【SA1NT P1 ウルトラ・コンプレッションショーツ レビュー】マルチポケット&最軽量の最強タイツ

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こんな疑問を解消
  • フルマラソンで補給ジェルをどこに入れればいい?
  • SA1NT P1 ウルトラ・コンプレッションショーツのポケット数と収納力は?
  • 2XUと比べてどちらが軽いの?
  • コンプレッションタイツって本当に効果があるの?

 フルマラソンを走るとき、補給ジェルをどうやって収納するか悩むランナーは多いのではないでしょうか。

 市民ランナーの間で最も普及している2XUのタイツでは、ジェルを収納するのに十分なポケットがありません。フルマラソンで最高の記録を出すためにはエリートランナーの補給事情を見ると少なくとも20~30分毎にはジェルを摂取する必要があります。そのためにはジェルを6~8本携帯する必要があります。

 そんな中、SA1NTから待望のポケット付きコンプレッションタイツが発売されました。これは、忖度抜きで過去最高のタイツだと感じています。次回のフルマラソンでは必ず着用したいと考えています。

 SA1NTは、2XUの創業者が別に設立したメーカーです。

 このレビューでは、SA1NTの「P1 ウルトラ・コンプレッションショーツ(メンズ / ウィメンズ)」の収納力や実際にトレーニングで使った感想をお伝えします。

 前作のP1コンプショーツは非常に優れた製品でしたが、フルマラソンで使うにはポケットの少なさが課題でした。その弱点をまるごと解決したのがこのモデルです。

SA1NT P1 ウルトラ・コンプレッションショーツ 全体像
10%OFF専用リンク

「ランニングを科学する」読者様向けに専用購入リンクを発行していただきました。以下のリンクから購入すると、10%OFFになります。

 2026年6月19日時点で、すでにメンズのXS、Sサイズが完売しています。再入荷は2か月後とのことです。担当者より連絡がありましたら、情報を更新します。

ポケットが少ない最軽量タイプ

 ポケットが最小限の最軽量エリートモデルは、まだサイズが残っています。こちらも10%OFFになります。

著者:らんしゅー
日比野就一

社会人からランニングを始めました。
理論に基づいたトレーニングで、
どこまで記録を伸ばすことができるか挑戦。
競技志向で取り組んでいます。
自己紹介・記録変遷はこちら

血中乳酸濃度や血糖値も測定。
マラソンへ科学的にアプローチします。

★自己ベスト
 1500m 4:25(2022/08)
 5000m 16:01(2022/09)
 10000m 33:44(2021/12)
 ハーフ 1:12:29(2022/03)
 フル 2:40:15(2026/03)

著者:らんしゅー
日比野就一

  社会人からランニングを始めました。
  理論に基づいたトレーニングで、
  どこまで記録を伸ばすことができるか挑戦。
  競技志向で取り組んでいます。
   自己紹介・記録変遷はこちら

  血中乳酸濃度や血糖値も測定。
  マラソンへ科学的にアプローチします。

  ★自己ベスト
   1500m 4:25(2022/08)
   5000m 16:01(2022/09)
   10000m 33:44(2021/12)
   ハーフ 1:12:29(2022/03)
   フル 2:40:15(2026/03)

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目次

1年越しに解決した「唯一の弱点」

 1年以上前、P1 エリート・コンプレッションショーツに出会いました。非常に軽量で、着圧は強いのにもかかわらずなんでか足の動きはスムーズ。それまで2XUのタイツを履いていましたが、こちらに乗り換えました。

 P1コンプショーツは、コンプレッション性能と軽量性において文句のつけようがない製品でした。それでも、フルマラソンで使おうとしたとき、1つだけ困ることがありました。補給ジェルを入れるポケットがほとんどない点です。

 ハーフマラソンまでなら補給用ジェルは不要です。しかしフルマラソンでは、私の場合5〜6本、理想的にはもっと多くののジェルが必要です。

らんしゅー
「ポケットさえあれば完璧なのに」と1年間ずっと思っていました。そのSA1NTからポケット付きが出たと知って、迷わず手に取ることにしました。
このセクションのポイント
  • P1コンプショーツは軽量性・コンプレッション性能は最高レベルだった
  • 唯一の弱点はポケット不足で、フルマラソンの補給に課題があった
  • P1 ウルトラ・コンプレッションショーツはその弱点を完全に解決した後継モデル

SA1NT P1 ウルトラ・コンプレッションショーツ 基本スペック

項目スペック
商品名P1 ウルトラ・コンプレッションショーツ
重量(実測・メンズ)146g(Sサイズ実測)
ポケット数6
テクノロジーMUSCLE MAPPING+
対応ラインメンズ・ウィメンズ
価格13,970円(税込)
10%OFFクーポンSHUICHI202510
表 SA1NT P1 ウルトラ・コンプレッションショーツ スペック一覧

コンプレッションが効くメカニズム:科学的な根拠

 SA1NTは「MUSCLE MAPPING+」という独自のコンプレッション設計を採用しています。この技術の効果がどのような仕組みで生まれるのか、スポーツ科学の論文をもとに説明します。

 コンプレッションウェアの主な作用は、走行中の筋肉の振動を物理的に抑えることです。3D動作解析を用いた研究では、コンプレッションタイツを着用することで走行中の筋肉の振動と筋活動が有意に低下することが確認されています※1。この筋振動の抑制が、長距離走における疲労の蓄積を軽減するメカニズムと考えられています。

 コンプレッションウェアの効果を800mからマラソンまでの幅広いデータで検証したシステマティックレビュー(科学雑誌の審査を通った研究を網羅的にまとめた分析)では、「回復促進への効果が最も一貫している」という結論が得られています※2。

 走っているあいだの直接的な効率向上よりも、翌日・翌々日の疲労回復において効果がはっきりと出るということです。

レース翌日の筋肉痛が大幅に軽減される

 最も分かりやすい効果は、DOMS(遅発性筋肉痛)の軽減です。18〜22mmHgのコンプレッションを着用して10kmを走ったあと、24時間後の筋肉痛を調べた研究では、着用しなかった群では13名中13名全員が筋肉痛を訴えたのに対し、着用した群では13名中2名のみでした※3。

 別の研究では、大腿部を15mmHgで圧迫するタイツを着用して2時間のアップヒルランニングを行った後、血液中の筋損傷マーカーの上昇が有意に抑えられることが示されています※4。

 ショーツ型のコンプレッションが大腿部をしっかりカバーする設計になっていることは、この観点からも理にかなっています。

 マラソン完走後に72時間コンプレッションタイツを着用し続けた研究では、筋肉痛の主観的なつらさ・炎症マーカー・筋力の回復いずれも有意に改善されました※5。レースが終わった後もそのまま着用し続けることに意味があります。

コンプレッション効果のまとめ
  • 主な作用:走行中の筋肉の振動を抑えて疲労の蓄積を軽減する
  • 特に効果が一貫しているのはレース後の回復促進(筋肉痛・炎症マーカーの抑制)
  • 大腿部を15〜22mmHgで圧迫することで筋損傷マーカーの上昇が有意に抑えられる
  • レース後72時間着用し続けることで回復がさらに促進される

ポケット設計を徹底解説

 P1 ウルトラ・コンプレッションショーツには3種類のポケットが搭載されています。それぞれの位置・収納力・使い勝手を実物で確認しました。

ポケット位置容量
フロントジェル2本分
バックジェル2本分
サイド(ジップ付き)小物用
サイド(ジップ無し)ジェル1本分
サイド(太もも横左右)ジェル1本分
表 SA1NT P1 ウルトラ・コンプレッションショーツ スペック一覧

フロントポケット:メッシュ素材で通気性あり

 ウエスト前部にはメッシュ素材のバックポケットがあります。スマートフォン、補給ジェルが余裕で収納できます。サイズ的には、ジェル2本分程度入ります。

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バックポケット:メッシュ素材で通気性あり

 ウエスト後部にはメッシュ素材のバックポケットがあります。フロントとほぼ同じ設計です。スマートフォン、補給ジェルが余裕で収納できます。サイズ的には、ジェル2本分程度でしょうか。

サイドポケット:ジェルを複数本収納できる大型設計

SA1NT P1 ウルトラ・コンプレッションショーツのサイドポケットにジェルを入れた状態
図 サイドポケットにジェルを収納した状態

 最も収納力が大きいのが、両太もも外側のサイドポケットです。ウエスト下から太ももにかけて縦長に伸びており、アミノサウルスのジェルが複数本入ります。実際に入れて走ったところ、走行中に中身が大きく揺れたり飛び出したりする感覚はありませんでした。

ジッパーポケット:鍵や小物を安全に収納

 サイドにはジッパー付きの小型ポケットも備わっています。コインや鍵など、走行中に落としたくない小物を安全に収納できます。コンプレッション系のタイツでジッパーポケットを備えているモデルは多くないため、これは実用的な強みです。

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ポケット設計のまとめ
  • フロントメッシュポケット:ジェル2本の収納が可能。
  • バックメッシュポケット:ジェル2本の収納が可能。
  • サイドポケット:ジェル複数本を収納可能。走行中のホールドも良好
  • ジッパーポケット:鍵・コインなど落とせない小物を安全に収納

 これだけの収納力があれば、フルマラソンでも十分なジェル本数を携帯できます。

重量比較:2XUより軽い146g

 コンプレッションタイツとして代表的なブランドの1つが2XUです。2XUの同クラスのモデルと実際に重さを比較しました。

SA1NT P1 ウルトラ・コンプレッションショーツの実測重量146g
図 SA1NT P1 ウルトラ・コンプレッションショーツ:146g(実測)
2XUコンプレッションの実測重量151g
図 2XU(比較品):151g(実測)

 SA1NT P1 ウルトラ・コンプレッションショーツは146g、2XUは151gでした。差は5gです。実際に手に取ったときの感覚でも、P1 ウルトラ・コンプレッションショーツのほうが軽いと感じます。

 ポケットが付いているにもかかわらず2XUより軽い点が、この製品の特筆すべきところです。一般的にポケットを追加すれば重量は増えますが、SA1NTは素材と設計の工夫によって軽量性を維持しています。

出版情報
閾値トレーニング完全ガイド

「ランニングを科学する」から「閾値トレーニング完全ガイド」のkindle出版をしました。kindle unlimitedに登録していれば無料で読めますので是非ご一読ください。

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トレーニングで使ってみた

 現時点ではトレーニングでの使用のみです。2026年のフルマラソンで実際にレース使用する予定で、その時点でのレポートをこの記事に追記します。

コンプレッションの締め付け感

 着用した瞬間から、大腿部への均一な圧迫感があります。着圧は強い方ですが動作の妨げになるような感覚は全くありません。前作のP1コンプショーツと同水準のコンプレッション性能です。

らんしゅー
走り終えた翌日、脚の疲れが出にくいと感じています。特に大腿部の筋肉痛が抑えられている印象があります。

ポケットを使いながらのランニング

 実際にジェルを入れて走ったところ、ポケットの中身が大きく揺れる感覚はありませんでした。ジェルを取り出す際も片手でスムーズに取り出せます。

 ただし、ジェルを4本以上まとめて片側に入れると重みが偏ります。補給計画に合わせて左右のポケットに分散させることで、より快適に使えます。

 ポケット数も多く、一つのポケットに複数本のジェルを入れなくても大丈夫なので、非常に使い勝手がいいです。

素材・通気性・着用感

 素材は薄くて通気性があります。長時間着用していても締め付け感が増したり、皮膚が擦れる感覚は出ていません。夏場の蒸れについては今後の使用で確認が必要ですが、練習段階では不快な熱のこもりは感じませんでした。

実走レビューのまとめ
  • コンプレッションはP1コンプショーツと同水準。
  • ポケットの中身は走行中に大きく揺れない。片手でジェルを取り出せる
  • 翌日の脚の疲れが出にくい印象がある(現在トレーニングのみ)
  • 2026年フルマラソンでの使用後、レースレポートを追記予定

サイズ感

 私は178cm,65kgでSサイズがジャストフィットです。大き目を買ってしまうと適切な着圧がかからないので、ジャストサイズを選択しましょう。

 私の身長だとギリギリMサイズが適切、になっていますがSサイズで十分です。サイズのちょうど境目位に位置する方は、小さい方を選択するのがおすすめです。

 SA1NTの公式サイトにもサイズ表が掲載されています。

引用:SA1NTサイズ表

正直、欠点が見たらない

 どんな製品でも何かしらの欠点はあるものですが、本製品に関しては欠点らしい箇所が全く見当たりません。収納力が不足していた点が完璧に解消され、非常に実用的なタイツに仕上がりました。

 そもそも、ハーフマラソンまでは補給が不要なので、従来のP1コンプショーツで十分でした。しかし、フルマラソンになると話は変わり、補給用ジェルを多く携帯する必要があります。

 収納力に加え、その機能も折り紙付きです。

10%OFF購入リンク

「ランニングを科学する」読者様向けに専用購入リンクを発行していただきました。以下のリンクから購入すると、10%OFFになります。

こんな人におすすめ / こんな人には向かない

こんな人におすすめ
  • フルマラソン・ハーフマラソンの出場者
  • 十分なジェル本数をストレスなく携帯したい
  • コンプレッション効果と収納力を両立したい人
  • 2XUより軽量なコンプレッションタイツを探している人
  • レース翌日の筋肉痛を軽減したい人
こんな人には向かない
  • 100km超のトレイルラン(専用ベストが必要)
  • 強い圧迫感が苦手な人

 SA1NT P1 ウルトラ・コンプレッションショーツはメンズだけでなくウィメンズラインも展開されています。女性ランナーも同様のコンプレッション性能とポケット収納力を得られます。補給方法に悩んでいる女性マラソンランナーにも対応しています。

購入方法|10%OFFクーポンで購入する

 購入の際はクーポンコード「SHUICHI202510」を使うと10%OFFになります。この度、担当者の方に特別に発行していただきました。SA1NT公式サイトのカートに入力してください。

まとめ

 SA1NT P1 ウルトラ・コンプレッションショーツは、軽量コンプレッションタイツとしての性能と、フルマラソンに必要な収納力を両立した製品です。前作P1コンプショーツが持っていた「ポケットがない」という唯一の弱点を解消し、レースで実際に使えるモデルになりました。

 ポケット付きでありながら2XUより5g軽い。この2点だけで、フルマラソンを走るランナーにとっては十分な選択理由になります。コンプレッション効果の科学的な根拠を踏まえれば、使う意味はさらに明確です。

SA1NT P1 ウルトラ・コンプレッションショーツ 総評
  • 重量146g:ポケット付きコンプレッションタイツとして最軽量クラス(2XUより5g軽い)
  • ポケット3種:サイドポケット×2・ジッパーポケット×1でジェル複数本の携帯が可能
  • 科学的根拠あり:筋振動抑制・筋肉痛の軽減・マラソン後の回復促進に研究エビデンスが存在する
  • メンズ・ウィメンズ対応:男女問わず選択可能

参考文献

※1 Broatch JR et al. Compression Garments Reduce Muscle Movement and Activation during Submaximal Running. Med Sci Sports Exerc. 2020 Mar;52(3):685-695.

※2 Engel FA et al. Is There Evidence that Runners can Benefit from Wearing Compression Clothing? Sports Med. 2016 Dec;46(12):1939-1952.

※3 Ali A et al. Graduated compression stockings: physiological and perceptual responses during and after exercise. J Sports Sci. 2007 Feb;25(4):413-419.

※4 Mizuno S et al. Wearing Compression Tights on the Thigh during Prolonged Running Attenuated Exercise-Induced Increase in Muscle Damage Marker in Blood. Front Physiol. 2017 Oct;8:806.

※5 Hill JA et al. Influence of compression garments on recovery after marathon running. J Strength Cond Res. 2014 Aug;28(8):2228-2235.

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ポケットが少ない最軽量タイプ

 ポケットが最小限の最軽量エリートモデルは、まだサイズが残っています。こちらも10%OFFになります。

※「ランニングを科学する」では、筆者の知識・経験のアップデートと共に都度改定を行っています。

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出版情報
サブ4達成に向けたトレーニングプログラム

「ランニングを科学する」から「サブ4達成に向けたトレーニングプログラム」のkindle出版をしました。kindle unlimitedに登録していれば無料で読めますので是非ご一読ください。

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