【オン クラウドモンスター2レビュー】マイナーアップデートで安定感が向上

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クラウドモンスター2

※「ランニングを科学する」では、筆者の知識・経験のアップデートと共に都度改定を行っています。改訂履歴は記事の最後に記載しています。

こんな疑問を解消
  • クラウドモンスター2はクラウドモンスターと何が違う?
  • クラウドモンスター2のサイズ感が知りたい
  • どんな用途で使うのがおすすめなの?

 ランナーの間で非常に人気が高いクラウドモンスターの後継となるクラウドモンスター2が発売されました。

 今回、オン様からクラウドモンスター2をご提供いただきましたので、本記事でレビューをさせていただきます。

 初代クラウドモンスターとの違いや、クラウドモンスター2のサイズ感、どんなシーンで使うのがおすすめなのかを紹介します。

 結論としてクラウドモンスター2はマイナーアップデートです。重量も重くなり、よりゆっくりなジョギング向けのシューズへと変わりました。

 推進性にほとんど差は感じないものの、重さを感じるようになっています。初代よりも遅めのペースで使うのに適していると感じました。

目次

クラウドモンスター初代の購入と特徴まとめ

クラウドモンスター800kmミッドソール

 もともと、初代クラウドモンスターは自分で購入し使いました。主に低強度ジョグで使用することを想定して購入しましたが、意外と速いペースでも走れるシューズだと感じていました。

 とはいえ、ジョグの域を超えてペース走などで使えるか?と言われれば、積極的には使おうとは思わない、というのがクラウドモンスターでした。

 また、クラウドモンスターはアウトソールとミッドソールの耐久性が低めです。最近のデイリートレーナー(ジョグ用シューズ)はどのメーカーのものも耐久性がとても高く1000kmくらいは履ける感覚があります。

 しかし、クラウドモンスターは走行距離500km程の時からアウトソールの摩耗が気になり、また、ミッドソールの潰れも割と早く進み、足の傾きを感じました。

 結論としてクラウドモンスターは推進性は素晴らしいのですが、耐久性に難あり、のシューズです。

クラウドモンスター2の主観的まとめ

クラウドモンスター2

 クラウドモンスター2は、初代と比較して大まかに以下の点に違いを感じます。

クラウドモンスター初代と2の違い
  • 2の方がより安定感が増し、ゆっくりなジョギング向けシューズになった
  • 前に転がる推進性は少し控えめになった
  • クッショニングが若干硬めになった
  • サイズ感はほとんど変わらない(もともと初代から大きめの作り)
  • アウトソールの耐久性は変わらない。ミッドソールは継続して使わないと判断できない

 重量も増え安定感も増し、初代よりも遅めのペース帯のランナー向けにマイナーチェンジしたと感じています。

 初代は、走ろうと思えば私程度の実力でも4:00/km~4:15/kmは難なく出せるような快適さがありましたが、クラウドモンスター2は重さを感じるようになり、モデレートなペースは適さないと思います。

走行性能(推進性・反発性・安定性)

クラウドモンスター2走行性能

 クラウドモンスター2は、より「ゆっくりな」ペース向けにマイナーチェンジされました。

 重量も10%程度増しています。初代は重さを感じない快適さがありましたが、クラウドモンスター2は少し重さを感じるようになりました。

 クラウドモンスターはミッドソールに「スピードボード」と呼ばれるプレートが入っています。また、ミッドソール形状がロッカー構造になっており、前に転がる感覚が強いシューズでした。

 クラウドモンスター2でも同様に、前に転がる感覚はあります。それが初代と比べてどうか?と言われると、「あまり変わらないかな」という印象です。

 雲ような穴のあいたミッドソール「クラウドテック」を最下層部に配置しており、このクラウドテックが接地の時の「ふわふわ」感を出しています。

 クラウドモンスター2でも同様のクラウドテックが採用されていますが、2ではさらに、その上に配置されているミッドソールの厚さが増しており、さらに厚底化している点が特徴です。

 この影響なのか、クラウドモンスター2の接地感が僅かに硬くなった印象があります。これによって接地時の安定感は増したと感じました。

 推進性は初代と同程度ですが、重さが重くなり安定感が増した一方で、スピードは出しにくくなったな、という印象です。

サイズ感

 クラウドモンスター2のサイズ感ですが、多くのレビューで「大き目」であると評価されています。

 私もシューズを手にする前に、サイズ感が大きいという情報を手に入れたので、普段よりもワンサイズ下げて27.0cmを頂きました。

 もともと、初代のクラウドモンスターもサイズ感は大きめで、27.5cmだと多少大きいなと感じていました。それもあったため、迷うことなくワンサイズ下げる選択をしました。

 クラウドモンスター2を履いてみると、確かにサイズは大きめであると感じましたが、初代と比べてそこまでの違いを感じません。

 幅は間違いなく広めです。もともと足幅が狭いランナーにとっては、足長がピッタリでも幅が余ってしまう、といった状況になってしまうと思います。

 一方で、足幅が広めのランナーは他のランニングシューズと同じサイズでちょうどいいと思います。

 私自身は足の幅は通常だと思っていますが、ワンサイズ下げたことで足長が結構ぴったりになってしまい、むしろ、少し小さめかな?と思うくらいでした。

 私自身が使用している他のランニングシューズよりは大きめに作られてはいますが、下げたとしてもワンサイズくらいが無難です。

 初代と比較すると、そこまで大きくは変わらないため、初代でぴったりだったランナーは、初代と同サイズでいいと思います。初代で少し大きめに感じていたランナーはワンサイズ下げても問題ないでしょう。

外観の紹介

クラウドモンスター外観1

 クラウドモンスター2のデザイン性はとても素晴らしいです。普段使いとしてもおしゃれなシューズに仕上がっています。

クラウドモンスター2外観2

 紐通しがフライワイヤー構造になっています。ペガサス36などで採用されていた構造で、窮屈になりすぎることなく靴紐を縛ることができると感じています。

クラウドモンスター2外観3

 ランニングシューズとして使い終わった後に、早々に普段履きとして下す予定がある方へはとてもおすすめできます。

 また、「旅行先などでランニングシューズを別で持っていくと荷物が増えるけど、普段履きとして私服に合わせるのはちょっとな」と思っているランナーもいらっしゃると思いますが、クラウドモンスター2は、普段履きとの両立の思いは間違いなく叶えてくれます。

おすすめ使用用途

 私自身がおすすめする使用用途はゆっくりなジョギングです。

 また、普段履きと両立して出かけ先でランニングもしよう、と思っているシーンなどには最適だと感じます。

 もちろん、速めのジョグでも十分に走ることはできますが、あえてクラウドモンスター2を履いて速めのジョグをしよう、とは思いません。

 私自身のペースで例えると、普段のゆっくりなジョグペースは4:30/km~5:00/kmで、このペース帯であれば快適に走行することができます。もちろん、もっと遅いペースであればさらに適していると思います。

 クラウドモンスター2はデザイン性に優れている一方で値段が少し高めです。

 ランニングを科学するでは、コストパフォーマンスが高いジョグ用シューズも紹介していますので是非ご参照ください。

重さ

クラウドモンスター2重さ

 クラウドモンスター2の重量を測定したところ、297g(27.0cm)でした。

 クラウドモンスターは27.5cmで280gでしたので、同サイズ換算では約10%程度重くなっています。

耐久性

 クラウドモンスター2の最も大きい懸念点は耐久性です。

 初代では、アウトソールの摩耗が早いこと、ミッドソールの潰れもかなり早い段階で感じました。

 耐久性については、走行距離が増えてきたらアップデートしていきます。

購入直後の状態

 購入直後のアウトソールの状態

クラウドモンスター2アウトソール0km

 ミッドソールの状態

クラウドモンスター2

購入方法

 オンのランニングシューズは、公式HPでの購入か、Amazonや楽天等の通販サイトで購入することができます。

 品ぞろえは公式HPが最も多いです。ポイントや値下げ狙いであれば、Amazonや楽天がおすすめです。

 皆さんの参考になれば幸いです。

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