本記事では「ランニングを科学する」筆者かつ、市民ランナーであるらんしゅーのおすすめ「スタメンランニングシューズ」を紹介します。
私は社会人からランニングを始めた市民ランナーです。月500km程を走り、競技志向でランニングに取り組んでいます。
走行距離が多いので、1年に約10足程度はランニングシューズを履きつぶしています。
今回紹介するシューズは、現時点で、ジョグからレースで使用しているランニングシューズとなります。どれだけいいシューズでも、すでに履き終わったシューズは掲載していません。
その中でも本記事で紹介するのは、コストと機能が両立したモデルです。ランニングシューズは安ければいい、というわけでもなく、機能・汎用性・クッション性・耐久性などを総合的に評価して、「コスパがいい」と判断できます。
私自身が購入をして、コスパがいいかどうか判断をして、シューズ紹介をしていきます。
本記事では定価を紹介していますが、Amazonや楽天では、値引きセールやポイントの付与で、実質的には20%OFF程度で購入できるものが大半です。
気になったら一度、通販サイトを訪れてみるとよいと思います。
現在使用しているランニングシューズまとめ
今回紹介するシューズは下記の通りです。
横に スライド できます→ | ウェーブライダー28 | ノヴァブラスト4 | アディゼロSL2 | フューエルセルレベルv4 | メタスピードスカイ | ヴェイパーフライ3 | メタスピードスカイパリ | メタスピードスカイパリ | ストリークフライ | ハイペリオン | ドラゴンフライ |
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定価 | 16,500円 | 15,400円 | 14,300円 | 16,500円 | 27,500円 | 36,080円 | 27,500円 | 27,500円 | 23,210円 | 20,900円 | 22,600円 |
コスパ | 高 | 高 | 高 | 高 | 高 | 低 | 普通 | 普通 | 低 | 普通 | 普通 |
個別紹介 | レビュー | レビュー | レビュー | レビュー | レビュー | レビュー | レビュー | レビュー | レビュー | レビュー | レビュー |
購入サイト |
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以下が、私自身が普段使用しているランニングシューズチャートになります。図の右側に行くほど、トレーニングにおけるランニングスピードが速いことを示しています。
- ゆっくり~速めのジョグ:ウェーブライダー28、ノヴァブラスト4、アディゼロSL2
- LT~OBLA:フューエルセルレベルv4、メタスピードスカイ(初代)、ヴェイパーフライ3、メタスピードパリ
- VO2max~Repetition:ヴェイパーフライ3、メタスピードパリ、メタスピードスカイ(初代)
- Race:トラック→ドラゴンフライ、ロード→メタスピードパリ(エッジ or スカイ)
以下では、それぞれのシューズについて感じたことや使い方についてまとめています。
ミズノ ウェーブライダー28
ミズノのウェーブライダー28です。用途はゆっくりなジョグで、ポイント練習の翌日など疲労が残っているときのつなぎのジョグで使います。
安定性が高く、自分の中で比較的ゆっくり走りたい時には適しています。スピードは出せないので、ペース走などでは使えないと感じています。
ドロップ差が12mmもあり、自然と前に足が運ばれる感覚です。想定外の推進性で、期待以上の走りやすさです。
耐久性は申し分ないです。走るスピードにもよりますが、ジョギング程度のペースなら1000kmは走れます。
アシックス ノヴァブラスト4
ノヴァブラストはノヴァブラスト3の時から使い始めました。3がとても良い感覚だったので、迷わず4も購入しました。
4は3と比較して、安定感が高くなってバウンド感が少し減少、少しゆっくり目なペース向けのシューズとなりました。
それでも、Easyなペースよりは速く走ることができ、モデレート手前くらいまでなら難なくこなせる一足です。フルマラソンレースシューズとして使っているランナーも多いです。
耐久性も抜群です。私のノヴァブラスト4は走行距離が1000kmを超えていますが、多少クッションのへたりは感じるものの、まだ履けそうな様子です。
アディダス アディゼロSL2
アディゼロSL2はゆっくり目のジョグから速めのジョグでの使用を目的に購入しました。実際に使ってみると、ジョグシューズにしては走行性能が高く、ゆっくりのジョギングではもったいない性能です。
ゆっくり目のペース走程度なら十分に走れます。逆に、遅めに走ろうと思っても、思ったよりもスピードが出る感覚があるので、ゆっくり走りたい時には適さないように感じます。
スピードトレーニングに使うには少し重さを感じますが、かなり汎用性が高い一足です。グリップ力も良く、濡れた路面でも滑りにくいです。
これ一足あれば、かなりのペース範囲をカバーできます。
ニューバランス フューエルセルレベルv4
ニューバランスのフューエルセルレベルv4です。レベルv3までも高い評価を受けていたシューズです。
レベルv4になり大幅なアップデートがありました。私自身はレベルv4が初めてです。
速く走れるシューズではありませんが、抜群のクッショニングで気持ちよく走れます。ドロップ差が6mmしかないので、自然と前に転がる感覚は少な目で、自分の足を使って前に推進していく必要があります。
使用用途は速めのジョグからLTペースのペース走程度までが適切です。ハーフマラソンペース以上になると、少し力が必要になる感覚があります。
クッショニングの良さから、ゆっくりのジョグでもなんとか使えます。そう考えると、ジョグからペース走まで幅広く使える汎用性もあります。
アシックス メタスピードスカイ(初代)
アシックスの初代メタスピードスカイです。すでに廃盤になってしまった商品ですが、私は廃盤になる前に購入しておいたので、まだ1足現役で残っています。
今持っているシューズの中でも、最走りやすいと言っても過言ではないと考えています。
アシックスからは、メタスピードスカイプラス、メタスピードパリシリーズなど、アップデートされた製品が発売されていますが、それらと比較してもそん色ない性能です。
クッショニングの柔らかさが適度で、比較的安定性も高く、履きこなしやすいのが特徴です。自分に合っていたようで、初代メタスピードスカイで何度も自己ベストを更新しました。
厚底カーボンレーシングシューズとしては耐久性も抜群で、800km以上履いてもまだ履けるような状態でした。値段は高いですが、性能と耐久性が両立しているコスパがいいシューズだと思っています。
ナイキ ヴェイパーフライ3
ナイキのヴェイパーフライ3です。人気があった初代ヴェイパーフライネクスト%とはうってかわって、ヴェイパーフライ3は人気が落ちてしまい、市民ランナーの着用率も低下してしまいました。
しかし、私自身の感想としては、ヴェイパーフライ3も素晴らしい性能を持つシューズであり、最高スペックを持っていると考えています。癖が少ないので履きこなしやすく、スピードもかなり出ます。
クッションが少し柔らかめなので、足が疲れてくると、前への推進性を維持するのが難しくなってくるかもしれません。その点、中級者以上向けかなと考えています。
耐久性は低めです。走行距離的には400~500km程度が妥当だと思います。ただ、体重が軽かったり走るフォームがきれいだったりすると、もっと長い距離を履いても壊れないと思います。
値段も高く、耐久性も低いため、コスパとしては高くないです。
アシックス メタスピードエッジパリ
アシックスの最新レーシングシューズ、メタスピードパリシリーズのメタスピードエッジパリです。
メタスピードシリーズも3世代目となり、パリシリーズで大幅アップデートされました。
軽量化、ミッドソールの改良など、初代と比較してかなり変わりました。エリートランナーの着用率も上がり、ナイキに引けを取らない状況まで来ています。
私自身は、メタスピードエッジパリ・スカイパリを両方購入して、履き比べながら、自分に合っているのはどちらなのかを検討しています。
しかし時点では、エッジパリ・スカイパリ、ともになかなかしっくりこないのが現状です。
理由は明確にはわかりませんが、クッショニングが少し柔らかすぎるのと、接地時の不安定さが強く、長い距離を走ったときに疲労感が出てしまいます。
エッジパリの方は、接地してからの足離れが早く、強く踏み込むことが難しいと感じます。これは走力がまだ不足していることが原因している可能性があり、自分の実力に合っていないかもしれません。
耐久性は、初代メタスピードスカイよりは低いです。ミッドソールの耐久性が落ちたことが要因です。ただ、ナイキのヴェイパーフライと比べるとまだまだ耐久性は高いので、コスパは良い方だと考えています。
アシックス メタスピードスカイパリ
アシックスの最新レーシングシューズ、メタスピードパリシリーズのメタスピードスカイパリです。
上で書いたように、エッジパリと同時購入しました。
エッジパリよりもスカイパリの方が、今のところは自分に合っています。踏み込みが効きやすく、自分のタイミングで足を回せる感覚があります。
ただ、スカイパリの方もまだ自分の実力に見合ってないくらい高性能だと感じています、もう少し履きこなしていきたいと考えています。
耐久性などの考え方はエッジパリと同様です。
ナイキ ストリークフライ
ナイキのストリークフライです。発売当時、「ペガサスターボの復活」だと思って即購入しました。
ミッドソールが薄めに作られており、薄底のように感じられるほどのシューズです。自分の足で推進性を産み出していく必要があります。
ただ、クッションにズームXが使用されていることがあり、薄底なのにクッションを感じます。
私自身はスピードトレーニングに使っています。
コストパフォーマンスは正直悪いです。走行距離150km程でミッドソールが剥がれてきてしまいました。
ブルックス ハイペリオン
ブルックスのハイペリオンです。ストリークフライが壊れかけていたので、スピードトレーニング用の薄底シューズとして購入しました。
正直、良くも悪くも、特徴が少ないシューズだと感じています。薄底とは言えクッション性は感じますが、自分の力で前に進んでいくことが必要なシューズです。助力感は少なめです。
スピードトレーニングで使うには適しています。接地後のレスポンスが早く、アッパーのホールド性も高いので、かなりスピードを出せるシューズです。
おすすめの使用用途としては、3000mレースペース以上でのインターバルトレーニングやレペティショントレーニングです。安定性も高いので、使いやすいと思います。
耐久性は抜群です。1000km以上は使えると思います。
すでに履き終わってしまい今回は掲載していませんが、ブルックスのハイペリオンマックスの方が全体的な評価としては高めです。
また、ハイペリオン2とハイペリオンマックス2も発売されていて、かなりアップデートされているようです。ハイペリオンマックスの型落ちを安く購入するか、ハイペリオン2かハイペリオンマックス2を購入するかが良いと思います。
ナイキ ドラゴンフライ
ナイキの長距離スパイク、ドラゴンフライです。
トラックレースで使用するシューズです。適正距離は3000m~10000mだと公式には言われていますが、800mの選手でも使用しているランナーもいるほどで、中長距離で使用率が最も高いスパイクです。
最近では、ほかメーカーのシューズもちらほら出てきましたが、今でもトラックレースの中長距離では、ほとんどのランナーがドラゴンフライを履いています。
最新モデルはドラゴンフライ2ですが、ドラゴンフライからのアップデートはそこまで多くない印象です。
トラックでも足持ちがよく、後半でもペースダウンしにくいと感じています。過去の薄底スパイクよりも圧倒的に走りやすく、革命的な中長距離スパイクだと感じます。
耐久性は高くないようですが、私は100kmを超えてもまだまだ履けています。意外と耐久性はあります。スパイクの中では、コストパフォーマンスは普通程度だと思います。
いかがでしたでしょうか。
別の記事では、すでに履き終わったシューズも含めて初心者にもおすすめできるシューズを紹介しています。
皆様の参考になれば幸いです。
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