【穂の国・豊橋ハーフマラソン2024】レースレポート

20240324豊橋ハーフ

※「ランニングを科学する」では、筆者の知識・経験のアップデートと共に都度改定を行っています。改訂履歴は記事の最後に記載しています。

 穂の国・豊橋ハーフマラソン2024に出場してきました。

 距離はハーフです。

 私は社会人から本格的にランニングを始めた市民ランナーです。月500km程走り競技志向でランニングに取り組んでいます。

 本記事はそのレースレポートになります。

目次

本レースの位置づけ・これまでの取り組み

 豊橋ハーフマラソンはトレーニングの一環として出場します。

 2023年度のマラソンシーズン最大目標は、先日出走した犬山ハーフマラソンでした。記録は1時間16分22秒と、自己ベストには遠く及ばない記録となりましたが、今の実力はしっかり出せたレースとなりました。

 2023年1月から約半年は怪我で走れていなかったこともあり、2023年は自己ベストを全く更新することはできませんでした。

 怪我で走れない期間で体重が5kg程度増えたこともあり、走力はなかなか元の状態までは戻ってきていません。

 それでも、怪我無く月500km程の走行ボリュームまで戻すことができ、走力も右肩上がりで戻ってきています。犬山ハーフマラソン時点では自己ベストの時の体重よりも3kg程度重い状態でしたので、相応の記録だと思っていました。

 オフシーズンに入ってから、体のパフォーマンスが一時的に下がってもいいと判断して徐々に減量を開始。結果として約1か月で1.0~1.5kg程度は落とすことができました。

 減量を開始して以降、減量中に発生する傾向がある耳管開放症も発生せず、健康的に減量を進めることができました。トレーニングでのパフォーマンスも右肩上がりで上がってきており、非常に好調な状態です。

 今回のレースを怪我無く迎えることができたことが、最もうれしい事です。

 今、オフシーズンのトレーニングはLTインターバルを軸として地味なトレーニングを積み重ねています。トレーニングの派手さはありませんが、シーズンインした時に飛躍できるように、有酸素ベースの構築を進めています。

 血中乳酸濃度測定によるトレーニング強度の調整も進めており、ようやく、自分の感覚と乳酸数値が整合してきました。自然に適切な強度でトレーニングが行えるようになってきました。

 これも、この冬を怪我無く乗り越えられた一要因だと考えています。

らんしゅー
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レースの目標

 今回のレース目標は1時間15分00秒とします。この目標は前回の犬山ハーフと同じです。

 ピーキングやテーパリングはほとんど行っていませんが、減量の効果と走力の向上が継続しており、確実に前回の記録は上回れると感じています。

 また、天候も良好、風も弱く、レースを走るコンディションとしては最高の状態です。前回のレースは雨の中のレースでした。

 レースプランとしては、前半10kmは3:35/km程度で様子を見て、後半もし余裕があればビルドアップできたらいいなと思います。

 しかし、3:35/kmで余裕があるくらいの走力はまだなく、結局最後は力を振り絞ることになると想像しています。

レースレポート

 以下がレースレポートです。

起床~レース前

 今日は豊橋ハーフマラソン。トレーニングの一環として出場する。

 昨年は怪我で半年棒に振ってしまい、自己ベストにも程遠い記録しか残すことができなかった。しかし、足の調子は右肩上がりで戻ってきており、何より怪我無く走れることの嬉しさを感じながら、日々トレーニングを重ねている。

 起床時間はいつも通りの4:00。寝る時間も変わらず21時前後であるため睡眠時間もいつも通り7時間くらい。すっきり起きることができた。

 昨日時点で、3/24レース当日の天気は曇り。2日前までは雨予報だったので、土壇場で天気が良くなってきた。しかし、今朝起きて天気を確認してみると、再度雨の予報になってしまっている・・・

豊橋ハーフマラソン天候

 起床直後の体組成測定。体重65.7kg・体脂肪9.0%。体脂肪率は最近では8.0%前後だったので測定誤差で上振れしてしまったものの、体重はしっかり落ちていることがわかる。

 1か月前の犬山ハーフマラソンでは体重が67.0kgを超えていた。そこからすると1.0kg以上は落とせたことになる。

 体調不良や怪我を発生させることなく、順調に体重を落とせたことはとても幸運だった。

 朝食はいつも通り。ご飯180g、目玉焼き2個、納豆1パック。これに加えて、いつもならトレーニング後に飲むプロテイン+牛乳をとった。

 朝食後、レースのための準備をした。今日のランニングギアはこちら。

豊橋ハーフマラソンランニングギア
ランニングギア一覧
  • ナイキ エアロスイフト シングレット
  • 2XU MCSランコンプショーツ
  • アシックス メタスピードスカイパリ
  • タビオ レーシングランオールウェザー・5本指
  • ザムスト プレシオーネ カーフ
  • ザムスト プレシオーネ アーム
  • ナイキ エアロビル フェザーライト バンフォレーテッド
  • エアフライ AF-301

 2024年3月に発売されたメタスピードパリシリーズ、今回はスカイパリを実践投入する。

 パリシリーズはエッジパリ・スカイパリを両方購入し、中強度のロングラン程度であればほとんどパフォーマンスに差が出ないことはすでに分かっていた。

 しかし、自分自身の感覚として、スカイパリの方に爆発力を感じたため、まずはハーフマラソンで実践投入してみることにした。

 いつものレースでは、胸ベルト式心拍センサーを着用して走るが、レース中のずれが気になる問題があった。そこで、腕に付けるタイプであるカロスの心拍センサーを新たに購入。

 こちらは胸ベルト式と違い光学心拍計ではあるものの、胸ベルト式と同程度の追従性・精度があり、最近では重宝している。

COROS心拍センサー

 豊橋ハーフマラソンのスタート時間は10時であり、スタート整列締め切りが9時40分。豊橋駅から会場までは歩くつもりであること、着替えやウォーミングアップの時間を考慮すると、少なくとも8時40分頃までには着いておきたい。

 8時過ぎ着の電車で向かうことにした。

 予定通りの電車に乗れて、豊橋駅に向かった。同じ電車に豊橋ハーフマラソンに出場すると思われるランナーが多くいた。

 豊橋駅からレース会場までは、約2.0km程度の距離。路面電車に乗るか歩くかの二択となるが、歩いても大した距離ではないため、歩くことを選択した。

 他にも歩いているランナーが多く、道に迷うことはない。

 レース会場となる公園に到着。参加証と引き換えにもらえるTシャツを受け取り、ウォーミングアップを行うために移動をした。

 すぐに走り出せるように、ウェアはほとんど着た状態で移動しているため、ウォーミングアップまでの着替えはほとんど発生しない。

 ウォーミングアップ中も荷物から目が離れない位置に荷物を置き、ウォーミングアップを開始した。

豊橋ハーフマラソンウォーミングアップ

 

 この時点ではまだ雨は降っていない。気温もそこまで低くなく、風もないため、多少雨が降っても問題ないと感じた。

 ウォーミングアップは、気持ちいいペースで行った。結果として4:20~4:30/kmくらいにおさまった。流し程度のスピードも2本くらい入れ、ウォーミングアップは完了。レーススタートまで残り20分になった。

 これから着替えて、荷物預かりに向かう。最後のトイレをしようとしたら、めちゃくちゃ並んでいた・・・

 レーススタート位置への整列は、9:40までに行わないと、最終ブロックであるFブロックになってしまう、とのことだった。

 これを知っていたので少し焦ったが、これだけトイレ待ちランナーがいるし、ギリギリ間に合いそうだったので、そのまま並ぶことにした。

 結果的に、トイレ、荷物預かり、スタートへの整列まで9:40までに終えることができた。

 9:40から開会式がはじまり、鈴木亜由子さんなどが話していた。この時点から小雨が降り始め、体が寒さを感じ始めた。

 スタート前の寒さについては、犬山ハーフの時よりも今回の方が寒かった。20分間、何とか耐え、ようやくスタート時間となった。

レース開始~レース終了

 いよいよ、豊橋ハーフマラソンがスタートした。

 多くのランナーが一斉スタートするため、最初は渋滞した。ペースを上げることはできなかったが、ハーフマラソンは先が長いため、始めは流れに身を任せてゆっくり入ることにした。

 その代わり、ランニングピッチは積極的に上げていくことにした。今回メタスピードスカイパリを使用しており、トレーニング時点からピッチの上げやすさを感じていたため、レース序盤からピッチを上げ目で走ることにした。

 ランニングダイナミクスポッドを付けていたため、リアルタイムでピッチがわかるのだが、およそ185回/分程度のピッチを刻んでいた。

 犬山ハーフの時は平均ピッチが179回/分であったため、かなりピッチを上げている感覚があった。

 ペースは全く気にせず、リズムをとるように走った。結果として最初の入りは3:36/kmだった。動きにはかなり余裕があった。

 しかし、少し不安がよぎった。2023年の東海市ハーフマラソンの時に感じた、耳管開放症の兆候が耳に表れていた。

 その瞬間、大きなミスをしたことに気が付いた。朝起きてからレーススタートするまでに、牛乳、コーヒー、モンスターエナジー以外の飲料を摂ることを忘れていた。。。

 水分自体は、コーヒーやモンスターエナジーで摂ってはいたが、カフェインの利尿作用でほとんど吸収されずに流れてしっまう。

 ウォーミングアップもしているし、確実に水分不足だと悟った。これは、「やってしまった」と思った。

 なので、1時間15分切りを狙ってはいたが、トレーニング量は落としていないし、無理してタイムを狙うようなタイミングではないため、自分が感じるきつさを基準に巡行することにした。

 ピッチ185回/分が自分にとって心地よかったのか、無理ない気持ちで巡行。ラップは3:30~3:40/kmの間で刻めた。

 途中、細かい登り坂や下り坂が結構あったが、ここも無理せず、登り坂はその分ペースを落とし、下り坂は多少ペースを上げて、きつさが一定になるように走った。

 結果として、ラップは3:35/km前後を刻んでいた。

 犬山ハーフマラソンの時は、10kmに差し掛かる前に既にきつさを感じ始めていたが、今回は10km付近ではまだ余裕があった。間違いなく前回よりは地力の向上を感じた。

 今回もほとんどの区間で単独走になった。少し無理すればランナーにつくこともできたが、あくまでマイペースを刻んで最後まで走り切ることを考えていた。

 16km付近まで、そのままの余裕度で走ることができた。前回は13km程度でペースダウンし始めていたため、この点も安心につながった。

 ラスト5kmはさすがにきつさを感じてきた。前半ピッチを上げて走ったことが影響したのか、ピッチも落ち始めていた。それでも181~183回/分では刻めていた。

 ラスト5kmも3:40/kmよりも遅れてしまうことはなかった。きつさは感じていたが、何とか維持できる状態だった。

 ただ、ラスト1kmでスパートをかける余裕は残っていなかった。本当にイーブンペースで巡行してきて、今日の疲労度の状態で維持できる最高ペースを維持した形となった。

 競技場に戻ってきてからラスト200mはスパートする元気があった。200mをトラックで走ればゴールできたし、スタンドから見ているお客さんもたくさんいたので、元気が出た。

 電光掲示を見ると、すでに1:16:00台を超えていた。その時点でほとんど犬山ハーフと同じ記録だな、と思って少しがっかりした。

 そのままゴールし、手元の時計を見ると1:16:20を指していた。もう、前回と同じタイムと言っていいくらい、同じだった。

レースの振り返りと今後の方針

 今回、豊橋ハーフマラソンに出場し、記録は1時間16分20秒(公式グロスタイムは1時間16分23秒)でした。

 前回の犬山ハーフマラソンが1時間16分21秒でしたので、ほぼ同タイムとなりました。

 体重が1kg以上落ちた状態で臨んだレースでしたが、疲労抜きもなく、レース前の給水も忘れていたので、パフォーマンスは出しにくい状態でした。

 それでも、健康にハーフの距離を走り終えることができ、記録も犬山ハーフと同じということで、走力は確実に向上していると感じています。

 レース中の余裕度は間違いなく今回の方が、余裕度が高かったです。後5km走れ、と言われれば、間違いなく今回の方が速く走り切れたと思います。

 今回のレースでは、メタスピードスカイパリを使用しました。ランニングダイナミクスポッドで取得したランニングデータを掲載します。

 

 前回の犬山ハーフマラソンと比較して、ピッチは179→184回/分、上下動比は5.4%→5.1%となりましたが、ストライドは1.56→1.52m/歩へと減少しました。

 シューズの影響なのか、意識の影響なのかはわかりませんが、数値的には大きく変化が見られました。

 犬山ハーフマラソンは、初代メタスピードスカイを使用し、今回はメタスピードスカイパリを使用しています。

 ランニングピッチを上げれば、上下動が減少することは当然ではあり、この点、同じランニングピッチを刻んだ時にどうなるのかについては、もう少し試してみる価値はありそうです。

 ただ、初代スカイ、エッジパリ、スカイパリ、どれを履いてもそこまで大差がない、ということもわかりました。記録に影響するのは本人の実力が99%、シューズは手助けのレベルでしかありません。

 特に、メタスピードシリーズはどれもその時の最高峰として作られており、シューズ間のパフォーマンス差というのはそこまで気にするほどではないのかな、と感じました。

 今回は、トレーニングの一環としてレースに出場し、想定したタイム程は速く走れませんでしたが、総じて満足のいく結果となりました。

 引き続き、今の方針のままトレーニングを継続していきたいと思います。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 水飲まないなんてレース初心者でもしないミス。
    タイムが出なそうだから言い訳づくりで飲まなかったのでは?

    • コメントありがとうございます。

      コメントの真意ははかりかねますが、トレーニングの一環であっても水分を摂らない理由にはなりません。想像はご自由です^^

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