- ウェーブライダー28(Wave Rider 28)ってどんなシューズなの?履き心地や推進性は?
- おすすめ使用用途は?
- 重さや具体的なサイズ感が知りたい
ミズノ(Mizuno)から、長年バージョンアップされ続けているウェーブライダー28(Wave Rider 28)が2024年9月6日に発売されました。ウェーブライダーを愛用している方も多いのではないでしょうか?
私は社会人から本格的にランニングを始めた市民ランナーです。月500km程を走り、競技志向でランニングに取り組んでいます。
ここでは、ウェーブライダー28のレビューをします。実際に購入して自分自身で走り、感じたことを記載します。
ミズノの公式ホームページで記載されているような、どんな素材が使われているのか、プレートはどんなものが入っているのか、などについては、ここでは記載しません。
そのような情報が知りたいランナーは、公式HPをご確認いただけると最も詳しく知れると思っています。
本記事を読めば、ウェーブライダー28がどんなシューズなのかを理解することができ、あなたが購入するべきかどうかを判断することができます。
製品の基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
製品名 | ウェーブライダー28 (Wave Rider 28) |
メーカー | ミズノ (MIZUNO) |
定価 | 16,500円 |
厚さ | 前部:25.0mm, 後部:38.5mm, ドロップ差:13.5mm |
重さ | 27.5cm 276g(実測) |
ウェーブライダー28を購入した理由
ウェーブライダーを購入したのは、Easy強度のジョグシューズを探していたからです。
最近まではアシックスのノヴァブラスト4を使用していましたが、走行距離が1000kmを超えてミッドソールのへたりを感じてきたので、買い替えを検討していました。
ジョグシューズの候補としては、ナイキのペガサス41、アシックスのゲルカヤノ31、ニューバランスのフレッシュフォーム1080などがありました。
私自身、速めのジョグシューズとしてはアディダスのアディゼロSL2を持っています。そのため、今回購入するシューズは「安定感が高く、ちゃんとゆっくり走ること」を実現できることを考えていました。
私は、たとえEasy強度のジョグでも、ある程度のスピードと強度は保つことを意識しています。いわゆる「捨て練習」はしない、ということです。
したがって、重すぎるシューズは避けつつ、しかし、安定感が高いシューズ、を探していました。
そんな中、最近発売されたウェーブライダー28に注目しました。ウェーブライダー26を2年くらい前に履き、昔のウェーブライダーとは全く違うことに驚いたことを覚えています。
このような経緯から今回は、ウェーブライダー28を購入してみました。
実走レビュー
早速ウェーブライダーを履いて、ジョギングを行いました。私のジョギングペースは4:40/km~5:00/km前後のペースです。
まず感じたのは安定性が非常に高い事です。接地した時のブレをほとんど感じません。
私は厚底カーボンシューズをはじめとしたレーシングシューズも良く使いますが、そのようなシューズは接地した時の不安定感が強いです。
速く走るためにはそのような不安定感も必要ですが、Easy強度で行うジョギングのようなトレーニングでは、できるだけ安定した接地でじっくり走ることが望ましいと考えています。
続いて感じたことは、靴の傾斜(ドロップ)です。後から調べてみると、ミッドソールのドロップ差は13.5mmもあるそうです。
これだけのドロップ差があると、踏み込んで前に進むというよりは、自然と前に押し出される感覚で進んでいくような走り方になります。
クッションの密度が絶妙なのか、踏み込むと意外と反発を感じます。4:30/kmくらいのペースも自然に出るので、ウェーブライダーも随分変わったな、と感じました。
ただ、速く走るための靴ではないことは確かです。高い安定性を活かして、自分の中では比較的ゆっくり目のペースで走ることに適していると感じました。
履き心地・接地感・推進性
履き心地、接地感、推進性を詳しく記載していきます。
履き心地はかなり良い感触です。アッパーの素材はやわらかく、履いた時の足当たりは非常に良いです。さすがミズノだな、と感じました。
ジョギングシューズらしく、足幅もゆったりとしており、少し足の幅が広いランナーでも問題なく履けると思います。もし、自分の足幅が広くてフィット感に懸念があるのであれば、店舗に行って試着するのがおすすめです。
接地感は何も癖がなく、とても安定しています。
バウンド感はほとんど感じませんでした。ジョギング用シューズとしてはバウンドする要素は不要だと思っているので、望み通りの接地感だと思っています。
想定外だったのが推進性です。購入前はジョギングシューズらしい「進みにくさ」を感じるのかなと思っていました。
しかし実際に履いてみると、かなりスムーズに推進していくことができます。使うランナーの実力にもよりますが、私がウェーブライダー28を着用すれば、サブ3でも十分に走れてしまうんじゃないかなと思うくらいでした。
走り方としては、ドロップ差が13.5mmあることからもわかる通り、「転がして走る」イメージが合います。地面をたたいて進むような走り方はあっていません。
サイズ感
私は、ランニングシューズのほとんどを27.5cmで着用しています。
アシックス、ナイキ、アディダス、ブルックスなど、かなり幅広いメーカーのシューズを着用していますが、ほぼすべて27.5cmです。
ウェーブライダー28も27.5cmでジャストフィットでした。横幅も普通程度で狭さは全くありません。
グリップ力
ゆっくり走るためのシューズでは、グリップ力はあまり重要視していません。
速く走る必要がないため、ほとんどすべることがないからです。アウトソールを見ると、グリップ力は普通程度でありそうですが、色々な路面で履いた後に情報をアップデートしていきます。
外観
外観をいくつか紹介します。シュータンやシューズの素材は厚めで、しっかり作られています。安定感高めのジョギングシューズであれば、この程度かな、という感じです。
履いてみると、意外ともったりした感はなくスタイリッシュです。ランニングシューズ感はありますが、カラーをブラックにすれば、これなら普段履きとしても履けそうな感じです。
重さ
27.5cmを測定してみたところ、276gでした。公称では28cmで280gです。
ゆっくりなジョギング用シューズとしては、比較的軽い部類だと思います。私の使い方として、ゆっくりなジョギングとはいえ最低限のスピードは出すので、このくらいの軽さがちょうどいいと感じています。
耐久性・寿命
耐久性・寿命については、履いていく都度アップデートしていきます。
購入直後の状態
横から見たミッドソール・アッパーです。
アウトソールも随時更新していきます。
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おすすめの使用用途
ウェーブライダー28のおすすめ使用用途は「自分の中で比較的ゆっくりなジョギング」です。
個人の走力によって「ゆっくり」のスピードは異なると思いますが、自分自身が「ゆっくり」だと感じるペースであればウェーブライダー28が活躍すると感じています。
フルマラソンレースでも十分に使えると感じました。もちろん私がレースに出場する際にはカーボンレーシングシューズを使用しますが、記録が4時間00分から6時間00分の間くらいで走り切ることが目標の方は十分レースで使えます。
ただ、もしフルマラソンレースでもっといい記録を目指しているのであれば、ウェーブライダー28以外のシューズを選んだ方が良いと考えています。
ランニングを科学するでは、他にも多くのシューズを紹介しています。初心者におすすめのカーボンシューズも紹介していますので是非ご参照ください。
購入方法
ウェーブライダー28は、ミズノ公式HP、Amazon、楽天、Yahoo、その他スポーツショップの店舗やオンラインなど、様々な場所で購入することができます。
もしサイズが分かっているのであれば、オンラインでの購入がおすすめです。
皆様の参考なれば幸いです。
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