【ホカオネオネ クリフトンエッジ レビュー】安定感抜群で初心者におすすめ

※「ランニングを科学する」では、筆者の知識・経験のアップデートと共に都度改定を行っています。改訂履歴は記事の最後に記載しています。

こんな疑問を解消
  • ホカオネオネのクリフトンエッジが気になっている
  • クリフトンエッジの走り心地は?
  • クリフトンエッジのサイズ感や耐久性が知りたい

 ホカオネオネのクリフトンエッジが気になっているものの、少々高くて購入に迷っているという方も多いのではないでしょうか。

 私は社会人から本格的にランニングを始めた市民ランナーです。月500km程を走り競技志向でランニングに取り組んでいます。

 ここではホカオネオネ(HOKA ONE ONE)のクリフトンエッジ(Clifton Edge)の走り心地やサイズ感、耐久性等を紹介します。

 今回はホカオネオネ(HOKA ONE ONE)のクリフトンエッジ(Clifton Edge)をレビューします。

 本記事では、公式サイトや他ブログで載っているようなシューズスペック詳細は省略させて頂きます。

 ハーフマラソンで1時間13分を切るくらいの市民ランナーが、実際に使用してみて、どのような感想を持ったかを紹介させていただきます。

 本記事を読めば、クリフトンエッジが使えるシーンや使い勝手が分かります。

クリフトンエッジについて
  • サイズ感は少し大きめ。ワンサイズ下げることも視野に入れる。バンド構造でフィット性◎。
  • アウトソールの耐久性が低い。すり減りが速い。
  • バウンド感はなく、接地感は硬め。
  • 安定性が非常に高く、スムーズな脚運びが可能
  • 推進力は低い。
  • Easyペースでのジョギングで使いたい
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目次

なぜクリフトンエッジを買おうと思ったのか?

 私自身が行っているトレーニングの内、週1回は距離走(ロングラン、ロングジョグ)を行っています。ペースはおよそEasyペースからModerateペース(65%HRmax~80%HRmax)です。

 努力感で言うと、きつさは感じないが、疲労抜きジョグ程遅くはない、快適なペースです。

 距離走では、ズームフライフライニットやエンドルフィンプロなどのカーボンプレート入りシューズを使用していました。

 本来、Moderateペース程度であればカーボン入りシューズは必要ないのですが、努力感を下げつつ快適なペースで走る事ができるのが、結果的にカーボン入りシューズしかなかったためです。

 ブルックスのハイペリオンテンポ、サッカニーのエンドルフィンスピード等が適しているとは思うのですが、どのシューズも、ただのジョグで使うにはちょっとハイスペックすぎるし、値段も結構高い。

 そこで注目したのが、ホカオネオネのクリフトンエッジです。

 クリフトンエッジは、スピードを出せるようなシューズではないことは分かっていましたが、重量を見ると250g台で、そこそこ軽い。

 ソールにも耐久性をアップさせたラバーが全面に使用されていることもあり、ジョグと距離走を兼ねれるシューズなのではないかと考えました。

クリフトンエッジの重さ、定価

クリフトンエッジの重さと値段は次の通りです。※重量は実測です。

クリフトンエッジの重さと値段
  • 重量:258g(27.5cm実測)
  • 値段:定価22000円

 定価こそ22000円と、正直ジョギングシューズとしては高すぎて手が出しにくいですが、私自身は、楽天のSaleで実質1万円を切る価格で購入することができています。

 そのため、ホカオネオネのシューズは初めてでしたが、思い切って購入することにしてみました。

サイズ感・フィット感

 公式ホームページの記載ではわからないのが、サイズ感やフィット感だと思います。

クリフトンエッジのサイズ感:少し大きめ

 普段私はどんなランニングシューズでも27.5cmでぴったりです。ナイキのペガサス、ヴェイパーフライネクスト、アディゼロボストン9、ブルックスのハイペリオンテンポ、すべて27.5cmです。

 そのため、クリフトンエッジも27.5cmを選択しましたが、唯一このシューズについては27.5cmだと、少し足先が余る感じです。

 一方横幅はぴったりです。少し長めにできているようです。ただ、すごく気になるほど余るか?と言われると、普段よりは余るな、と思う程度です。

 私自身はEasyからModerateペースでの使用のみ考えているため、若干足先が長くても靴下の厚さで多少調整できるため、問題ありません。

 ただ、もしマラソンペースやそれ以上のペースで使用を考えている場合には、店頭で試し履きをしてぴったりサイズを購入することをおすすめします。

フィット感

 フィット感は、アッパーの素材が多少硬めであるため、エンジニアードメッシュを使用しているペガサス36やペガサスターボなどのシューズに比べ、履いた時の柔らかさは感じません。

 シューズ内部が二重構造になっており、足が包み込まれる感覚はあるのでフィット感は高く感じます。

接地感・反発性・推進力

 EasyからModerateペースでの使用を考えていたので、反発性や推進力に関しては期待していませんでした。

 一方、接地感については比較的柔らかめで気持ちよく履けることを期待していました。例を挙げると、ナイキのリアクトインフィニティランくらいの、柔らかすぎない接地感が好みです。

 実際に使用してみると、クリフトンエッジは想像以上に硬めの接地感を感じました。厚底特有のバウンドも感じません。

 ただ、クリフトンエッジの最も強みを感じたのは、安定性とガイド感です。アウトソールがフレア状に広がっているため、どうやって設置しても足裏全体で地面を捉えるように矯正されます。

 結果、安定性が非常に高く、Easyペースで走っている時の安心感がとても高いです。

 また、バウンド感は感じないものの、ガイド感は非常に良く感じます。

 ガイド感と言っているのは、特にゆっくりなペースにおいて、足を接地した時に自然と足が前に運ばれるイメージです。

 ペースが遅いのでどちらかというとかかとに近い側から接地することになりますが、その時に足が転がるイメージを持つことができます。

 ポイント練習日の翌日等はEasyペースで最低限の力でジョギングを行うことが多いのですが、そのような時に、力は抜いているものの気持ちよく前に進めるような感覚を得ることができました。

 似たような感覚のシューズとしてアシックスのグライドライド2が挙げられます。

速いペースには適しているのか?

 この点は個人差があると思います。他の方のレビュー記事等では速いペースでも対応できるとのコメントもありますので、ランナーの一意見として読んでいただけると助かります。

 距離走ではModerateペースまでペースアップをしますが、クリフトンエッジでは、割と「努力」しないとペースアップができませんでした。

 ズームフライ3やエンドルフィンプロなどのカーボン入りシューズは、最小限の努力感でペースアップができるのですが、クリフトンエッジは、結構頑張らないとスピードが上がらない感覚です。

 しかし、この点はデメリットばかりではありません。カーボンシューズを使用すると、想定していたよりもペースが上がり、結果的にトレーニングの負荷が高くなってしまう傾向にあります。

 トレーニングは、それ単体だけでなく長期的に見た積み重ねで効果を積み上げていくものです。

 想定していた負荷よりもある単体のトレーニングでの負荷を高めすぎたことで、次に予定していたポイント練習が適切な負荷で行えなくなってしまうこともあります。

 クリフトンエッジは、自分の努力感以上のペースで走ることはできません。

 想定していたトレーニング負荷に抑えることができ、ゆっくり走っても快適であるという点ではとても優れたシューズであると感じています。

特に遅めのEasyペースで活用したい。初心者にもおすすめ

 購入前は、EasyからModerateペースでの使用を想定していましたが、Moderateペースで走ろうとすると、結構な努力感が必要である事が分かりました。

 一方、Easyペースでも特に遅めのペースでは、とても快適に使用することができます。

 また、他ポイント練習のセット練習として行うロングジョグ(遅めのEasyペースとModerateペースの中間くらい)にも、積極的に使用していきたいと思っています。

 Moderateペースを超えてくる領域にはあまり適していないのかな、と感じています。ただしこの点は個人差がありますので、ご参考とさせて頂きます。

 安定感がとても高いため、初心者にもおすすめの一足です。

耐久性

 耐久性については、購入直後の状態と走行距離が増えた状態でそれぞれ記載します。

購入直後の状態

 まずアッパーですが、フィット感にて記載した通り、硬めの素材でできているため、かなり耐久性は高そうです。アッパーが破れて履けなくなる、ということはまずないでしょう。

 続いてミッドソールですが、クリフトンエッジは、分厚いラバー層とクッションフォーム層の二層構造になっています。

 どのシューズも、50km程度走ったときにミッドソールを確認すると多かれ少なかれしわが寄っていることが確認できるのですが、クリフトンエッジはほとんどしわができていません。

 ミッドソールの耐久性もかなり高いと感じています。

 最後にアウトソールですが、こちらは消耗が早そうです。次の画像はEasyからModerateペースで50km程度ランニングした後のアウトソールになります。

 シューズの外側ラバーが削れていることが分かります。

 例えばアディダスのコンチネンタルラバーと比較すると、アウトソールの耐久性は低いと感じます

走行距離660km

 走行距離が660kmに達した状態のクリフトンエッジです。

 まずアッパーですが、素材自体は耐久性が高いですがミッドソールとの継ぎ目から破れ始めました。

 続いてアウトソールですが、660kmで既にラバーの摩耗がかなり進んでしまっています。

クリフトンエッジ アウトソール

 クッショニングはそこまで変わらないと感じるため、ミッドソールの耐久性はまだありそうです。

 しかし、アウトソールのグリップ性がかなり低下してしまったため、この時点でクリフトンエッジはランニングシューズからは引退させ普段使いの靴としました。

値段と購入方法

 値段は定価22000円(税込み)です。楽天やAmazonではほぼ定価から30%引き程度で購入できるので、店頭で試し履きをしてネットで買う、というのもおすすめです。

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 まだ一度もホカオネオネのシューズを履いたことが無い方は、本レビューのサイズ感について等を参考に、一度試してみてはいかがでしょうか。

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