※「ランニングを科学する」では、筆者の知識・経験のアップデートと共に都度改定を行っています。改訂履歴は記事の最後に記載しています。
【SOUNDPEATS Opera05 レビュー】史上最高峰モデルの実力を解説
- SOUNDPEATS(サウンドピーツ)のOpera05はどのくらい音質がいいの?
- Opera5はこれまでの製品と比較して、どのような良さがあるの?Opera03との違いは?
- ランニング用のイヤホンとして使える?
SOUNDPEATS(サウンドピーツ)史上最高峰モデルOpera03、Opera05の音質・ノイズキャンセリング機能の実態が気になっている方も多いのではないでしょうか。
私は社会人から本格的にランニングを始めた市民ランナーです。月500km程を走り競技志向でランニングに取り組んでいます。
ランニングをするときは常に音楽を聴いたり動画を聴き流しています。仕事も在宅勤務によりオンラインでの会議がほとんどです。移動時間も同様なので、一日の内大半でイヤホンを使用しています。
そのため、イヤホンの性能は気にしています。ランニングをしてもぶれない、長くつけていても違和感が無い。音だけでなく付け心地にもこだわってイヤホンを選ぶようになりました。
ここでは、SOUNDPEATS様からご提供いただいた新商品Opera05を徹底レビューします。Opera03との比較も紹介します。
本記事を読めば、ノイズキャンセリング機能や音質、装着感等の特徴が分かり、AirPods等との比較を通して、Opera05がどのようなシーンに適しているかが分かります。
- セールを狙えばコストパフォーマンスが非常に高い
- 質感がよい(SOUNDPEATS史上最高峰モデル)
- ノイズキャンセリング機能は非常に高性能
- 音質は臨場感の高さを感じる。重低音が良いというよりも、「ライブ」で聞いてる感覚
- ランニングで使うときはノイズキャンセリングを使わないことをおすすめ
Makuake先着で最大40%OFFで購入可能になります。検討している方は、是非ご参照ください。
Opera05:SOUNDPEATS史上最高峰モデル
Opera05はSOUNDPEATSの史上最高峰モデルとして2023年3月24日にMakuakeで発売開始された製品です。色とバランスド・アマチュアドライバーの数だけが異なるOpera03も同時発売されました。
史上最高峰のフラッグシップモデルであるため、価格と音質だけでなく、質感の高さにもこだわっています。
soundpeats製品【性能比較表】
SOUNDPEATSから発売されている製品の性能比較表を掲載します。発売時期が近い製品同士の比較になります。
性能が異なる点のみ記載します。
Opera05,03は、各機能がすべて最高のものに仕上がっていることが分かります。
→横にスライドできます | Opera03,05 | Capsule3 Pro | Mini pro HS | Air3 Deluxe HS | H2 | Sonic Pro | T2 |
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形式 | カナル | カナル | カナル | インナーイヤー | カナル | カナル | カナル |
ドライバー方式-1 | 12mmダイナミックドライバー | 12mmダイナミックドライバー | 10mmダイナミックドライバー | 14.2mmダイナミックドライバー | 8mmのダイナミックドライバー | 2基のバランスドアーマチュアドライバー | 12mmダイナミックドライバー |
ドライバー方式-2 | バランスド・アーマチュアドライバー: 2基(05),1基(03) | 1基のバランスド・アーマチュアドライバー | |||||
再生周波数帯域 | 20Hz~40KHz | 20Hz~40KHz | 20Hz~40KHz | 20Hz~40KHz | 20~20KHz | 20~20KHz | 20~20KHz |
対応コーデック | LDAC,AAC,SBC | AAC,SBC,LDAC | AAC,SBC,LDAC | AAC,SBC,LDAC | SBC、AAC、aptX、aptX Adaptive | SBC、AAC、aptX、aptX Adaptive | SBC 、AAC |
Bluetoothバージョン | V5.3 | V5.3 | V5.2 | V5.2 | V5.2 | V5.2 | V5.1 |
最大持続時間 (本体) | 9時間 | 8時間 | 8時間 | 5時間 | 5時間 | 15時間 | 10時間 |
最大持続時間 (ケース込み) | 33時間 | 52時間 | 28時間 | 20時間 | 20時間 | 45時間 | 30時間 |
充電時間 | 1.5h | 1h | 1.5h | 1.5h | 1.5h | 1.5h | 2h |
通話ノイズキャンセリング機能 | ENC | ENC | ENC | ENC | cVc 8.0 | cVc 8.0 | ENC |
ANCノイズキャンセリング機能 | 〇 | 〇 | 〇 | × | × | × | 〇 |
防水性能 | IPX4 | IPX4 | IPX5 | IPX4 | IPX4 | IPX5 | IPX5 |
前最新モデルだったCapsule3 Proと比較すると、バランスドアマチュアドライバーを追加で備えている点が異なります。
ドライバー増設による音質への影響は大きく、下記で示しますが、「臨場感」を感じる音質へと進化しています。
Opera03・Opera05の違い結論:音質の違いはほとんど感じない
私自身の感想として、Opera03とOpera05の音質の違いはほとんど感じませんでした。
両者の違いは、色とバランスド・アマチュアドライバーの数のみです。私自身が聞き比べても、どちらがOpera05なのか、判断することはできませんでした。
最も優れた特徴:高音と低音の両立による「音質の臨場感」
Opera05を使って最も感じたことは、「高音」と「低音」のバランスが良く、より自然な音質に感じたことです。「音の臨場感」があると感じました。
soundpeats(サウンドピーツ)の商品としては、capsule3 proしか使用したことはありませんが、capsule3 proは重低音が得意なイヤホンでした。
バランスド・アマチュアドライバーとダイナミックドライバーが両立していることが理由だと思います。
過去、バランスド・アマチュアドライバーを備えたsounepeats sonic proは女性ボーカルの高音が得意な商品だったとも紹介されています。
外観・質感:質感が良く高級感がある
Opera05はsoundpeatsの史上最高峰モデルとして発売されたこともあり、音質だけでなく質感にも拘っています。
充電は、これまでのsoundpeats製品と同様のUSB Type-Cです。充電ケース背面に充電ケーブル差込口があります。
付属品:本体・充電ケース・イヤーピース・充電ケーブル
付属品はイヤーピース・イヤホン本体・充電ケース・充電ケーブルの4種類です。
「自然な」ノイズキャンセリング機能
ノイズキャンセリング機能はとても優秀です。
Opera05は、ANCノイズキャンセリング、ENC通話ノイズキャンセリング機能の2つが搭載されています。
- ANCノイズキャンセリング:アクティブノイズキャンセリング。デジタル処理で騒音を打ち消す
- ENCノイズキャンセリング:エンバイロンメタルノイズキャンセリング。通話者が話す音の方位を検出し、その他の環境騒音を低減する
capsule3 proを使った時に、ANCノイズキャンセリング機能が高機能すぎて、外部の音がほとんど聞こえなくなってしまうほどでしたが、Opera05も同様です。
通話するときの環境騒音低減(ENCノイズキャンセリング)については、特別優秀かどうかはよくわかりませんでした。
ランニング用イヤホンとしての評価
ランニングに使用できる製品かどうかの評価です。
ランニング用としてはOPENRUN PROの方が良い
私自身は、ランニング用イヤホンとして使用する場合はShokzのOPENRUN PROの方が優れていると感じています。
OPENRUN PROの方がそもそも値段も高く、同じ土俵では比較できないかもしれません。Shokzからはコストパフォーマンスに優れたモデルであるOPENMOVEも発売されています。
Shokzの製品は骨伝導スピーカーとなっており、耳の中に汗が溜まることが無いため非常に快適です。
ランニング用として重要視するのは、「汗をかいても気にならない快適さ」「周囲の音が聞こえることによる安全性」の2点です。
ランニング用で使うならノイズキャンセリングは不使用に
1点注意する点は、屋外のランニング等、周囲の音を取り入れなければならないシーンで使う場合はノイズキャンセリング機能をオフにするべきです。
外の音がほとんど遮断されるため、後ろから自転車が来ている時などに聞こえる音が全く聞こえなくなります。
特にランニングをしている時には、周囲の音から得られる情報が無くなると安全性が低下します。自転車とぶつかってしまうと、大きな怪我につながりかねません。
ランニングで使用する場合には、ノーマルモード、もしくはパススルーモードで使用するようにします。
購入方法と値段
Opera03,Opera05は、2023年3月24日からMakuakeで発売されます。
Makuake先着で最大40%OFFで購入可能になります。
検討の一助となれば幸いです。
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