【2023年刈谷市秋季陸上記録会1500m・3000m レースレポート】

20230924刈谷市記録会

※「ランニングを科学する」では、筆者の知識・経験のアップデートと共に都度改定を行っています。改訂履歴は記事の最後に記載しています。

 2023年9月24日に刈谷市で行われた2023年秋季陸上記録会1500m・3000mに参加しました。そのレースポートです。

 私は社会人から本格的にランニングを始めた市民ランナーです。月500km程走り競技志向でランニングに取り組んでいます。

 自己ベストは2022年3月の名古屋シティマラソン(ハーフ)で出した、1時間12分29秒です。

 今の目標は次の通りです。

ランニングの記録目標
  • フルマラソン:2時間30分
  • ハーフマラソン:1時間10分

 これらの目標を達成するために、スピードトレーニングとして、1500~5000mのトラックレースにも力を入れて取り組んでいます。

目次

本レースの位置づけ

 2022年末から足を痛め、2023年1月に股関節付近の怪我をしてから約4か月間、ランニングから離れていました。

 復帰した2023年5月はほとんど歩くようなペースでしか走ることができない状態でしたが、7月にはようやくジョギングができるようになりました。

 そこから順調に走れるようになり、2023年9月現在では、月間400km程度までは走行距離も伸びてきています。

 走るペースも、7月時点では6000mペース走で4:05/kmくらいが限界だったものが、9月現在では3:40/km程度で走れるようになっています。

 まだ、股関節の違和感・痛みが完全になくなったわけではありません。3:00/kmを切るペースで走ると、徐々に違和感が強くなってくる状態です。

 しかし、ペース走程度の強度であれば足の違和感が強くなることはなく、徐々に良くなっていっている状態です。

 このような中、今どのくらいのレベルまで体が戻ってきているのかを把握することが目的で、1500mと3000mに出場することにしました。

 普段は1種目しかエントリーしないのですが、今年は気温が非常に高く、3000mだと暑さの影響でしっかり走れない可能性がありました。

 1500mであれば、多少暑くても記録への影響はほとんどないので、「暑過ぎたら1500mで記録を狙う」といった気持ちで2種目エントリーしました。

目標タイム

 2023年9月24日のレース出走直前でのパフォーマンスは、6000mペース走で3:40/km程度です。この数値から計算できる、1500m・3000mのタイムは次の通りです。

関連記事
  • 1500m:4分30秒(自己ベスト4分25秒)
  • 3000m:9分42秒(自己ベスト9分23秒)

 しかし、短いトラックレースに対応したトレーニングはほとんど行えていない状態なので、これらのペースで走ることは難しいです。

 また、2種目エントリーをしており、走る直前までどちらの種目に重きを置くかを決めないで臨もうと考えているので、あくまで、「このくらいなら走れそうだ」というペースを頭において、レースに臨もうと考えています。

レースレポート

起床~スタート前

 今日はトラックレース。1500mと3000mのダブルヘッダーだ。

 前日まで妻の実家に帰省していたが、昨日一足先に自宅に帰ってきた。今朝の起床はいつも通りの4時。前日21時に就寝しいつも通り4時に起きれたので、睡眠はしっかり確保できた。

 起床直後にInbodyで体組成を測定。体重67.4kg・体脂肪率10.4%。復帰して以降体脂肪率が徐々に落ちてきており、体の状態は徐々に良くなってきている。

 朝食はいつも通り。ごはん150g、納豆2パック、卵2個。いつもは走った後に飲むプロテインも今日は起きた直後に飲んでおいた。

 今日のランニングギア。

2023刈谷市秋季記録会ランニングギア2023刈谷市秋季記録会ランニングギア

 

ランニングギア一覧
  • ナイキ エアロスイフト シングレット
  • 2XU MCSランコンプショーツ
  • ドラゴンフライ
  • タビオ T&F
  • エアフライ AF-301

 ランニングパンツは、ナイキのエアロスイフトも何回か使ってみたが、自分にはタイツの方が合っていると感じる。

 レース開始が14時05分。競技場に到着したら知り合いにも会えるかも、と思って、少し早めについておくようにする。12時くらいの電車に乗って、12時40分くらいに付けるようにした。

 予定通りの電車に乗れたが、途中で各駅停車に乗り換えそこね、一回通過してから戻るというハプニング発生。大体予定よりも10分遅れくらいで目的の駅に到着した。

 そこから歩いて競技場まで。競技場についたのはほぼ予定通りの12時40分過ぎだった。

ウィングアリーナ刈谷

 歩いてくる間に決めたことは、1500mに注力して3000mはペース走として出場するということ。理由は気温がかなり高く、3000mに注力しても、思うようなタイムが出ないと思ったから。

 まだだいぶ時間があるな、と思ってゆっくりしていた。ふと電光掲示板を見ると、「1500m 13:30~」の文字が見えた。

「ええ??」後25分しかない・・・。スタート時間を間違えていた。

 急いでウォーミングアップをする。普段より短い2.5kmくらいでジョグを終え、スタート地点の最終コールに向かった。何とか受付を済ませ、事なきを得る。

 しかし、体を伸ばしたりする動きの確認ができておらず、まだ体の関節部分も硬いまま。完全にウォーミングアップ不足。でも、もう時間もないし、流しが優先。

 スパイクに履き替え、さっそく流しをする。まだ関節が硬く、ダッシュをすると股関節の違和感もあったが、いいペースでは走れていた。調子は良さそう。

 まもなくスタートのための整列があった。知り合いとも話すことができ、心は穏やか。適度な緊張感で走り始められそう。

1500mレース

 いよいよ、1500mがスタートした。

 目標ペースは3:00/km程度。トラック一周を72秒で回る計算。しかし、周りのランナーは想像よりも速いペースで進んでいく。「これについていったら、確実に後半垂れる」ことがわかっていたので、マイペースで進む。

 それでも、一週目は70秒程度で入った。

 案の定二週目は結構きつくなった。それでもあまりペースを落とさず粘ることができ、二週目は73秒。

 そこからはさらにきつくなった。上半身もしびれてくる感覚がる。高心拍・ハイペースで走るようなトレーニングは一切していないので、さすがに厳しい。

 二週目からの300mは3:10\km程度まで落ちた。最後の400mくらいはもう少し盛り返したい。

 しかし、400mをスパートする余力はない。ラスト300mまでは我慢し、そこからは少しペースを上げれればいい、と考えた。

 最後の300mに差し掛かり、少しペースを上げた。そこで何人かを抜くことができ、精神的には少し回復。最後の200mも何とか押し切り、ラスト一周は72~73秒程度でまとめることができた。

 結果は4:33。今のトレーニング状況からするとまぁまぁ走れた。

3000mレース

 1500mレースを終え、後25分で3000mレースが始まる。

 参加登録するときに、別々に登録してしまったせいで、ゼッケンナンバーを変えないといけなかった。一度荷物場所に戻り、ゼッケンを入れ替えた。

 すぐに3000mスタート地点に戻り、最終コールを済ませた。そこでも知り合いと話すことができ、「やっぱり近くの大会はいいな!」と思った。

 3000mはVO2max付近でのペース走として走り切る。10分のペーサーとして走ることを誓った。

 特に緊張感はない。でも、かなり憂鬱だ。後半確実にきつくなることが目に見えている・・・

 いよいよ、3000mのスタート。

 一周80秒を死守すればいい。一週目は78秒程度と少し速めに入ったものの、1500mに出ていたこともあって、足の動きは比較的滑らかだった。でも、足は重い。

 二週目は79秒でまずまず。落ちていることもなく一安心。

 そこからはなんとか80秒前後を刻んだ。2000mを過ぎてから、やっぱりきつくなって、6,7週目で82秒まで落ちた。しかし、前半の貯金が少しあったので、10分はなんとか行けそう。

 ラスト一周に入り、少しペースを上げた。少しスパートをかければ、10分に滑り込めそう。

 最後まできつかったが、何とかゴール。時計は10分01秒だった。ほぼ目標通り。

レース振り返り

 記録は1500m:4:33(VDOT59.7)、3000m:10分01秒(VDOT58.7)でした。

 3000mは練習として走っているので、1500mの記録が今の実力です。昨年の1500mレースの記録と5000mの実力から推測すると、現時点での5000mレースペースは3:20/km程度となります。

 6月に本格的に復帰してから約3か月で、ようやくここまで戻ってきたな、という感覚です。

 今回得られたランニングデータは次の通りです。

  1500mで自己ベストを出した、2022年8月の中京大記録会の時のデータと比較すると、ストライドは今回の方が長く、ランニングピッチが3%程少ないことが分かりました。

 前回よりも上下動比がだいぶ大きいですが(前回3.4%、今回4.1%)、これが必ずしも悪いことではないと考えています。

 2022年8月のレースでは心拍数が172bpmまでしか上げることができていません。これは明らかに高い心拍まで体を動かすことができていないことが分かります。

 昨年の方が明らかに地力は上ですが、今回の方が持っている力をちゃんと出せたレース、だと言えそうです。

 それでも心拍数は178bpmまでしか上がっておらず、最大心拍数190bpmと比較すると、もっと高い心拍数まで体を動かすトレーニングをすれば、さらにタイム向上が見込めそうな気がしています。

 今回のレース振り返りは感覚的な振り返りとなっています。今回の結果はそこまで気にしておらず、特にトレーニング方針を変えることは考えていません。

今後の方針

 2023年度、残りのレース予定は次の通りです。

2023年度 レース予定(太字は確定)
  • 2023年10月:1500m & 5000m(レース未定)
  • 2023年11月12日:揖斐川ハーフマラソン
  • 2023年12月10日:東海市ハーフマラソン
  • 2023年1月:フルマラソンペーサー(サブエガ)
  • 2023年2月:10000m(予定)
  • 2024年2月25日:犬山ハーフマラソン
  • 2024年3月10日:びわ湖マラソン

 怪我から始まってしまった2023年、自己ベスト更新は難しいと思っていました。しかし、現在の復調ペースを見ると、2023年度末であれば、十分にベスト更新が狙えると、感じています。

 2023年度最大目標は2024年2月25日の犬山ハーフマラソンです。このレースでどこまで走れるかはわかりませんが、大幅に自己ベストを更新できるように、トレーニングを積んでいこうと考えています。

 基本的には、週2日の閾値トレーニングと、週1回の高強度トレーニングで構成します。昨年の怪我の経験を踏まえて、無理な減量とオーバートレーニングには注意して進めようと考えています。

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