【エアフライ(Airfly)徹底解説】「ずれないサングラス」でランニングに最適

エアフライ AF-301

※「ランニングを科学する」では、筆者の知識・経験のアップデートと共に都度改定を行っています。改訂履歴は記事の最後に記載しています。

こんな疑問を解消
  • エアフライ(Airfly)のサングラスでおすすめのモデルが知りたい
  • ノーズパッドが無いけど、使っている途中にずれたりしないの?
  • オークリーのサングラスと比較してどっちがいいの?

 最近評判が良いエアフライのサングラスが気になっているけど、どのモデルが良いのか悩んでいる方も多いかと思います。

 私は社会人から本格的にランニングを始めた市民ランナーです。月500km程を走り競技志向でランニングに取り組んでいます。

 AirFly(エアフライ)株式会社ジゴスペック(ZYGOSPEC)サングラスです。

 エアフライの特徴は「ノーズパッド(鼻パッド)が無い」こと。実際使っていますが非常に快適です。

 本記事では私が実際にエアフライを使用した感想、使い心地を紹介していきます。

 ノーズパッドが無くても、全くぶれません。レース中にサングラスの位置を調整する必要もなく、とても快適です。度付きタイプや偏光レンズへのカスタマイズも可能です。

carb-upper
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目次

株式会社ジゴスペック(ZYGOSPEC)について

 株式会社ジゴスペックは、メガネの生産で有名な福井県鯖江市に本社を持つ会社です。

 ホームページには、商品の紹介や各スポーツに適したモデル、フィッティング方法等、他メーカーのサングラスとは比べ物にならないくらい詳細な解説が載っています。

 扱う商品をサングラスに絞っているため、よりサングラスの販売に注力できているのではないかと考えられます。非常に力が入っていることがよくわかります。

 私自身、実際に事務所に訪問させていただきましたが、民家を改造した事務所が本社です。

 主力として従事しているのは、社長・営業・デザイナーの3人のみ。創業当時から3名でここまで大きくなったとのことでした。

 サングラスに対しての熱量が圧倒的に高く、情熱がこもっている製品です。

エアフライのラインナップ

 エアフライのラインナップとそれぞれのモデルで推奨しているスポーツは表1の通りです。当然、どのモデルでもすべてのスポーツに使うことができます。あくまでも推奨です。

スクロールできます
モデル性別ランニング自転車野球テニスゴルフ釣り登山雪山e-sportsトレイルラン室内競技
AF-301メンズ
AF-303メンズ
AF-305メンズ
AF-801メンズ
AF-201メンズ
AF-101メンズ
AF-102メンズ
AirFly Medicalメンズ
AF-302レディース
AF-304レディース
AF-102レディース
AF-901レディース

 レンズタイプは次の通りです。すべてのモデルですべてのレンズタイプが装着できるわけではありません。モデル毎に対応できるレンズタイプが異なります。

レンズタイプ
  • L:AF-301のワイドレンズタイプ
  • BK:自転車用ビッグレンズ
  • WV:ワイドな変更レンズ
  • ES:e-sports用のブルーライトカットレンズ
  • CYMT:ランニング用ビッグレンズ
  • CYSP:CYMTタイプのサイズを少し小さくしたタイプ
  • TR:トレイルランニング用
  • ID:室内競技用

 フレームは一部互換性があります。互換一覧は次の通りです。

レンズ互換一覧
  • AF301、AF302、AF901:フレーム互換可能
  • AF303、AF304:フレーム互換可能
  • AF305:フレーム互換性なし
  • AF101、AF102:フレーム互換可能

最も人気が高いモデル:AF-301

 AF-301はエアフライの中で最も人気があり、すべてのスポーツにおすすめされているスタンダードモデルです。

 外観1枚目。ブルーのカモフラ柄を選んでみました。

レンズ右上には「AirFly」の文字がプリントされています。

 特徴的な「こめかみ(頬骨上あたり)固定用」サポート。後ほどレビューしますが、これによりサングラスの安定性が抜群です。

 サングラスケースは、カラビナ付き。ケースにもクリーナーにも、AirFlyの文字があります。かっこいいですね。

使用レビュー

 サングラスの使用レビューをしていきます。

ノーズパッドレス:非常に快適

 なんといってもエアフライの特徴が「ノーズパッドが無い」こと。通常のサングラスですと、ノーズパッドが鼻に当たる感覚が常にありますが、エアフライにはそれがありません。

 また、ノーズパッドが無いことでサングラスのクリーニングがとてもしやすいです。

 レンズをクリーナーで拭くとき、ノーズパッド等があると引っかかって隅の方がうまく拭きとれないのですが、ノーズパッドが無いことで、レンズの全表面を上手に拭くことができます

 ノーズパッド自体が汚れる心配もなく、サングラスの清潔感を維持しやすいです。わたしにはとてもポイントが高いです。

こめかみ(頬骨上)で固定されるため「ずれない」

 次の特徴として、「こめかみ下(頬骨上)で固定」する点。この点も他のサングラスにはない特徴です。

 こめかみというよりも、頬骨のほうが近い当たりで固定されることになります。

 私自身、他メーカーのサングラスも持っていますが、ランニング中に「位置がずれる」ことが一つの不満でした。

 通常、サングラス自体に位置ずれを防止する機能はありません。

 その点、エアフライはこめかみ下でしっかり固定されるため「位置ずれ」がほぼ発生しません(顔が小さい方とかですと、位置ずれが発生する可能性はあります)

 競技中にサングラスの位置をわざわざ修正するのは面倒ですよね。位置ずれが発生しない点もかなり優秀です。走っている間も全く気になりませんでした。

 また、エアフライのこめかみ部に接触するパーツは曲げることができ、自分の顔に合わせてフィッティングさせることができます。

非常に軽量

 余計な装飾品がないからなのか、「非常に軽量」となっています。しっかり固定される上、軽量であるため、付けていることを忘れるくらいです。

 某メーカーのサングラスを付けている時は、重さとノーズパッドの存在により、レース後半になるとサングラスを外したくなることもありました。

 しかしエアフライを使い始めてからは、その軽量さと装着感の無さにより、レース終了時まで外したくなることはありません

最近人気のビッグレンズタイプ:AF-305 CYSP

エアフライAF305CYSP

 2023年新作のAF305 CYSPです。

 最近、ビッグレンズタイプの人気が上昇しています。レンズが大きいため視野が広がり、遮蔽性が向上しています。

 AF301とフレームの形状はほぼ同じです。

らんしゅー
フレームの互換性はないので注意!

 レンズの形状も少し丸みを帯びています。

carb-middle
carb-middle

偏光レンズ・調光レンズ・度付きレンズへのカスタマイズ

 公式ホームページから購入する場合、下記のカスタマイズを自由に行うことができます。

レンズタイプ(偏光・調光・度付き)

 【偏光・調光・度付き】の中から選択可能です。

 【偏光レンズ】は、水面や芝生の反射、ぎらつきを抑えることが可能であり、魚釣りやゴルフ等に最適です。

 【調光レンズ】は、昼間は通常のサングラスと同様の機能を果たしたうえで、夜間はクリアーに見えるという優れもの。夕方に差し掛かる自転車やトレイルランに推奨されています。

 【度付きレンズ】にも対応しています。レンズカラーはクリアーグレーのみです。

レンズカラー

 レンズタイプごとに選択できます。ただし、ノーマルタイプに比べ、偏向・調光・度付きで選べるレンズカラーは少なくなっています。

 これらのカスタマイズを自分自身で行う場合は、下記公式ホームページでの購入となります。

エアフライとオークリー の比較

エアフライ vs オークリー

 実は私自身、エアフライに出会う前はオークリー「Radar(レーダー)」「Radar EV Path(レーダーEVパス)」を使用していました。

 今からサングラスを選ぶ人は、オークリーにしようか、エアフライにしようか迷ってる方がいるかもしれません。

 そんな方に向けて、どちらも使用してきた私自身が、オークリーとエアフライを比較する形で紹介していきたいと思います。

項目エアフライ
AF-301
オークリー
Rader EV Path
見た目
フィット性
使用中のブレ
くもり
値段2万円前後3万円前後
最終評価
(個人的な)
エアフライAF-301 vs オークリーRader EV Path

見た目及びフィッティングの比較

 まずエアフライから。特徴は「ノーズパッド」が無いこと。

 頬骨上で固定する部分が付いているところ。

 また、実は、ラバーになっている部分は「曲げることが可能」であり、顔のサイズに合わせて自分で調整することが可能です。

 続いて、オークリーの「Radar EV」。非常に格好いいです。

 レーダーEVの場合、レンズ上部にフレームが付いていて、フレームとレンズの隙間に一部空間(曇り防止)があります。

 ノーズパッドがあります。サングラスがぶれないよう、しっかり顔にフィットさせようとすると、「鼻」だけでなく「おでこの下」あたりもサングラスと顔が接します。

 エアフライ・オークリーともにフィット感は良いですが、顔の形に合わせて調整できることから、フィッティングについてはエアフライがに軍配が上がります。

 カッコよさについては人それぞれかと思います。個人的には、両者の比較だとオークリーのレーダーEVのほうがかっこいいと感じています。

使用中のブレ及びくもり

 サングラスを使っていて、使用中に感じる不都合は「ぶれ」と「くもり」だと思います。

 顔に固定される力が強いほど、サングラスのブレは少なくなります。この点については、頬骨下で固定できるエアフライに軍配です。

 くもりについてもエアフライに軍配です。

 オークリーのレーダーEV Pathでは、レンズ上フレームがおでこ下あたりに接する構造です。その影響で目周囲の湿気が逃げにくく、レンズを曇らせる原因となります。

 一方、エアフライAF-301はレンズ周りのフレームが無いため、レンズと目の間の空間が開放されています。使った感覚としても、エアフライのほうがレンズがくもりにくいと感じています。

※くもりについては、エアフライ・オークリー、それぞれモデルを変えることでレンズ周囲のフレーム有無を選択することができます。今回はエアフライAF-301、オークリーRadar EV Pathの比較です。

カスタマイズと商品種類

 カスタマイズと商品種類については、オークリーに軍配が上がると考えています。

 海外の企業なので、購入ページは少しわかりにくいことが難点ですが、オークリーはカスタマイズの幅、レンズ種類、カラー等、相当な種類から選ぶことが可能です。

 エアフライについても、少なからずカスタマイズは可能です。

 また、商品の種類についても最近どんどん増えてきているようです。また、国産メーカーであるため、ホームページが非常に見やすく、安心して購入することができそうです。

値段の比較 

 値段はエアフライに軍配です。

 「AF-301」が定価2万円程度であるのに対し、「レーダーEV」は3万円弱となっています。約1万円の差は大きいですよね。

 カラーやモデルは限定的ですが、ネットショップ(amazon、楽天、yahoo等)を使えば、多少安く購入することが可能です。

 カスタマイズや、全カラーがあるわけではないですが、ネット通販の各ショップが、決まったモデル・カラーの商品を安く売りだししています。

結局どっちがおすすめなの?

 あくまで私個人の意見ですが、「AirFly AF-301」のほうがランニングには適していると考えています。

 ランニングにおいて重要なことが「ぶれないこと」「くもらないこと」。顔にフィッティングさせやすく、ノーズパットのわずらわしさもないため、エアフライはすべてを兼ね備えていると思います。

 オークリーも悪いと言っているわけではありません。サングラスの中では、相当フィッティングが良く、素晴らしい商品です。

 ランニングだけではなく、ゴルフ、魚釣り、トレッキング等、サングラスは様々なシーンで活躍する優れものです。長く使えるものですので、納得できる商品を購入しましょう。

購入方法・取扱店

 気になるのは購入方法ですよね。いいものであることは分かっていますが、安くはない買い物です。できるだけ安心して、安く買いたい、という思いがあると思います。

 エアフライの購入方法は次の通りです。

エアフライ 購入方法

カスタマイズをしない(してもわずか):楽天などの通販

 Amazon、楽天、Yahoo等の通販サイトで購入すると、ポイント分は安く購入することができます。

 私のおすすめは「楽天市場」での購入です。楽天市場でかなりの取り扱いがあるため、自分が欲しいカラー、レンズのものを探せば、安く購入することが可能だと思います。

 その他、amazonやyahooでも取り扱っているショップが多くあるようです。

偏光・調光・度付きレンズやカラーのカスタマイズをする:公式HP

 品揃えがあるのが「公式ホームページ」です。カスタマイズを自由にすることができます。

 ただし定価であるため、安く購入することはできないです。

 かなりの実店舗で取り扱いがあるので、実際に試してみたい方は店舗に行って試してみましょう

 AirFly(エアフライ)は、国産メーカーであるジゴスペックの商品です。安心感もあります。一度試してみてはいかがでしょうか。

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社会人からランニングを始めました。
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 1500m 4:25(2022/08 公認)
 3000m 9:24(2022/06 公認)
 5000m 16:01(2022/09 公認)
 10000m 33:44(2021/12)
 Half  1:12:29(2022/03)
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