【ミズノ ハイパーワープエリート レビュー】ミズノ復権の狼煙となるカーボンシューズ

- ミズノのハイパーワープシリーズが気になっている
- ピュア、エリート、プロのどれがおすすめ?
- 他社のハイエンドカーボンシューズと比べて性能はどうなの?
2025年12月、ようやくミズノから他社に引けを取らないハイエンドカーボンシューズが発売されました。「ハイパーワープシリーズ」です。
全部で3種類のシューズが同時に発売されました。ハイパーワープピュア・エリート・プロです。今回私はハイパーワープエリートを購入しました。
結論から述べると、個人的にはとても好みのシューズです。接地などの感覚は初代メタスピードスカイと似ていますが性能はさらに上を行きます。柔らかすぎるクッションが苦手な私には素晴らしく感じました。
ここでは、ミズノ ハイパーワープエリートを紹介します。履き心地、サイズ感、走行レビューをします。
本記事を読めば、ハイパーワープエリートを購入するべきかどうか判断することができます。
※2026年2月時点、公式では在庫切れの状態でした。私自身はゼビオで購入しました。
製品情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | ハイパーワープエリート (HYPERWARP ELITE) |
| メーカー | ミズノ (MIZUNO) |
| 定価 | 29,700円 |
| 厚さ | 前部:34.5 mm, 後部:38.0 mm, ドロップ差:3.5 mm |
| 重さ | 28.0cm 182g(実測) |
ハイパーワープエリートを購入した理由

ミズノから、待望のハイエンドカーボンシューズが発売されました。ハイパーワープエリートシリーズです。
これまで、ミズノからはリベリオンシリーズも発売されていましたが、正直なところ他メーカーに比べていま一つな仕上がりでした。市民ランナーはとても正直で、ランナーの間での普及率も上がらず、レース会場でミズノのシューズを履いているランナーはほとんどいない状態でした。
そんな中、12月にハイパーワープシリーズが発売されることが発表されました。これまでと違い、大々的にインフルエンサーを活用してハイパーワープシリーズを広告している様子からも、ミズノが力を入れていることがわかります。
ピュア・エリート・プロの3種類が発売されました。ピュアは27.0cmで130g台という非常に軽量なモデル、エリートがバランスの取れたモデル、プロがさらにマイルドに設計されたモデルです。
メーカー推奨としては、ピュアはピッチ型でショート向け、エリートがストライド型でロング向け、プロがバランス型、という位置づけのようです。
ただ、あくまでもこれはメーカー推奨なので、実際には自分に合ったシューズを選ぶべきと思います。
私は、レースシューズとしてアシックスのメタスピードエッジTOKYOを使っていました。しかし、クッショニングの柔らかさが原因なのか私にとっては安定性が十分ではなく、フルマラソン後半に足が持たない印象でした。
ミズノに対しては前から注目していて、いよいよ他メーカーに負けないスペックのシューズが発売されたという印象を持ちました。そこで、メタスピードに代わるレースシューズとしてハイパーワープエリートを購入することにしてみました。
走行レビュー
実際にハイパーワープエリートを履いて走ってみました。
ハイパーワープエリートを使うシーンはレースが主になります。トレーニングでも履くことはあると思いますが、トレーニングで多用すると消耗するため、メインの使用用途はレースです。
今回は、1kmあたり5:00/kmくらいのペースから3:00/kmを切るペースまで、幅広いペース帯である程度の距離を走りました。メニューとしては以下です。
- モデレートペースでのランニング 40min:5:00/km→3:50/kmまでペースアップ
- 60s * 30 r30s LTインターバルトレーニング:3:35/km~3:20/km
- 200m * 2:3:00/km

まず、5:00/km程度のゆっくりなペースから走り始めました。冬の早朝でまだまだ体が動かない状態です。接地感は想像よりも柔らかい感じがしました。
ただその柔らかさは、メタスピードエッジTOKYOなどで感じるような柔らかさではありません。ソフトな感じです。過去のシューズで言うと初代メタスピードスカイのような感覚です。
ゆっくりなペースで1km程走った後から、徐々にペースを上げていきました。ほとんど力を入れなくても4:20/km前後までペースが上がっていきます。この感覚はハイエンドのカーボンシューズで感じるそれと同じでした。
ウォーミングアップを兼ねているので、徐々にペースを上げていきます。4:00/kmまでかなり楽にペースをあげることができました。
推進性があるのに安定感も感じます。最近のハイエンドシューズはどれも不安定な感じがして股関節周りの痛みにつながっている感じがありましたが、ハイパーワープエリートは安定感が高く接地の安定性が素晴らしいです。
最終的には3:55/kmを切るくらいのペースまで上がりました。普段なら出ないペースです。
続いて、60s * 30のメニューを開始しました。疲労のコントロールをするため主観的に楽なペースで走り始めます。
タイムとしては「体感よりも速い」という感じはありません。ただ、同じ疾走ペースで比較するとアディダスのタクミセン11よりは低い心拍数で走ることができています。シューズの助力の強さが伺えます。
そこから30本、インターバルを行いました。足が疲労することも接地で不安定になることもなく、予定通り30本を消化することができました。

少し懸念していたグリップ力もかなりいい感じです。アシックスのシューズはアシックスグリップの性能が非常に優秀で、他メーカーにない利点でしたが、ハイパーワープシリーズのグリップ力もかなり期待できると感じます。
履き心地に特に問題はありませんでした。包み込まれる感じも特にないですが、かかとが抜ける感じもありませんでした。
控えめに言って素晴らしいハイエンドカーボンシューズ
ハイパーワープエリートは、正直、想定以上のシューズとなりました。
最近のレースシューズで感じていた、接地時の不安定さがないうえに素晴らしい推進性があります。グリップもよく、非の打ち所がない感じです。
ハイパーワープシリーズは、ミズノ復権の足掛かりになるシューズだと感じました。今はアシックスやアディダスの認知が急速に広がり、市民ランナーの間で普及率が高まりましたが、ミズノの良さが広まれば、間違いなく普及すると感じます。
私はフルマラソンで2時間30~40分台の実力ですが、このレベルでもメタスピードエッジTOKYOの柔らかさが気になります。私よりも遅めのタイムを持っている人の多くがメタスピードシリーズを履いていると思いますが、本来、もう少し安定性が高いシューズのほうが、後半の足持ち、股関節の負荷的にも望ましいはずです。
ミズノのシューズ開発担当の方のコメントをどこかの記事で見ましたが、最近のシューズで失われつつある「安定性」をいかに担保するかに注目していると言っていました。
もし、最近のハイエンドカーボンシューズを使い始めてから怪我をするようになったり痛みを感じるようになったランナーがいれば、接地の安定性を重視したシューズに注目するのも一つかもしれません。
ハイパーワープエリートの外観

ハイパーワープエリートの外観を紹介します。
アッパー素材はかなり薄く作られています。他社のハイエンドモデルと似ています。シューレース(紐)はギザギザタイプのものが使われていて、ほどけにくい仕様です。

シューズを内側から見ると、カーボンプレートが一部むき出しになっています。幅広いカーボンプレートを使うことで、接地時のプロネーションを抑えているそうです。確かに安定性は高いです。

シュータンはかなり薄いです。自分が持っているシューズの中でも最も薄い部類です。
サイズ感
ハイパーワープエリートはサイズ感に注意が必要です。
今回、ハイパーワープエリートは28.0cmを購入しました。私は普段多くのランニングシューズを27.5cmで履いていますが、試着をしたときにハイパーワープは27.5cmだとかなり小さく感じました。
ハイエンドのカーボンシューズは、どのメーカーも小さめに作られている印象です。同じサイズ表記であっても実際のサイズ感はかなり違うので、注意が必要です。
よく、「27.0cmで〇〇〇g」と示されることが多いですが、実際にはワンサイズ上げないといけません。ここら辺はメーカーの戦略なのかなと思ってしまいました。
- 足長:27.0cm(実測)
- 足幅:11.5cm(実測)→最も広い箇所を測定
参考としてこれまで履いたシューズのサイズとサイズ感を掲載します。
- アシックス ノヴァブラスト5 ワイド 27.5cm:ジャストサイズ(幅が若干大きめ)
- アシックス エボライドスピード3 27.5cm:ジャストサイズ(若干小さめ)
- アシックス ハイパースピード5 27.5cm:ジャストサイズ
- アシックス マジックスピード4 27.5cm:ジャストサイズ
- アシックス マジックスピード5 27.5cm:ちょっと小さい
- アシックス メタスピードエッジTOKYO 28.0cm:ジャストサイズ
- ナイキ ペガサスプラス 27.5cm:ジャストサイズ
- ナイキ ライバルフライ4 27.5cm:ジャストサイズ
- ナイキ ヴェイパーフライ3 27.5cm:ジャストサイズ
- ナイキ ドラゴンフライ 28.0cm(スパイク):ジャストフィット
- アディダス アディゼロSL2 27.5cm:ちょっと小さい
- アディダス タクミセン11 27.5cm:ジャストサイズ
- アディダス EVO SL 27.5cm:ジャストサイズ(わずかに大きめ)
- プーマ ディヴィエイトニトロエリート3 27.5cm:ジャストサイズ
- プーマ FAST-Rニトロエリート3 28.0cm:わずかに大きい
- ニューバランス フューエルセルレベルv5 27.5cm:ちょっと小さくて短め
- ブルックス ハイペリオン 27.5cm:ジャストサイズ
- HOKA クリフトン10 27.5cm:ジャストサイズ
店頭で試着しましたが、ハイパーワープピュア・エリート・プロは、どれもサイズ感が同一です。
グリップ性能
上でも述べた通り、ハイパーワープエリートのグリップ性能はかなり優秀だと感じました。

ピュア・エリート・プロで、アウトソールの模様は若干違いますが、アウトソールの素材は同一です。どれもグリップ力は期待できると考えています。
重さ(重量)は28.0cmで182g
ハイパーワープエリートは28.0cmの実測で182gでした。非常に軽量です。

耐久性(寿命)
耐久性については、ハイパーワープエリートの走行距離が伸びてきたら都度更新します。
上でも述べた通り、過去のペガサスシリーズやミッドソールにリアクトを使ったシューズと同じように考えると、耐久性は非常に高いのではないかと考えています。
新品の状態
ミッドソールの状態

アウトソールの状態

ハイパーワープエリートはミズノ復活の足掛かりとなるシューズ
ハイパーワープシリーズは、ミズノ復活の足掛かりとなるシューズだと感じました。
正直、これまでミズノから発売されてきたカーボンシューズは、他社のハイエンドモデルに比べて見劣りするものでした。しかし、ハイパーワープシリーズは間違いなく他社に引けを取らないシューズだと感じます。
「性能が競合に対して抜き出ているか?」と言われると、今使っているシューズを変えてまでミズノのシューズを購入するほどではないとも思います。
ただ、今から新しくハイエンドのカーボンシューズを購入しようと考えているランナーにとっては、最有力候補に挙げるべきシューズだと感じています。
ランニングを科学するでは、ハイパーワープエリートの他にも多くのシューズを紹介しています。是非ご参照ください。
安く購入する方法
ミズノハイパーワープエリートの購入方法としては、ミズノの公式HP、ゼビオ、アルペンで購入することができることを確認しました。
ハイエンドモデルのシューズは、在庫も少なくすぐに欠品します。随時、各通販サイトの在庫をご確認ください。私自身は、ポイントが付くゼビオで購入しました。
2026年2月時点、公式では在庫切れの状態でした。






コメント