- オンのクラウドモンスターが気になっている
- クラウドモンスターの履き心地、推進性、接地感の具体的感覚が知りたい
- クラウドモンスターの使用用途は?
人気が上昇しているオン(On)のクラウドモンスター(Cloudmonster)が気になっているランナーの方も多いのではないでしょうか。
そんな方に向け、クラウドモンスターの履き心地や推進性を徹底解説します。ほかメーカーの同系統シューズとの比較も紹介します。
私は社会人から本格的にランニングを始めた市民ランナーです。月500km程を走り競技志向でランニングに取り組んでいます。
走行距離が長いため、これまで多くのランニングシューズを使用してきました。
オンのランニングシューズは、クラウドモンスターが初めてとなります。
クラウドモンスターの履き心地やおすすめできる使用用途を徹底レビューします。
特に、私が個人的に感じた「走り心地・フィット感」について詳しく記載します。
本記事を読めば、クラウドモンスターが今の自分に必要なのかを判断し買うべきかどうか決めることができます。
助力を感じるシューズです。ジョギング程度のスピードでも前に「転がる」感覚があります。ジョギングだけで使うにはもったいないスペックです。
- オン(On)のランニングシューズで最も人気があるモデル
- フィット感が良い。靴紐を縛っても圧迫感がない。
- ガイド感があり、前に「転がる」感覚がある。アシックスのグライドライドに似ている。
- ジョギングだけで使うにはもったいないくらいの推進性
- イージーからモデレートペースまで使える一足
クラウドモンスターを購入した理由
ランナー界隈で、オンのクラウドモンスターの人気がとても高く、クッション性の高さとライド感の気持ちよさで、とても高い評価を受けているシューズであることを知りました。
クラウドモンスターは、速いペースでのトレーニングには適さないことはわかっていましたが、最も多くの距離を走るジョギングペースで気持ちよく使えるシューズとして使うことを想定しています。
将来的に普段履きとして使うことも想定しました。
現在普段履きとしてホカオネオネのクリフトンエッジを使用していますが、買い替えの時期に近づいてきました。
ランニングシューズは基本的に普段履きと併用することはありませんが、ランニングシューズとして使用しなくなった後は、普段履きとして使うことがあります。
普段履きとして使う判断基準で最も重要な点として「デザイン性」があり、見た目も良いクラウドモンスターは、「将来的に普段履きとしても使えそう」と考え、購入することを決めました。
結論:ガイド感とやわらかめの接地感、推進性を備えている
クラウドモンスターは、ガイド感と比較的やわらかめのクッション性を備えた、ジョギングシューズです。できるだけ速く走るためのシューズ、ではありません。
疲れているときのジョギング用から、疲労が抜けていて快適に走れるモデレートペースまで、幅広く使えると感じました。
最もガイド感と接地感が似ているのがアシックスのグライドライドです。接地した時に前に「転がる」感覚を強く得ることができます。
アシックスのグライドライドよりも、接地感はやわらかめでありながら、推進性はクラウドモンスターのほうが上だと感じました(グライドライド2との比較です)。
グライドライドのガイド感とゲルニンバスのクッション性を足して2で割ったような感覚です。とにかく「万能だな、モデレートペースまでなら、いつでも選びたくなる一足」と感じます。
これまで、アシックスのノヴァブラスト3が個人的にはかなり好みでした。跳ねる感覚が好きなためです。
跳ねる感覚はないものの、クッション性の柔らかさと高い推進性があるクラウドモンスターは、個人的な好みの最上位となる可能性を感じています。
履き心地:フィット感が高く生地が柔らかい
アッパー全体で足を包み込むようなフィット感を感じます。アッパー素材が柔らかく、履き心地の圧迫感がありません。
シュータンを含め、記事が分厚すぎないため、もたつき感も少ないです。アシックスのグライドライドは、素材がある程度分厚くできているため、スピードを上げるともたつき感があります。
ロッカー構造を有しており、ガイド感が強い
クラウドモンスターは、ロッカー構造を有しており、接地すると前に「転がる」感覚が強いです。
接地とともに、最低限の力で前に推進していきます。前に「転がる」感覚は、アシックスのグライドライドに非常に似ています。
高いクッション性とある程度のレスポンスの良さを両立
ミッドソールには、クラウドテックの技術が使われています。厚さもあり、クッション性能はとても高いです。
私が持っているランニングシューズで比較すると、ペガサス39,40よりはクッション性能が上でやわらかく感じます。リアクトソールが使われているインフィニティランよりも柔らかめです。
アシックスのグライドライド2よりも柔らかく、ゲルニンバス25よりは沈み込まない、適度なクッション性能があります。
足への衝撃は、確実に少なくなるような感覚です。
不思議な感覚なのですが、クッション性能の高さとレスポンスの良さが両立しており、もたつき感が少ないです。プレートが一枚入っているようで、それが影響しているかもしれません。
外観:デザイン性がよく、将来的に普段履きとして使える
ランニングシューズとしてのスペックが非常に高いクラウドモンスターですが、デザイン性がとてもよく、将来的には普段履きとしても大活躍してくれそうです。
ランニングシューズを普段履きとして併用することはありませんが、ランニングシューズとして使用を終えたシューズについては、私服と合いそうなデザインのシューズは、普段履きとして使います。
ランニングの頻度が少なく、最初から普段履きとの併用を考えているランナーの方には、非常におすすめできます。
おすすめ使用用途:ジョギングからモデレートペースのランニング
クラウドモンスターのおすすめ使用用途は、Easy(イージー)ペースでのジョギングからModerate(モデレート)ペースでのランニングです。
マラソンペース以上になると、どうしてももたつき感を感じてしまいます。
ただ、ジョギングだけで使うには、少々「ハイスペックすぎる」かもしれません。特に意識しなくても、前に進む感覚があるためです。
身体をうまく使って前に進む感覚を養うには、ペガサスシリーズのほうが適している、と感じています。
ランニング頻度が少ない初心者の方であれば、デザイン性が高いため普段履きとの併用もできそうです。
クラウドモンスター以外でも、「ランニングを科学する」では自信をもっておすすめできるランニングシューズを厳選して紹介していますので、是非ご参照ください。
重さ、サイズ感、ワイドモデルについて
重さを実測したところ、27.5cmで280gでした。見た目はかなり重く見えますが、持ってみるととても軽く感じます。
サイズ感は他のランニングシューズと同様です。
私自身の例で言うと、ナイキではペガサスシリーズ、インフィニティランやヴェイパーフライネクスト%、アシックスではノヴァブラストやグライドライド、全てで27.5cmを履いています。
クラウドモンスターについても27.5cmでジャストフィットです。
足の横幅も普通です。特別細い・広い、という特徴は感じませんでした。ワイドモデルはなく、通常モデルのみとなります。
耐久性について
耐久性については、都度アップデートしていきます。アウトソールについては、擦れやすい部分にラバーが張られています。
購入直後の状態
ミッドソールは、オンに特徴的な「クラウドテック」が使用されています。ミッドソールの耐久性は、走行距離が長くなってきたところで更新します。
走行距離400kmの状態
走行距離400kmのアウトソールの状態です。
オンのシューズ全般に言えることですが、アウトソールは削れやすいと感じます。オレンジ色のラバー部もかなりすり減ってきました。
クラウドモンスターはジョギング程度の強度でのみ使用しています。
ミッドソールはそこまで潰れていません。
走った感覚でも、ミッドソールが劣化してクッショニングが低下している感じはありません。
アウトソールは明らかにすり減っていますが、ミッドソールの耐久性は結構高そうです。
走行距離570km
アウトソールはだいぶ摩耗してきました。体感でグリップ力が多少落ちてきたかな?と感じています。
走行距離800km
アウトソールはだいぶ消耗しました。
ミッドソールもクッション性が失われました。履いていると傾きを感じます。
走行距離800kmでクラウドモンスターは寿命として、履かないことにしました。
履くと傾きを感じ、これ以上使うと足に悪影響があると感じたためです。
ミッドソールは見た目よりも耐久性が低いことがわかりました。
安く購入する方法
クラウドモンスターは以下で購入することができます。
- Amazon、楽天、Yahoo
- On公式通販
- その他スポーツショップ 通販サイト
- スポーツショップ実店舗
私がおすすめするのはAmazon、楽天、Yahooです。
Amazonや楽天、Yahooでは、セールの回数も多く、各スポーツショップが出店しているので、セール時期を狙って購入するのがおすすめです。
傾向的には、楽天のほうが安く購入することができるようです。
クラウドモンスターの購入に迷っている方へ参考になれば幸いです。
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