【アシックス メタスピードエッジTOKYO(東京) レビュー】間違いなくシリーズ最高傑作

メタスピードエッジTOKYO
こんな疑問を解消
  • アシックス メタスピードエッジTOKYO(東京)が気になっている
  • メタスピードエッジTOKYOの履き心地やサイズ感が知りたい
  • メタスピードエッジTOKYOはどのくらいのレベルのランナーなら使えそうか知りたい

 東京で行われる世界陸上のタイミングに合わせて、2026年7月25日に公式通販限定でアシックスから厚底カーボンシューズのハイエンドモデルである「メタスピードTOKYO(東京)」シリーズが発売されました。

 メタスピード東京シリーズは、メタスピードスカイTOKYO(METASPEED SKY TOKYO)、メタスピードエッジTOKYO(METASPEED EDGE TOKYO)、メタスピードレイ(METASPEED RAY)の3種類です。

 ランナーの皆さんはこれらすべての性能、履き心地が気になるかと思いますが、本記事では私自身が購入したメタスピードエッジ東京のレビューをします。

 なぜメタスピードエッジTOKYOを選んだのか、また、実際の履き心地や推進性について徹底解説します。気になるサイズ感も詳しく紹介します。

 本記事を読めば、皆さんがメタスピードエッジTOKYOを選ぶべきかどうかの参考になります。

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著者:らんしゅー
日比野就一

社会人からランニングを始めました。
理論に基づいたトレーニングで、
どこまで記録を伸ばすことができるか挑戦。
競技志向で取り組んでいます。
自己紹介・記録変遷はこちら

血中乳酸濃度や血糖値も測定。
マラソンへ科学的にアプローチします。

★自己ベスト
 1500m 4:25(2022/08)
 5000m 16:01(2022/09)
 10000m 33:44(2021/12)
 ハーフ 1:12:29(2022/03)
 フル 2:43:55(2024/11)

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   ハーフ 1:12:29(2022/03)
   フル 2:43:55(2024/11)

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目次

製品情報

項目内容
製品名メタスピードエッジTOKYO (METASPEED EDGE TOKYO)
メーカーアシックス (ASICS)
定価29,700円
厚さ前部:34.5 mm, 後部:39.5 mm, ドロップ差:5 mm
重さ28.0cm 168g(実測)

メタスピードエッジTOKYOを購入した理由

メタスピードエッジTOKYO

 メタスピードエッジTOKYOが7月に発売されることが決まったのは2025年5月でした。発表された時からメタスピードエッジTOKYOを買おう、と決めていました。

 私はあらゆるメーカーのシューズを履いてきましたが、過去の厚底カーボンシューズの中で最もパフォーマンスが良かったのがアシックスの初代メタスピードスカイです。しかし、初代以降はなかなかフィットするものが無く、ナイキやプーマのカーボンシューズを履いていました。

 しかし、他のカーボンシューズはどこか物足りない感じがしていました。ヴェイパーフライは圧倒的に耐久性が低くすぐに壊れてしまう、プーマのディヴィエイトニトロエリート3は少し重さが気になる、などの課題を感じていました。

 2025年4月にプーマからFAST-Rニトロエリート3が発売され、非常に軽量であるとのことで購入を決めました。しかし購入直後にアシックスからメタスピード東京シリーズの発売がアナウンスされました。

 FAST-Rニトロエリート3を買ったばかりでしたが、アシックスが公開しているメタスピード東京シリーズのスペックを見ると、どうしても手に入れたくなりました。圧倒的な軽量性や新素材FFLEAPがとても気になったためです。

 これらの経緯があり、2025年7月25日のオンライン先行発売と同時に購入しました。

走行レビュー

 早速メタスピードエッジTOKYOを使用しました。今後、トレーニングやレースで使用していく中で走行レビューはアップデートしていきたいと考えています。

 自分にとって努力感がある高いスピードでも使いたかったので、2:50/kmよりも速いペースで行う流しから、3:10/km台でのインターバルトレーニング、3:30から4:00/kmでのペース走を行いました。

メタスピードエッジ東京

 ウォーミングアップでは、5:30/kmくらいのペースからゆっくり走り始めたので、自分が走りうるすべての速度で走ってみました。

 ゆっくり走り始めてまず感じたことは、前モデルであるエッジパリよりも接地時の横ブレが少なくなったな、安定感が増したなという印象です。

 ミッドソールに新素材FFLEAPが使用されていると聞いていたので、接地時の柔らかさが増し安定感は低くなるのかなと思っていましたが、いい意味で裏切られました。

 もともと、私自身はエッジパリの不安定感を受け入れることが出来ず、シューズを手放すことになりました。その点、エッジ東京は安定感が増し、使い易くなっています。

 スピードを上げていくと、バウンド感をしっかり感じます。FFLEAPの柔らかさはそこまで感じず、弾力がある接地感です。正直、かなり使い易くなったと感じました。推進性も十分で、軽く走ってもスピードが出ます。

 ウォーミングアップの最後に流しを行いました。軽量性もあり足がどんどん回り、簡単に2:40/km台のスピードが出ます。これはかなり期待できると感じました。

 ウォーミングアップ中に一度だけ紐を結びなおしました。少しかかとが緩く感じたためです。過去モデルよりもかかと部分が若干幅広になっており、シューズのサイズがしっかりあってないとかかとが抜ける感じがするかもしれません。

 流しの後には、3:30/km~4:00/kmで軽いペース走を行いました。かなり暑かったのでペース自体は上がらなかったですがほとんど努力感無く走ることができます。どんなペースでも助力感が得られる不思議な感じです。

 いよいよ、本番のインターバルトレーニングを始めます。私の中ではかなり努力感があるペースです。3:10/kmから3:20/kmのペース帯になります。シューズの助力を最も感じるペースです。

 早朝にもかかわらず30℃もありました。今年一番の暑い朝です。目標ペースは3:15/kmくらいですが、気温を考慮すると厳しい設定です。1000m5本、レスト2分です。

 1本目は向かい風になります。走り始めるとしっかり助力感を感じペースが上がります。1本目なのである程度のきつさで走り終え、タイムは3:16/kmでした。

 残り4本ありましたが、合計で4本に減らしてもいいと考えながら走りました。3:17-3:20-3:16で4本終えたところで終了しました。1000mを終えた後は300mを3本、2セットのメニューをこなし、今回のポイント練習を終えました。

 300mは3:00から3:10/kmのペースでした。体感よりもいいペースで走ることができました。

 少しびっくりしたことは、ある程度きつい状態でもメタスピードエッジTOKYOを使いこなすことができたことです。これまでの厚底だと、きつくなってくると上に浮いてしまう感覚があるのですが、メタスピードエッジTOKYOではそれがありませんでした。

 自分の走力が向上していることも要因しているとは思いますが、シューズの構造的にも履きこなしやすさを重要視しているのかな、と感じさせます。

メタスピードエッジ東京

メタスピードエッジパリとエッジTOKYOの比較

 メタスピードエッジパリとエッジTOKYOの比較を行います。大きな変更点は以下の通りです。

エッジパリとエッジ東京の違い
  • 重量:エッジ東京は10%弱軽い
  • ミッドソールの素材:エッジ東京ではFFLEAPをカーボンプレート上部に採用
  • カーボンプレートの角度:エッジ東京の方が少し急になっていそう

 エッジパリとエッジ東京は、ミッドソールの素材が主な変更点です。カーボンプレート上部に採用しているミッドソール素材が、エッジパリはFF Turbo+、エッジ東京はFFLEAPです。ミッドソール素材変更により軽量化が実現されています。

 公式には述べられていませんが、カーボンの角度も少し異なるように見えます(あくまで見た目ですが)。

エッジパリとエッジ東京の比較

 何よりも、軽量化されている点が非常に優れていると感じています。

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外観

 メタスピードエッジTOKYOの外観を紹介します。シューレース(紐)はエッジパリと同じ仕様のものが使われています。ほどけにくいタイプの紐です。

メタスピードエッジTOKYO

 アッパーの素材はかなり薄いです。軽量性にこだわった様子がうかがえます。網目の繊維がかなり細くなっていますが、耐久性は前モデルと同様程度はあるようです。

メタスピードエッジTOKYO アッパー

メタスピードエッジTOKYOのサイズ感

 メタスピードエッジTOKYOを購入するにあたり、最も心配だったのがサイズ感です。歴代のメタスピードシリーズは、マイサイズである27.5cmだと小さく、足の先端がシューズの先端に当たってしまっていました。

 メタスピードスカイ+だけは大きめに作られていたようなのですが、その他のモデルはどれも小さかったので、今回メタスピードエッジTOKYOは28.0cmを選択しました。

 結論として、28.0cmで大正解でした。メタスピードエッジTOKYOも小さめに作られているようで、28.0cmでも本当にぴったりでした。適度に足先にも余裕があって、レースシューズとして気持ちよく使えるサイズ感で購入できました。

らんしゅーの足サイズ実測
  • 足長:27.0cm(実測)
  • 足幅:11.5cm(実測)→最も広い箇所を測定
メタスピードエッジTOKYO サイズ感
その他のランニングシューズサイズ一覧
  • アシックス ノヴァブラスト5 ワイド 27.5cm:ジャストサイズ(幅が若干大きめ)
  • アシックス エボライドスピード3 27.5cm:ジャストサイズ(若干小さめ)
  • アシックス ハイパースピード5 27.5cm:ジャストサイズ
  • アシックス マジックスピード4 27.5cm:ジャストサイズ
  • アシックス マジックスピード5 27.5cm:ちょっと小さい
  • アシックス メタスピードエッジTOKYO 28.0cm:ジャストサイズ
  • ナイキ ペガサスプラス 27.5cm:ジャストサイズ
  • ナイキ ライバルフライ4 27.5cm:ジャストサイズ
  • ナイキ ヴェイパーフライ3 27.5cm:ジャストサイズ
  • ナイキ ドラゴンフライ 28.0cm(スパイク):ジャストフィット
  • アディダス アディゼロSL2 27.5cm:ちょっと小さい
  • アディダス タクミセン11 27.5cm:ジャストサイズ
  • アディダス EVO SL 27.5cm:ジャストサイズ(わずかに大きめ)
  • プーマ ディヴィエイトニトロエリート3 27.5cm:ジャストサイズ
  • プーマ FAST-Rニトロエリート3 28.0cm:わずかに大きい
  • ニューバランス フューエルセルレベルv5 27.5cm:ちょっと小さくて短め
  • ブルックス ハイペリオン 27.5cm:ジャストサイズ
  • HOKA クリフトン10 27.5cm:ジャストサイズ

重さ(重量)

 28.0cmの重さを測定したところ、168gでした。個体差はあると思いますが驚異的な軽さです。厚底の性能が維持されながらであれば、軽いことに越したことはないと考えいます。

メタスピードエッジTOKYO 重さ

寿命・耐久性

 耐久性は使用する都度更新します。かなり軽量にできているので、耐久性は高くないかもしれません。

購入直後の状態

 ミッドソールの状態

メタスピードエッジTOKYO

 アウトソールの状態

メタスピードエッジTOKYO アウトソール

走行距離150kmでの状態

 ミッドソールはまだまだ健全です。皺も少なめです。

メタスピードエッジTOKYO 走行距離150km

 アウトソールのすり減りもあまり見られません。

メタスピードエッジTOKYO

 しかし、メタスピードエッジTOKYOはここでお譲りすることにしました。とてもいいシューズだったのですが、もう少し安定性が高いハイエンドカーボンシューズの方が好ましいと感じたためです。

メタスピードエッジTOKYOは幅広いランナーが使えそう

 私自身の個人的な評価として、メタスピードエッジTOKYOはこれといった欠点が無いうえに、走力がある程度低いうちからでも十分履きこなせるシューズだと感じています。

 28.0cmで168gという圧倒的な軽量性、カーボンシューズらしい爆発的な推進力がありながら、なぜかある程度の安定感を感じます。私の中では、これまでのメタスピードシリーズの中で最高傑作だと感じました。

 2025年における私のレースシューズ候補として、プーマのFAST-Rニトロエリート3がありましたが、メタスピードエッジTOKYOもレースシューズ候補となりました。どちらを使うかはトレーニングでの使い心地で決めたいと考えています。

 メタスピードエッジパリとメタスピードエッジTOKYOが並んでいたら、間違いなくメタスピードエッジTOKYOを購入します。あえて前モデルのエッジパリを選ぶ理由が無いくらい、エッジTOKYOはいい仕上がりだと感じます。

購入方法

 メタスピードエッジTOKYOは、公式アシックスの通販サイトに加え、Amazonや楽天、Yahooでも購入できるようになりました。

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※「ランニングを科学する」では、筆者の知識・経験のアップデートと共に都度改定を行っています。

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