マラソン大会・トラックレースへ参加するためのエントリー方法について

※「ランニングを科学する」では、筆者の知識・経験のアップデートと共に都度改定を行っています。改訂履歴は記事の最後に記載しています。

 こんにちは!管理人のらんしゅーです。

 今回は、新しくランニングを始め、「大会に出てみようかなと思っているけれども参加・エントリー方法が分からない」と思っているかたへ向けた記事となります。

 フルマラソンやハーフマラソンに参加するためには、いくつかのエントリー方法があります。

 また、競技志向で長距離種目に取り組んでおり「陸上競技連盟公認レース」に出場したいと考えている場合は、エントリー方法が異なる場合があります。

 本記事では、主にインターネットを通じてマラソン大会・トラックレースへエントリーするチャンネルとその方法を紹介していきます。

目次

ロードレース(主にフルマラソン~10km)

 以下では、ロードレース(公道や公園)等で開催される大会へのエントリー方法を紹介します。

 ロードレースで公認記録が欲しい場合には、事前に陸連登録をしておくことが必須です。

 陸連登録は、申し込みから登録完了まで約1か月程度かかる場合が多いので、大会エントリー開始の1か月前くらいから手続きを始めなければならないことに注意してください!

Runnet(ランネット)

 市民ランナーが最も利用する、エントリーサイトがRunnet(ランネット)になります。

 ランネットは、日本で最も、大会やレースの情報が集まっているサイトです。とりあえずランネットだけ確認しておけば、大部分の大会やレースを網羅することができます

 ランネットでは、ランネット内部で申し込みが完了するものは少数で、ランネット経由でイーモシコムや各個別大会のエントリーサイトに移ったりなど、「まとめサイト」としての機能がメインとなります。

 ランネットでは、開催月や開催地を絞り込んで検索することができるので、自分が参加できそうな大会だけを検索する、といった使い方が良いと思います。

図1 Runnet Top画面

 また、ランネット経由で参加した大会であれば、過去の大会参加履歴なども確認できます。

 ランネット経由で参加できる大会は、陸上競技連盟公認のものもあれば、小規模団体が主催しているような小さなものまで様々です。

e-moshicom(イーモシコム)

 続いてはイーモシコムです。

 イーモシコムでエントリーできる大会は小規模団体が主催している小さな大会が多い印象です。

 最近では、youtuber等が主催するような大会で参加者を募集するためのプラットフォームとしても利用されているようです。

 イーモシコムに掲載されている大会は、上で示したランネットでも掲載されていることが多いですが、中にはイーモシコムにしか掲載されていないものもあるため、注意が必要です。

SPORTS ENTRY(スポーツエントリー)

 イーモシコムと似たようなプラットフォームとしてスポーツエントリーというサイトもあります。

 こちらも、ランネット経由で申し込むできるレースもあれば、スポーツエントリーのサイトにしか掲載されていないものもあります。

各大会毎の個別ホームページ

 特に人気がある大会はほぼ必ず大会個別のホームページがあります。

 上記サイトは2023年東京マラソンのホームページです。

 このような大会の中には、上で示したランネットに掲載されないものもあるので注意が必要です。

 狙ったフルマラソン大会やハーフマラソン大会がある場合には、大会個別のホームページをあらかじめ探しておき、「いつエントリーが始まるのか」などの情報を収集しておく必要があります。

 人気がある大会は、エントリーを開始してからわずか数分でエントリー人数上限に達し締め切りになってしまう例もありますので注意してください。

公認記録になるロードレースへ出場する方法

 競技志向でレースに出場する場合、自分の記録が陸上競技連盟公認の記録になるかどうかを気にする場合が多いと思います。

 その大会での記録が公認記録になるかどうかは、大会個別のホームページに記載されていることがほとんどです。

 例えば、東京マラソン2023の例で示すと、大会要項の一部に下記のような記載があります。

 公認記録になる場合は、そのコースが「日本陸上競技連盟/公認コース・・・」などの記載があります。

 ただし、一部例外もあります。その例が名古屋シティマラソン(ハーフマラソン)です。以下の通り、コース説明の欄には「公認コース」の記載がありますが、

 

 記録証の欄に「日本陸上競技連盟公認記録とはなりません。」との記載があります。

 このような例があるので、「自分の記録が公認になるかどうか」は、大会の要項をしっかり読んで把握しておく必要があります。

トラックレース

 続いて、トラックレースへの参加方法を示します。市民ランナーの中でも「トラックレースに参加してみたい」と思っている方も多いと思います。

 意外と認知度が低く、ロードレースよりも探すことが難しいのがトラックレースになります。

 トラックレースで公認記録が欲しい場合には、事前に陸連登録をしておくことが必須です。

 また、そもそもトラックレースは、陸連登録をしておかないと出場できないパターンが多いです。

 陸連登録は、申し込みから登録完了まで約1か月程度かかる場合が多いので、大会エントリー開始の1か月前くらいから手続きを始めなければならないことに注意してください!

各都道府県の陸協HP(すべて公認レース)

 トラックレースへの参加方法として最もメジャーなのが各都道府県の陸協ホームページ経由です。

 私自身が愛知陸協に所属しているため、愛知県の例を示します。

★愛知陸協ホームページ

愛知陸協ホームページ

 愛知陸協の場合は、愛知県主催のレース、各地区主催(名古屋・尾張・西三河・東三河)のレースに分かれています。

 都道府県主催のトラックレースに参加するためには、「陸上競技連盟への登録(通称:陸連登録)」が必須となりますが、その代わりに、ほぼすべて「公認記録」となるのが特徴です。

 主に、自分が所属している都道府県内での大会にのみ参加可能です。ただし、都道府県単位ではなく、もっと大きな大会であれば、登録している陸協に関係なく出場可能です(例えば日本選手権等)。

 このような陸連主催のレースへのエントリーは、割と面倒な手続きが多い場合があります。

 例えば、愛知陸協の場合、ネット上でエントリー情報を入力したのち、エントリーシートや参加費支払いの領収書を「郵送で」送付する必要があったり等、手続きが多いです。

 各都道府県の大会申し込み方法をよく読んで、エントリーをしてみてください。

※陸連登録方法などについては別記事で紹介予定です。

大学主催の長距離競技会(公認レース)

 特に学生の場合は、大学主催のレースに参加することも多いかと思います。日本国内で有名な大学の長距離競技会と言えば「日体大記録会」等ですね。

★2022年 日体大長距離記録会

 大学の競技会は、登録している陸協がどの都道府県であっても参加できる場合がほとんどです。

 ただ、「どこの大学が競技会を開催しているか」を探すのは少し苦労します。本記事でも、大学での記録会有無のリスト随時更新していきます。

★大学 長距離競技会の一覧
  • 日体大長距離記録会(神奈川)
  • 東海大長距離記録会(神奈川)
  • 平成国際大学記録会(千葉)
  • 中京大土曜競技会(愛知)

市で持っている個別の陸上ホームページ(ほぼ非公認レース)

 トラックレースで意外と知られていないのが「市主催のトラックレース」です。

 私自身は愛知県に住んでいますが、刈谷市や安城市で開催されるトラックレースに参加することがあります。

 ただ、市主催のトラックレースは公認記録にならない場合が多いので公認記録が欲しい場合には注意が必要です。

Runnet(ランネット)

 実はランネットでもトラックレースのイベントがあります。

 特に最近、世界の情勢からロードレースが控えられきたこともあり、トラックレースの開催が増えてきた印象です。

 ランネットで検索できるトラックレースは、ほとんどの場合「イベント」に分類される傾向にあります。

 検索するときには注意してみてください。

その他(随時更新!!)

 上記に示したもの以外にも、特に東京・神奈川では、多くの公認・非公認のトラックレースが存在します。

 有名なものを挙げると、M×Kディスタンス、GENJO打破記録会等があります。

 本記事でも随時更新していきますので、是非ご活用ください。

いかがでしたでしょうか。

新しくランニングを始めた方、これからトラックレースに参加し始めようと思っている方へ、少しでも参考になれば幸いです。

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