【坂道ダッシュ】長距離種目に対しての効果を最大にするトレーニングメニューを解説

坂道ダッシュ
こんな疑問を解消
  • 長距離種目に坂道ダッシュは必要?
  • 坂道ダッシュの効果がよくわからない
  • どのくらいの傾斜で、どのくらいの距離が適切なの?

 中長距離種目(800m~マラソン)に取り組んでいるランナーの中で、坂道ダッシュの取り入れ方に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

 中長距離選手は坂道ダッシュのメリットが分からない方もいらっしゃると思います。私自身は、トレーニングメニューに坂道ダッシュを取り入れており、その効果を実感しています。

 ここでは、短距離から長距離に至るまでどの種目でもトレーニングに組み込まれている坂道ダッシュの効果について考えます。

 坂道ダッシュをトレーニングに組み込む必要があるかを判断するため、経験的な情報や論文・書籍等を調べ、坂道ダッシュから得られる効果やトレーニング方法を明らかにしました。

 本記事を読めば、中長距離種目の記録を向上させるために坂道ダッシュをトレーニングに組み込むべきかどうかが分かります。

坂道ダッシュの有効性と実施方法まとめ
  • 中長距離選手であっても坂道ダッシュを取り入れることは、速筋繊維を刺激するのに効果的である
  • 坂道の長さは、鍛えたい能力によって選択する。
    >最大筋出力、神経系:50~80m
    >解糖系:100~300m
    >最大酸素摂取量:300m~1.0km
    >乳酸性作業閾値(LT値):1.0km~
  • 坂道の傾斜率は、およそ3~6%程度が望ましい。
    傾斜が緩すぎると、平地と得られる効果が変わらない。傾斜がきつすぎると長距離のランニングフォームから離れてしまう。
著者:らんしゅー
日比野就一

社会人からランニングを始めました。
理論に基づいたトレーニングで、
どこまで記録を伸ばすことができるか挑戦。
競技志向で取り組んでいます。
自己紹介・記録変遷はこちら

血中乳酸濃度や血糖値も測定。
マラソンへ科学的にアプローチします。

★自己ベスト
 1500m 4:25(2022/08)
 5000m 16:01(2022/09)
 10000m 33:44(2021/12)
 ハーフ 1:12:29(2022/03)
 フル 2:43:55(2024/11)

著者:らんしゅー
日比野就一

  社会人からランニングを始めました。
  理論に基づいたトレーニングで、
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  ★自己ベスト
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   5000m 16:01(2022/09)
   10000m 33:44(2021/12)
   ハーフ 1:12:29(2022/03)
   フル 2:43:55(2024/11)

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目次

坂道ダッシュで得られるトレーニング効果とメリット

 坂道トレーニングの効果とメリットを代謝・骨格筋・怪我・ランニングエコノミーの点から考察します。

代謝

 以下に、運動継続時間と、有酸素性/無酸素性エネルギー産生の寄与率の関係を示しました。

種目別エネルギー代謝寄与率

 例えば、200mから300mの坂道はおよそ30秒~60秒程度で走りきれる距離です。坂道ダッシュを行った場合、無酸素性由来のエネルギー供給が70~80%を占め、残り20~30%は有酸素性由来となることが分かります。

 200mから300mの坂道を走るとき、有酸素性・無酸素性の代謝経路は図2の通り細分化されます。運動継続時間が20秒を超えてくると、無酸素系のエネルギー産生はそのほとんどが解糖系からの供給となります。

代謝分別

 解糖系は、ATPを産生すると同時にピルビン酸を発生させます。発生したピルビン酸はミトコンドリアに取り込まれ酸化されることでATPを発生させますが、ピルビン酸の生成量が多くなると、余ったピルビン酸は乳酸へと変化します。

糖質代謝

 坂道トレーニングでは、疾走間を下り坂をジョギングで繋ぐことが大半で、この間に呼吸も落ち着き、乳酸も十分に除去できます。

 代謝的な観点では、エリートランナーの典型的な坂道トレーニングは、ATP-CP系からのエネルギー供給速度及び解糖系を介したエネルギー産生能力向上が主な目的、と言えそうです。

 一方、60~80m程度で行われる短い距離での坂道ダッシュは、必要なエネルギーのほとんどがATP-CP系から供給されることになります。

 代謝的観点からすると、800m以上の長距離種目で必要な持久力を鍛えるには極端に短い距離での坂道ダッシュの重要性は低いと言えます。

骨格筋への影響

 坂道では、低いところから高いところへ体を持ち上げる必要があります。また、坂道を上るためには必然的に身体の重心よりも前に接地していく必要があるため、接地時間が長くります

 結果的に地面に力を加えている時間が長くなるため、その分筋力を使います。平坦な道でのスプリントよりも、筋肉への負荷は高まると考えられます。

 特に短めの坂道ダッシュ(50~80m)では疾走スピードも向上し、速筋繊維が積極的に動員され刺激される強度になります。速筋繊維が動員されることで期待できる効果は以下の通りです。

骨格筋への影響
  • 速筋繊維動員率の向上(神経系の改善)
  • 筋繊維サイズの向上、筋力アップ
  • 筋繊維緩衝能力の向上

 これらの効果を得る事が目的であれば、坂道ダッシュの距離は短め(60~80m)が望ましいと考えられます。走る距離は短くしてできるだけスピードを高めることを狙います。

着地衝撃の緩和による怪我防止

 坂道を使ったトレーニングがエリートランナーに良く取り入れられている理由として「怪我を予防しつつ負荷を高めることができる」という点があります。

 坂道トレーニングを行うとき、接地箇所は必然的に重心より前方になり現在地よりも高い位置に着地していくため、着地衝撃は弱まります

 もし平坦な道で、坂道と同程度の負荷を筋肉に与えようと考えた場合、疾走速度(強度)を上げる必要があります。疾走速度を上げると坂道と比較して着地衝撃が強くなります。

 また、疾走速度の上昇は筋肉や関節の高速動作を必要とするため、その分故障リスクが高まります

 エリートランナーは坂道トレーニングをオフシーズンに導入することが多いです。坂道では故障を防ぎつつ、筋肉への負荷を高めることができるためです。

ランニングエコノミーへの影響

 坂道ダッシュのデメリットで注意したいのがランニングエコノミーへの悪影響です。長距離種目では、ブレーキ要素をできるだけ少なくして楽に走ることが重要なポイントです。

 坂道では必然的に重心よりも前に接地していく必要があり、地面に長い時間接地する必要があります。

 私自身がガーミンのランニングダイナミクスポッドで得た接地時間のデータを見ると、同じスピードで比較した場合、平地に比べ約20%程度接地時間が伸びていることが分かりました。

 長距離ランニングに対しては望ましくない接地方法となってしまう点については注意が必要です。坂道ダッシュのランニングエコノミーに対するデメリットへの対策は「楽に走る事」を意識することです。

 大迫傑選手も動画中で語っていたように、坂道をいかに楽に疾走するかを意識することで、ランニングランニングエコノミーへの悪影響は最小限にできると考えています。

エリートランナーの坂道ダッシュ

 「エリートランナーが行っているトレーニングを真似すれば速くなれそうだ」と考えて、坂道ダッシュを取り入れているランナーも多いと思います。

 私が知り得るエリートランナーのトレーニングでは、ほとんど必ずと言っていいほど坂道ダッシュがトレーニングに組み込まれています

 現在でも破られていない、1500mの世界記録(3分26秒00)を持つヒシャム・エルゲルージ選手は、オフシーズンに「300m * 10の坂道トレーニング」を行っていました。

 ノルウェーのインゲブリクトセン兄弟は、オフシーズンのトレーニングにおいて「200m * 10 * 2のヒルスプリント」を行っています。

 身近な例で言うと日本人マラソンランナーである大迫傑選手が、Youtubeで坂道トレーニングを行っている様子を動画にあげていました。

 大迫傑選手は動画中で「トラックやロードでの体の使い方がわかってくる」と語っています。大迫選手自身はどちらかというと、楽に走るための体の使い方をイメージしているのかもしれません。

 世界のランナーが集うケニアのイテンには、当然のことながら起伏が多いはずで、あえて坂道を意識しなくても必然的に坂道を走っていることになるはずです。

 坂道ダッシュというと50m~80m程の短い距離をイメージしますが、長距離種目のエリートランナーが取り組んでいる坂道トレーニングは、200mから300m程度が多いです。

 坂道ダッシュ時のペース設定は、知り得る限り800m~3000mのレースペース程度で行っているようです。

坂道の長さと傾斜を適切に選ぶ方法

 坂道ダッシュをするにあたり、困るのが練習場所です。信号が無く適度に傾斜があり、車の通りが少ない坂道は多くはありません。長距離種目に対して、有効だと考えられる坂道の長さと傾斜は次の通りです。

長距離種目に対して有効な坂道の長さと傾斜率
  • 坂道の長さは、鍛えたい能力によって選択する。
    >最大筋出力、神経系:50~80m
    >解糖系:100~300m
    >最大酸素摂取量:300m~1.0km
    >乳酸性作業閾値(LT値):1.0km~
  • 坂道の傾斜率は、およそ3~6%程度が望ましい。
    傾斜が緩すぎると、平地と得られる効果が変わらない。傾斜がきつすぎると長距離のランニングフォームから離れてしまう。

 トレーニングに理想的な坂道を考える時、「どのくらいの傾斜を持った坂を選ぶのが適切なのか」に悩む方が多いと思います。トレーニングに適切な坂の傾斜を考察するうえで、次の論文を参考にしました。

上り坂疾走における傾度の違いが疾走動作に及ぼす影響
コーチング学研究 第27巻第2号, 203~213. 平成26年3月 杉本祐太 前田正登

 本論文では、1.3°、7.4°、13.1°それぞれの傾斜角度にて被験者にスプリント動作をさせ、その時のデータを比較したものになっています。

 以下にスプリント動作における角度データ箇所を示しました。表には傾斜角度毎の各データを示しています。表のデータは、平坦でのデータを基準として、各傾斜毎に得られたデータを↑:増加↓:減少で示しています。

スプリント動作の模式図
スプリント動作の模式図
スクロールできます
項傾斜角度平坦1.3°7.4°13.1°
疾走速度↓↓
ストライド↓↓
ピッチ↓↓
鉛直速度↑↑↑↑↑
接地時間↑↑
膝関節接地角度(θ2)↓↓↓↓↓
足関節角度(ω3)
膝伸展角速度↑↑↑↑↑
膝関節伸展量↑↑↑↑↑
足関節伸展量↑↑↑↑
股関節切り替え時間
傾斜毎のスプリント動作時に得たデータ傾向

 傾斜毎に行ったスプリント動作において得られたデータからは、下記のことが言えます。

データから言えること
  • 傾斜が大きくなるとストライド・ピッチがともに低下し、疾走速度が低下する。ただし、ある程度の傾斜までは、疾走速度の低下はほとんど見られない。
  • 傾斜が大きくなると膝及び足関節の伸展量が大きくなる。つまり、膝及び足がより「曲がった」状態で着地し、関節が「伸びる動作」が入るということである。
  • 関節の伸展量が大きくなることで、鉛直方向(上下方向)への移動が発生する。

 一般には、ランニング動作において効率よく前進するためには、なるべく上下動は抑えることが必要だと言われています。

 股関節のスイングを脚の後方スイング速度及び疾走速度に転換するためには、膝関節の伸展を抑え、膝関節の曲げ伸ばしによる過度な沈み込みを少なくすることが重要であるとされています。

 傾斜角度が大きい坂道でのトレーニングは長距離における理想的なフォームと離れてしまい、適切ではない可能性が高いです。したがって、長距離種目のトレーニングとしてはきつすぎない傾斜の坂道が望ましいと考えられます。

 傾斜角度が大きい坂道でのトレーニングが有効となるのは、短距離種目におけるスタートダッシュ及び加速局面です。深い前傾姿勢をとりながら、足関節及び膝関節を曲げた状態で加速していかなければならないためです。

坂道を使ったトレーニングメニュー例と実施タイミング

 坂道ダッシュトレーニングのメニュー例を紹介します。

パワー、神経系への刺激を狙う場合

 主に、3000m以下の種目に取り組む選手は、スプリントタイプの坂道ダッシュを取り入れると効果的です。目的はパワー向上、神経系への刺激です。

パワー・神経系への刺激を狙ったメニュー
  • 60~80m * 6~10本(15秒以内) @傾斜率5~6%

 パワー・神経系への刺激を得たい場合には、全力に近い努力感で15秒以内のスプリントを行います。このメニューを取り入れるタイミングとして適しているのは、高負荷なポイント練習の前日や繋ぎのジョグ日です。

 短い距離を数本で終えれば、ほとんど疲労は残りません。刺激を入れる目的で行いましょう。

解糖系代謝能力にも刺激を入れたい場合

 乳酸耐性(緩衝能)や解糖系への刺激も入れたい場合には、疾走時間が30~60秒となるような坂道ダッシュを行います。

乳酸耐性・解糖系代謝への刺激を狙ったメニュー
  • 30秒 * 4~7本 リカバリー3~4分 @傾斜率3~5%:SIT
  • 150~200m * 10~20本 リカバリー1.5~2分 @傾斜率3~5%:HIIT

 筋パワーや神経系にも刺激を与えたい場合には、最大努力でスプリントを行うSIT形式(Sprint Interval Training)が適しています。30秒のスプリントを4回から7回繰り返します。

 解糖系の代謝機能にも刺激を与えたい場合には、ペースは少し抑えめ(3000mRP前後)にしリカバリーと本数を調整したメニューがおすすめです。

坂道ダッシュがフルマラソンにも有効な理由

 なぜ坂道ダッシュがフルマラソンランナーにも有効なのかを考察します。フルマラソンは血中乳酸濃度でLT値以下(乳酸が急上昇する手前)で走りきる持久性競技です。

 速いペースで長く走るためには、大きな力を発揮し続ける必要があります。そのためには、筋パワーが増大された遅筋繊維、もしくは、中間型速筋繊維が動員される必要があります

 適切な距離と疾走速度で、適切な傾斜の坂道ダッシュには筋繊維サイズの向上及び速筋繊維におけるミトコンドリア容量の増加および機能向上が期待できます。

 日本人とケニア人エリートランナーの、運動強度に対する血中乳酸濃度の推移を調べたデータを紹介します。

 疾走速度が低い領域においては日本人の方が、低い血中乳酸濃度で運動を継続できましたが、運動強度が上昇したところで、その傾向は逆転することが分かりました。

日本人とケニア人ランナーの乳酸濃度の違い
参照:乳酸をどう活かすか2

 ケニア人エリートランナーは日本人ランナーと比較して、有酸素性代謝機能に優れた速筋繊維を多く有すると仮定すると、納得できる結果です。ケニア人の方が、積極的に糖質を使って走れているのかもしれません。

 これらの理由から、フルマラソンに向けたトレーニングとして、坂道ダッシュは速筋繊維を積極的に動員し刺激する強度で行えるという点で重要であると考えられます。

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比較的長い坂道を使ったトレーニング(登坂走・起伏走)

 坂道はダッシュだけではなく、比較的長い距離のランニングトレーニングに用いられることも多いです。その例が、登坂走や起伏走です。

 登坂走や起伏走の目的は代謝機能的に有酸素能力の向上が主となります。登坂走や起伏走を行う理由としては、適度なペースでも筋肉への負荷を高めることができることが上げられます。

 疾走速度を上げなくても適度に負荷がかかるため、着地衝撃の緩和等による故障予防にもなります。

 「普段起伏があるコースを走っていたら、思った以上に走力が向上していた」という結果を得ているランナーが多いように感じます。

 また、ロードレースを走る事を考えると、コースは必ずしも平坦な道ばかりではありません。坂道を「速く楽に」走る事にも慣れておく必要があると考えると、登坂走や起伏走は是非取り入れておきたいトレーニングです。

 坂道ダッシュは、中距離~フルマラソンまで幅広く取り入れられているトレーニングです。適切なトレーニング方法を理解し、自身のトレーニングメニューに組み込んでみましょう。

参考文献

※「ランニングを科学する」では、筆者の知識・経験のアップデートと共に都度改定を行っています。

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コメント

コメント一覧 (4件)

  • 坂道ダッシュの効果絶大なのは、日経新聞の吉田さんの記事で知りました。
    記事では、短時間でもロング走したのと同じ効果があり、それ以上走らなくても良い、という内容でしたが、私は、せっかくロング走と同じ効果があるのであれば、その後もロングjogすることで、更に効果を高められるのでは、と考えました。
    特に、フルマラソン直前の調整では、坂道ダッシュで安全に刺激を入れています。速筋に刺激を入れることで、遅筋にも効果がある効率的なメニューですが、フルマラソンの終盤のキツさを乗り越えるには、こうした効率的なメニューだけでなく、夏場の走り込みなど、精神力を鍛える泥臭いメニューも必要と感じています。

    • toku様
      コメントありがとうございます!
      坂ダッシュで狙うべき効果は、おっしゃる通り、速筋繊維への刺激だと考えます。特に代謝的な観点からすると、10秒程度で終わる短い坂であればATP-CP系、40-60秒程度ならば解糖系、それ以上であれば有酸素系への刺激が増加します。
      toku様が実践しているように、坂ダッシュに加えてロング走を行い、ロング走の効果を高めたいのであれば、筋グリコーゲンを消費する解糖系への刺激を狙った坂ダッシュが効果的かと思います。

      調整練習で坂ダッシュを行なっているのも良いと思います。上りは怪我防止にも良いです。

      夏場の走り込みも重要ですよね。暑い時期の方が遅いペースで走っていても心拍数が高くなるため、血液循環を含めた心肺機能の強化も進みます。

  • 記事参考にさせて頂いてます!
    「坂道の長さと傾斜を適切に選ぶ方法」以降の本文が切れてしまってますでしょうか?

    • ヒグチョゲ様
      コメントありがとうございます。
      本記事、「坂道の長さと傾斜を適切に選ぶ方法」以降
      は有料記事となっており、続きを読む場合は記事を購入いただく必要があります。
      「ランニングを科学する」はほとんどが無料で読めるコンテンツになっておりますが、一部、
      内容によっては有料ものがございます。

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