久々のレースです。
こんにちは。管理人のらんしゅーです。
2021/5/22に刈谷市春季薄暮記録会にて5000mに出場しました。
2020年12月に膝を故障してから、トレーニングの長期離脱を余儀なくされ、レースからも遠ざかっていましたが、2021年4月からようやくトレーニングを再開することができ、約半年ぶりのレース参加になりました。
前回は岡崎龍北ディスタンスにて初の5000mトラックレースに出場し、自己ベストである16分21秒を記録することができました。
故障によるトレーニング離脱によって、間違いなくパフォーマンスが低下してしまった中、復帰初戦でどこまでパフォーマンスが回復しているかの現状把握を兼ねてレースに臨みました。
プランとレース目標
5000mでの将来的なタイム目標は、現状よりもはるか上に設定しています。達成できるかどうかは自分で試していかなければなりませんが、ゆくゆくは15分を切ることも見据えています。
そのため、無理に記録を狙いに行くようなトレーニング計画は組まず、あくまでポイント練習の一環として無調整で臨むことにしました。今シーズンの本番は秋だと思っています。
復帰後、行うことができたポイント練習はペース走2回とCVインターバル2回。5000mレース強度であるVO2max95%以上の領域では一度もトレーニングを行っていません。
そのため、レース目標を立てることが少し難しいですが、最も実力を正確に把握できるLTテンポ走のペース設定から算出した結果、今回の目標は【16分40秒】に設定しました。
龍北ディスタンスでは16分のペーサーがいたため、前半はペーサーについていき、後半少し落ちた結果16分21秒でした。今回はペーサーがいないため、安定したペースを刻むランナーについていく、ということが難しいです。
復帰後の実力だと、3分20秒/kmであれば何とか単独走でもやり切れると考え、3分20秒/kmくらいが妥当だと考えました。
レースレポート
いつもはガーミンの音無しアラームで起床するが、今日は早朝練習が無いので、何も気にせず起床。結果的にいつも通りの4時起床。笑。いつも通りごはん200gと目玉焼き、納豆の朝ごはん。
トレーニングにおいての調整は無しとしたが、いつもは体重を減らすために控えめにしている糖質摂取を、前々日から少し多めに摂るようにした。レース当日朝の体重は65.8kg。前々日は64.4kgであり、糖質摂取によって筋肉へのグリコーゲン及び水分の供給ができていることを確認した。
前々日からしっかり栄養補給できているため、レース当日は朝食からそこまで沢山食べなくても体に十分なエネルギー量を確保できている。
今日のランニングギヤ。
ナイキエアロスイフトのランニングシャツ、2XUのタイツ、コンプレッションカーフ、Tabioのレーシングソックス、エアフライのサングラス。
公認の記録会ではなく、昨年の11月時点での実力との差、復帰後の現状把握を兼ねているため、シューズはヴェイパーフライネクスト%で臨む。トレーニングのCVインターバルではスパイクを履いており、レースでもスパイクで走れる状態ではあるが、もう少し準備期間が必要。
レースが14時40分からであり昼食を抜かなければならないため、レース前の栄養補給はモルテンドリンクとレッドブルで済ませる。モルテンドリンクはレース2時間前までに水分代わりに飲み切っておき、レース1.5時間前にレッドブルを飲む。いつも通りのルーティーンだ。
アミノサウルスは、主にリカバリー用。アミノバイタルもそうだったが、BCAAを事前に取ったことによるパフォーマンスの向上を体感できたことが無い。しかし、翌日以降の回復速度は上がっている気がするので、主にリカバリー用として使用している。
こちらもいつも通り、朝8時頃に1歳8か月の娘を起こし朝食を食べさせる。土曜日はベビースイミングがあるため、それが終わってからのレースとなる。
いつもであれば、一人でベビースイミングに連れていくのであるが、さすがにそれではレースに参加できないので、今回は妻に帯同してもらった。
レース会場はウェーブスタジアム刈谷。幸い、ベビースイミング会場からも近く、招集時間の14時20分には余裕で間に合うはずだ。
スイミング会場からスタジアムまでの道中でレッドブルを飲む。モルテンドリンクはスイミング前に飲んでおいた。
色々あって、会場に着いたのは14時。受付を済ませ急いで着替えて、14時10分の招集へ。
そこから2kmほどのジョグとウィンドスプリントを3本程度入れた。これもいつも通りだ。
一組目が競技を行っている間にアップをした。そして自分自身の組である2組目がスタートした。
始めは、先頭集団についていく。そこまで人数も多くなかったので、できるだけペースが安定する集団につきたかった。
2000mまでは何とかついていくことができたが、それ以降ずるずるとペースダウン。呼吸もきつかったが、どちらかというと脚に先に来てしまい、それ以上スピードを上げることができなかった。
3000m~5000mはLT走よりも遅いペースまでダウン。相当きつかった。
最後ちょっとだけペースアップできたが、結果としては17分18秒。自己ベストよりも1分遅い結果となった。
Result:
タイム:17:18
ラップ:41.7-77.2-78.5-79.2-78.2-80.8-85-84.4-86.2-86.8-87.3-171.2(85.6*2)
振り返り
これが今の実力だと考えています。
自己ベストとの差異を考察した時に、短期的な原因としては下記があげられます。
- 調整無し
- VO2max95%以上のトレーニングを行っていない
- 怪我による長期離脱
- 気温の影響
この中でも、「調整無し」と「VO2maxトレーニング不足」は記録への影響がかなり大きいです。この部分を考慮しても16分40秒は切れると考えていました。しかし、怪我による離脱の影響と気温によって、17分18秒かかる結果となってしまいました。
約1.5か月前に走った刈谷市総合公園のパークランでは、ガーミン計測で16分40秒で走れています。その時には、5000mのレースに間に合わせるため、VO2maxに近いトレーニングを少し無理して導入していました(その結果怪我再発につながっている)。
今回は、長期的なトレーニング継続を見据えているため、無理したトレーニング計画を組んでいません。その影響がもろに出てしまった、と言えると考えています。
生理的な観点からレース結果を考察すると、心拍数が上がりきっていないことが分かります。最大心拍数に対して、91~94%程度までしか上昇していません。
これは、レース前半のペースがオーバーペースであり、一時的に最大酸素摂取量を超えてしまったことで、一気に乳酸処理速度が間に合わなくなってしまったことが原因だと考えられます。
一旦この状態になってしまうと相当ペースを落とさないと回復できないため、後半のペースダウンにつながったのだと考えています。
最大酸素摂取量を超えるか超えないかで体に与える影響が一気に変わってしまうと感じています。最大酸素摂取量を一時的にでも向上させておけば、前半飛ばしても、後半ここまでペースダウンすることはなかったと思います。
レースの技術に関しては特に問題ありませんでした。ほとんど常に集団で走ることができました。
今後のトレーニング計画への影響
あくまでも今回のレース出場はポイント練習の一環として捉えているため、今回のレース結果を元にトレーニング計画を変更する予定はありません。
引き続き、脚づくりを進め、レペティションペースのスピードトレーニングへと徐々に移行していきたいと思っています。
次回のレース予定は6月13日の名古屋市選手権10000mです。これについても無調整で臨もうと考えています。
コメント