【びわ湖マラソン2026出走しました】レースレポート

2026年3月8日に滋賀県大津市で開催されたびわ湖マラソン2026に出走しました。
本記事はびわ湖マラソン2026のレースレポートになります。会場へのアクセス、レース会場の状況、ウォーミングアップについて、レース前の整列、コースの特徴などを紹介していきます。
本レースまでの取り組み
今回のびわ湖マラソンは、2025-2026年シーズンにおける2本目のフルマラソンです。
1本目は2025年12月に出場したみえ松阪マラソンで、記録は2時間48分でした。直前に足を痛めたうえ、レース当日はつよい雨が降り、コンディションが最悪でした。
みえ松阪マラソンの後、しばらく脚の調子が戻り切らない期間が続きましたが、2026年の1月の中旬以降、徐々に痛みが改善されてきて、2026年2月以降は痛みなく走れるようになっていきました。
2025年までの取り組みを振り返り、トレーニングの内容をもう一度見直しました。なかなか4年近く前の自己ベストに及ばない走力で停滞してしまっているためです。
仕事が忙しい中、お昼の時間が限られている中で無理して二部練習をしたりするなど、練習を増やすことに躍起になっていました。体への負荷はかかっているものの、そこから回復する余裕がないことが走力停滞の原因だと考えました。
2026年からは、2021年以前と同様にトレーニングをすべて一部練習に戻しました。これにより体の余裕度も上がり回復が間に合う感じになってきました。
結果として、1月以降徐々に調子を取り戻していきました。脚の痛みもなくなり、疲労感もなくなりました。2月の途中で出場した練習としての30km走も、1時間51分44秒で走れています。
レースの位置づけと目標
今回は、力を出し切るようなレースにしようとは思っていません。あくまでも最後まで余裕をもって走り切ることができるような努力感で走りたいと考えています。
理由としては、3月以降のトレーニング・トラックレースに備えていきたいと考えているためです。また、結果的に余裕をもって走った方がタイムは良い可能性もあります。あくまで心の持ちよう、ということです。
目標タイムとしては、2時間40分切りです。疲労を残し過ぎず、最後までペースダウンすることなく押し切れるタイムはこのくらいだと考えています。
直前1週間のトレーニングでは通常通りのポイント練習をこなし、直前2日間だけ走行距離を落とす調整としました。これでも筋疲労は十分に抜けていて、「質の高い距離走」はできる状態です。
レースレポート
ではレースレポートです。
起床から会場へのアクセスまで
起床は4時25分。前日は21時過ぎには就寝したので7時間以上の睡眠時間が確保できた。いつもよりも長めでいい感じ。
今日は、びわ湖マラソンのスタート時間が朝の8時20分であるにもかかわらず、愛知から当日入りで向かうタイトなスケジュール。乗り換え案内では表示されない電車の乗り換えを実現しないといけない。
宿泊を伴うマラソン大会は正直かなりハードルが高い。金銭面というよりも家庭内調整のハードルだ。当日入りできることがとても重要であり、逆に言えば、当日入りできる大会にしか出場が難しい、という面もある。
起床直後にいつも通り、Inbody Dialで体組成を測定。体重65.3kg、体脂肪率8.7%。今回はかなり注意してしっかり食べるようにしたうえに、パラチノースを就寝前に摂取する二段構えでカーボローディングを実行した。
朝食はいつも通り。白米ともち麦を半々にしたご飯250g、目玉焼き2個、納豆1パック。普段なら野菜や汁物を摂るが、今日は余計なものは食べない。
レースに使うランニングギアは以下。

- エルドレッソ シングレット
- アシックス METASPEEDベースレイヤー
- SA1NT P1 エリート・コンプレッション ショーツ
- タビオ レーシングラン・プロ5本指
- ミズノ ハイパーワープエリート
- エアフライ AF-301
今回初めてアシックスのMETASPEEDベースレイヤーを使う。先日、公式サイトで在庫が復活していたタイミングで購入できた。気温も下がる予報だったのでちょうどよかった。
家を5時40分頃に出ないと間に合わないので、起きてから意外と時間がない。栄養としては、パラチノース30gとインスタントスティックコーヒー3本を混ぜたスペシャルカフェイン増強コーヒーと、フルマラソン後のリカバリープロテインを準備した。
準備を終え、家を予定通りに出発。新幹線は自由席で予約した。指定席を確認するとがらがらで、自由席でも座れると考えた。新幹線のホームには13分前くらいに到着したが、名古屋が始発の電車で自由席でも余裕で座れた。
新幹線に乗ってひと休憩。乗っている間にジェルの確認を行った。カーボローディングと補給用ジェルについては後で詳しく解説したい。

新幹線に乗っている間に、京都駅での乗り換えをイメージトレーニングした。新幹線到着から6分で在来線に乗り換えが必要。京都駅はほとんど使ったことがなく、広さのイメージがないので全く想像がつかない。

名古屋から京都駅は40分かからない。乗ってからすぐに到着した。降りてみると、自分と同じような乗り換えをするランナーが散見された。

京都駅は意外に狭く、新幹線から在来線への乗り換えもすぐにできた。予定通りの電車に乗ることができた。
JRで行く場合、びわ湖マラソンの最寄り駅は大津京駅。京都駅から10分で到着するアクセスの良さ。降りると補助員の方が案内してくれるので、会場まで迷うことはない。
会場に到着すると、すでに多くのランナーが準備を進めていた。
会場には雨をしのげる場所がほとんどない。雨が降ったときは悲惨になることが想像されるところが不安だが、今回は天候にも恵まれた。
いい意味でミニマルな大会。最寄り駅から会場までの距離、会場での荷物預かりからスタート地点までの距離はかなり短く、歩く距離は短い。
レース前のウォーミングアップから整列
私自身は荷物預かりをしたタイミングで写真が撮れなくなったのでウォーミングアップの場所は撮影出来ていないが、広いグラウンドもあり、ウォーミングアップには困らないと思う。
トイレは土のグラウンドおよびスタート会場である競技場の前にあるが、直前はかなり渋滞した。ウォーミングアップで15分くらい確保したかったが、トイレに想定以上に並んでしまい、アップ時間は5分くらいしかとれなかった。
正直、このウォーミングアップ時間では不足だった。スタートから1kmはアップに充てることにする。フルマラソン直前のトイレ問題で何度もミスをしてしまう。これは要改善だ。
スタートが8時20分に対してスタートブロックへの整列は8時5分までに行う。気温も低かったので、震えているランナーも多かった。競技場では幸いにも日が出てきていた。
スタート地点で15分の待ち時間。私はSブロックスタートだったので最前列のブロックだ。スタート地点の横には、カッパを回収してくれる係員の方がいらっしゃるので、直前まで最低限の防寒をすることは可能だ。
今回は私は、捨ててもいい服を直前まで来ていた。分厚い素材の服で寒さは感じずに過ごすことができた。
いよいよスタート時刻の8時20分だ。
レース開始からゴール
定刻の8時20分になり、びわ湖マラソン2026がスタートした。競技場からのスタートだったので足元は良い。初めの1kmはアップがてら走ることにした。
COROSのラップ機能はOFFにした。理由としては自動ラップで刻んでいくとずれがある時に心に迷いが生じるから。確実にズレないのは「5km毎のラップ」。理由としては、5km毎に必ずタイム計測用のマットがあるため、5km毎の距離は正確に測定されていることが確約されているからだ。
したがって、今回は5km毎に手動でラップを刻んでいくことにした。体感でスピードはある程度コントロールできる。タイムが上下することに不安はなかった。
初めの数kmはほとんど何も覚えていない。ウォーミングアップがてら走っていたし、きつさはゼロ、速さも全く感じなかった。心拍数は82%HRmaxくらいで、ジョグの延長線上。
最初の5kmはネットタイムで18分58秒(3:47/km)。2時間40分切りに向けほとんど想定通りのペースで行けていた。それ以降もほとんど力を使わず、淡々と走る。
2025年12月に出場したみえ松阪マラソンでは、ほとんど集団走ができなかったことを教訓に、今回は可能な限り人と走ることを意識した。それによってペースが多少落ちてもいいと思った。それよりも集団で走ることに慣れることを優先。
なかなかペースがはまる集団はなかったが、常に3人前後のかたまりで走ることはできた。風を防ぐ、とまではいかなかったが心理的には大きな違いだ。
5-10kmのラップが18分56秒(3:47/km)。精密機械のようなラップを刻んでいく。時計はほとんど見てない。
あとからランナーの感想を聞いていると、今回のレースは風が強かったと言っていた。確かに風はかなりあったが、走る前から「風が強い」と思って走っていたから、あまり気にならなかった。
可能な限り集団で走るため、少ない人数であっても自分とペースが合いそうなランナーの方を探して後ろにつくようにした。後ろについてばかりだと迷惑なので、時折前に出て走った。
10-15kmのラップが19分03秒。この区間、結構な向かい風があったようだ。
15-20kmは折り返しを何度か行わないといけない区間。ただ、北から南に走るところがある区間でもあり、北風が吹いているような日は追い風を受けて走れる区間もである。
確かにその通りになった。追い風を受けると本当に楽に感じた。自然とペースは上がり3:45/kmでもさらに楽に感じた。追い風を受けているとランナーの後ろにつく必要もなくなる。
15-20kmのラップは18分49秒。今回マラソンの最速ラップ。20-21.095kmのペースは3:42/kmまで上がった。しかし、びわ湖マラソンの風がきつくなってくるのが、中間地点以降だ。
21-30kmの区間はかなり風が吹いていた。単独で走ると消耗すると思ったのでできるだけ人と一緒に走れるように位置取りには注意した。時折爆風が吹き、全く進まなくなる。それでも、集団で走れたからなのか20-25kmのラップは19分01秒とそこまで落ちなかった。
25-30kmでは、思いもよらない集団に入ることができた。おそらく実力があるメディカルランナーの方についていったら、10人くらいの集団と合流できた。追いつくまでは少しきつくなりそうだったが、集団に入って一気に楽になった。心拍も下がり、30km地点とは思えない楽さ。
25-30kmのラップは19分04秒。少し落ちたが、集団で楽することを優先した。
30-35kmが正念場。向かい風を受ける最後の区間。この区間からどんどん集団がばらけ始めた。30kmの壁に阻まれたランナー、向かい風に押されたランナーがペースを落とした。
私はそれまで余力を持てていたこともあり、ペースダウンすることはなかった。34km付近で競技場を一周するところがあるが、そこで声をかけてくれるランナーの方がいた。嬉しさもあり、精神的にさらに楽になった。
34km以降は完全に一人旅になった。そこまで溜めていた力を徐々に放出していく感じだ。35km以降は向かい風もほとんどなくなり、あとは北から南に向かってゴールするだけだ。脚は疲労してきていたがランニングピッチを落とさないようにした。
一つミスったのは、36km地点で摂取したジェル。残り1個余っていたので摂っておこうと思ったのだが、ジェルの味が濃くかなりむせてしまった。体には余裕があったので問題は少なかったが、ジェルの質とタイミングを間違えた。
30-35kmのラップが19分08秒。今回最も遅いラップ。しかしこれはきつくて落ちたのではなく無理しなかった結果。
35km以降、あとはゴールに向かって走った。もともと35-40kmで最速ラップをたたき出そうと思っていた。ただ、頑張りすぎて後に疲労が残るもの嫌だったので、ちょっと速く走った。
35-40kmのラップが18分51秒。この日2番目に速いラップ。35-40kmの区間でこのラップを出せたことでかなり満足した。
残りは2km。流石に脚の疲労は感じていたが、まだまだ元気があった。最後ゴール直前に坂があるのは想定外だったが、ラスト2kmは坂込みで3:50/kmくらいのペースで走り終えた。
結果は2時間40分15秒(ネットタイム)。初めて「フルマラソン」ができた感覚だった。

レース直前一週間のトレーニング
びわ湖マラソン前一週間のトレーニングは以下の通りです。
- 月曜:Easy 40min
- 火曜:
Warm Up Moderate 35min
3min * 11 r60s - 水曜:Easy 60min 流し5本
- 木曜:
Warm Up Moderate 35min
1min * 30 r30s - 金曜:Easy 50min 流し3本
- 土曜:Easy 30min
- 日曜:びわ湖マラソン 2時間40分15秒
通常通りポイント練習をこなし、Easyジョグの距離を減らす形でテーパリングしました。筋疲労は十分に減少していました。
カーボローディングと補給戦略
びわ湖マラソンに向けたカーボローディング戦略としては、以下の通りです。
- 6日前から就寝直前にパラチノース30gを毎日摂取
- 前日の食事は腹十分まで食べる
みえ松阪マラソンでは、カーボローディングを完全に失敗しました。それを教訓に、パラチノースの摂取タイミングを調整、前日は主に朝食と昼食で腹十分まで食べることにしました。

レース当日の補給用ジェルと摂取タイミングは以下の通りです。
- レース2時間前:パラチノース30g + スティックコーヒー3本 カフェイン180mg想定
- レース直前:ACTIVIKE SPEED GEL カフェイン25mg
- 8km地点:aminosaurus 02
- 15km地点:carb デュアルソースエナジージェル
- 22km地点:carb デュアルソースエナジージェル
- 28km地点:carb デュアルソースエナジージェル
- 36km付近:ACTIVIKE SPEED GEL カフェイン25mg
体への吸収がされる限りは「できるだけ多くの糖質を摂取するべき」と考えています。理論上では、ブドウ糖と果糖を適切な配分で摂取すると90~100g/60分のペースで糖質を吸収することができます。
しかし、ジェルは飲料としてではなく粘性が高い「ジェル」として摂取しないといけないことを考えると、理論上での最大速度では吸収できないと思われます。
私自身の感覚だと「25~30分に25g(約ジェル1本分)」くらいが妥当で、給水タイミングを利用するのが望ましいと考えています。
レースの振り返りと今後
今回のレースは、試行錯誤しながら集団で走ることができ、フルマラソンレースとしては良いレースになったと考えています。走り終えた時もまだ追加で1~2kmくらいは走れる感覚がありました。
ペース配分も適切だったと感じています。最後までペースを落とすことなく走れたこと、35-40kmでほぼ最速に近いラップを出せたことに満足しています。
2022年以降、いくらトレーニングを積み重ねても走力が向上していかず、とても苦しい期間を過ごしてきました。今でもまだ、2022年に出した自己ベストは更新できていない状態です。
ただ、負荷と回復のバランスを理解しようやく脚の痛みから解放され、毎日楽しく走れるようになってきました。毎年同じことを言ってる気がしますが、2026年こそは過去の停滞を打ち破り、ベストを更新していく年にしたいと考えています。





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