質が両立
- OPENRUN PRO(オープンランプロ)が気になる
- 「OPENMOVE」と「OPENRUN PRO」は何が違うの?
- ランニング・ジョギング用のイヤホンを探している
「OPENRUN PRO(オープンランプロ)を買おうかどうか迷っているけど、他のモデルと比較して違いがよくわからない」と思っている方も多いのではないでしょうか。
私は、社会人からランニングを始めた市民ランナーです。月500km程を走り、競技志向でランニングに取り組んでいます。
走る時には常にイヤホンを付けており、Youtubeを流し聞きしたり、音楽を聴きながら走っています。
ここではShokzの骨伝導スピーカー、オープンランプロについて紹介します。
ランニング・日常生活用として使用したときの感触等を述べていきます。エントリーモデルであるOPENMOVE(オープンムーブ)も所持しているので細かい比較ができます。
本記事を読めば、オープンランプロが他のモデルと比較して何が違うのか、付け心地はどうなのか、購入する価値があるのかが分かります。
私なりの結論としては、「音質にもこだわるならOPENRUN PRO(オープンランプロ)を選ぶべき。音質にこだわらないならOPENRUN(オープンラン)で十分」です。
- 日常生活でも併用するなら、オープンランかオープンランプロを選ぶべき
- 音質にこだわる場合はOPENRUN PROの価値がある
- 1年半使用後にフレームが破損して使用不可になった
モデル比較まとめ(OPENMOVE・OPENRUN・OPENRUN PRO)
Shokzのランニング向けラインナップの製品を表1にまとめました。性能が異なる点をピックアップしています。
製品名 | OPENMOVE | OPENRUN | OPENRUN PRO |
---|---|---|---|
定価 | 11,880円 | 17,880円 | 23,880円 |
材質 | ヘッドバンドチタン | フルチタン | フルチタン |
骨伝導技術 | 第7世代 | 第8世代 | 第9世代 |
バッテリー駆動時間 | 6時間 | 8時間 | 10時間 |
充電時間 | 2.0時間 | 1.5時間 | 1.0時間 |
防水・防塵規格 | IP55 | IP67 | IP55 |
重量 | 29g | 26g | 29g |
OPENRUN PRO購入時の付属品
OPENRUN PROには、以下の付属品があります。
- OPENRUN PRO本体
- 収納ケース
- 専用充電ケーブル
使用方法について
基本的な使用方法は、全モデル共通となっています。
詳しい使用方法は取扱説明書をご確認頂きたいのですが、OPENMOVEのレビュー記事にも掲載していますので、そちらをご参照ください。
OPENRUN PROは長時間の運動でも快適に取り組むことが想定
担当者の方にインタビューをしました。
OPENMOVEとOPENRUN・OPENRUN PROでは、製品コンセプトが異なります。
OPENMOVEは、日常生活(通勤やコンビニやスーパーでの買い物、ジョギングなどのアウトドアアクティビティなど)が主な使用場面として想定されています。
一方、OPENRUN・OPENRUN PROは、ランニングなどの長時間のワークアウトでも快適に取り組むことが想定されています。
そのような場面での活躍を期待して、フルチタニウムで激しい動きでもずれることのない装着感に拘りがある製品になっています。
OPENRUN PROは耳上への違和感が無く付け心地が良い
OPENMOVEとOPENRUN PROで最も異なる点は、その「付け心地」にあると感じています。
写真の通り、OPENMOVEとOPENRUN PROでは基本形状が異なっているため、特に耳上部への当たり方に大きな違いを感じます。
ランニング中のみ使用するのであれば、比較的短時間で済むので気にならない程度です。
しかし、日常生活や在宅勤務等で併用する場合には、長時間身に付けることになるため、付け心地の重要性が増します。
個人的な感想としては、スポーツと日常で併用する場合はOPENRUN、OPENRUN PROを選択することをおすすめします。
OPENMOVEをテレビ会議等で長時間使用しましたが、耳の上の違和感が大きく感じました。
一方、OPENRUN PROでは、8時間つけていても特に違和感を感じることはありませんでした。
OPENRUN PROのメリット
OPENRUN PROのメリットを紹介します
素晴らしい音質:OPENRUNとOPENRUN PROの比較
OPENRUN PROは、第9世代の骨伝導技術を採用しています。
まず、OPENRUN PROとOPENMOVEを比較すると、明らかにOPENRUN PROの音質が勝っています。低音に限らず、伝わってくる音がクリアに聞こえます。
気になるのは、OPENRUNとOPENRUN PROの違いです。
OPENRUN PROは私自身で所持しており、OPENRUNは妻の弟が所持しているものを借りて、聞き比べをしました。
OPENRUNとOPENRUN PROで、明確に音質が異なります。
OPENRUN PROの方がクリアで、透き通るような重低音を楽しむことが可能です。
音質にこだわる場合はOPENRUN PROを選択する価値があると素直に感じました。
急速充電の速さ:たった5分の充電で1.5時間使用可能
OPENRUN PROはたった5分の充電で1.5時間使用可能です。これは個人的に、素晴らしい技術だと感じます。
OPENRUN PROの急速充電によって、下記のようなシーンではとても助かります。
- 次の会議までに時間が少ししかないが、イヤホンのバッテリーが切れそう
- ランニングで使おうと思ったら、バッテリーが少ない
日常生活で併用していると、意外とバッテリーが残りわずかになっているシーンが多くあります。そんな時には、急速充電機能がとても重宝すると考えています。
OPENRUN PROのデメリット
OPENRUN PROのデメリットを述べます。
充電ケーブルが専用タイプである
急速充電を実現するためなのか、充電ケーブルは専用タイプになっています(OPENRUN・OPENRUN PROは共通)。
OPENMOVEはType-Cの充電ケーブルが使用できたため、他電子機器とケーブルを共通化できました。
この点は、OPENMOVEと比較した時の、唯一の改善点だと感じました。
値段が高い
OPENRUN PROは2万円以上します。一方OPENRUNは2万円以下で購入可能、OPENMOVEは、セールの時を狙えば1万円以下で購入可能です。
あくまで走る時だけの使用であれば、2万円以上を出してOPENRUN PROを購入するメリットは少ないかもしれません。
OPENRUN PROを購入すべき人:スポーツと日常生活で併用し音質にこだわる場合
以上で述べてきたことから、OPENRUN PROを購入すべき人は、次のような方だと思います。
「スポーツと日常生活で併用し、かつ、音質にこだわる場合」
私は長らくOPENMOVEを使用してきましたが、正直、日常生活や仕事で併用したいとは思いませんでした。
しかしOPENRUN PROは、日常生活で積極的に併用したいと思わせる快適さと機能を持っています。
私はAirPodsとOPENMOVEを併用して生活してきましたが、これを機に「OPENRUN PRO1つにまとめようかな」と考えるほどです。
後日談:フレームが折れて使用不可になった
使用し始めてからまだ1年半程度ですが、オープンランプロのフレームが折れてしまい、使えなくなってしまいました。
まさかこの部分が折れるなんて想像していませんでした。
実際、このフレーム部分が折れてしまうと、耳に固定できなくなり、実質使用できなくなります。
ランニングやテレビ会議等、頻繁に使用していることは事実ですが、フレーム部の耐久性は低めなんだと感じました。これだけの短期間で壊れてしまうと、どれだけ良くてもリピートはないと考えています。
もっと丁寧に使用すれば、破損することもないと思います。
安く購入する方法
OPENRUN PROの購入方法は下記となります。
ポイント付与率や割引率を考慮すると、最もおすすめな購入方法はAmazon、楽天、Yahooのサイトでの購入です。
- Amazon、楽天等の通販サイト
- 公式HP
- 家電量販店ECサイト(ヨドバシ、ヤマダ)等
以上の情報を参考に、是非ご検討してみてください。
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