【PUMA ディヴィエイトニトロエリート4 レビュー】エリート向けモデルにアップデート

ディヴィエイトニトロエリート4
こんな疑問を解消
  • PUMA(プーマ)のディヴィエイトニトロエリート4が気になっている
  • 厚底レーシングシューズで安定感が高いものを探している
  • 沈み込みが少ない厚底カーボンシューズを探している

 2026年2月12日、実は市民ランナーの間で人気が上昇していたディヴィエイトニトロエリート3の次モデルであるディヴィエイトニトロエリート4が発売されました。

 公式発表のスペックで、27.0cm-170gと大幅に軽量化されたPUMA(プーマ)のDEVIATE NITRO ELITE 4(ディヴィエイトニトロエリート)が気になっているランナーも多いのではないでしょうか。

 私自身、ニトロエリート3がかなり好印象だったため、さらに軽量化されたニトロエリート4は必ず買おうと決めていました。2月12日の先行発売では購入できませんでしたが、2月26日の本格発売日に購入することができました。

 ここでは、ニトロエリート4のレビューを行います。実際の履き心地や推進性、どんな人におすすめできるのかについて紹介します。

 本記事を読めば、ディヴィエイトニトロエリート4がどんなシューズなのかが分かります。皆様が購入する価値があるかどうか判断できます。

著者:らんしゅー
日比野就一

社会人からランニングを始めました。
理論に基づいたトレーニングで、
どこまで記録を伸ばすことができるか挑戦。
競技志向で取り組んでいます。
自己紹介・記録変遷はこちら

血中乳酸濃度や血糖値も測定。
マラソンへ科学的にアプローチします。

★自己ベスト
 1500m 4:25(2022/08)
 5000m 16:01(2022/09)
 10000m 33:44(2021/12)
 ハーフ 1:12:29(2022/03)
 フル 2:40:15(2026/03)

著者:らんしゅー
日比野就一

  社会人からランニングを始めました。
  理論に基づいたトレーニングで、
  どこまで記録を伸ばすことができるか挑戦。
  競技志向で取り組んでいます。
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  血中乳酸濃度や血糖値も測定。
  マラソンへ科学的にアプローチします。

  ★自己ベスト
   1500m 4:25(2022/08)
   5000m 16:01(2022/09)
   10000m 33:44(2021/12)
   ハーフ 1:12:29(2022/03)
   フル 2:40:15(2026/03)

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目次

製品情報

項目内容
製品名ディヴィエイトニトロエリート4 (DEVIATE NITRO ELITE 4)
メーカープーマ (PUMA)
定価29,700円
厚さ前部:32 mm, 後部:40 mm, ドロップ差:8 mm
重さ27.5cm 171-177g(実測)

購入に至った経緯

ディヴィエイトニトロエリート4

 私自身がプーマを初めて履いたのが、ニトロエリート3でした。当時「安定感が高いカーボンシューズ」を求めていましたが、ニトロエリート3は思った通りのシューズでした。

 ある程度の安定性と推進性が両立しかなり扱いやすいカーボンシューズでした。私自身が購入した時は市民ランナーの間でも履いている人はほとんどいなかったのですが、それ以降、エリートランナーや市民ランナーの間でもプーマのシューズが普及し、ニトロエリート3の人気も高まっていきました。

 そんな中、プーマからニトロエリート3の次モデル、ニトロエリート4が発売されました。2026年2月12日に先行発売されることが発表され、その時点で購入することを決めていました。

 購入の決め手になったのは「軽量性」です。ニトロエリート3は素晴らしいシューズなのですが、少し重さを感じます。27.5cmで205g前後の重量。他メーカーから発売されている最新カーボンシューズよりも重いです。

 一方でニトロエリート4は公式の発表で27.5cmが170g。圧倒的に軽量なシューズへとアップデートされることが分かりました。

 2月12日の先行発売では購入することができなかったので、後日、2月26日に本格発売されたタイミングで購入しました。

走行感:実走レビュー

 実走したレビューです。

トレーニングでの使用

 実際にニトロエリート4をトレーニングで使用しました。複数回使用してからの感想です。

ディヴィエイトニトロエリート4

 ニトロエリート4が届いて一番最初に使ったときは、体の調子もあまりよくありませんでした。身体の体調が悪いからなのか、接地に対して自分の感覚があまり研ぎ澄まされていないような状態でした。

 そこから、複数回使用しました。結果として、5:00/km程度のペースから3:00/kmを切るくらいのペースまで幅広いペース帯で使用することが出来ました。

 まずゆっくりなペースから走り始めて思ったことは「自動走行感をあまり感じない」です。

 前作のニトロエリート3の時は顕著だったのですが、ロッカー構造が強いからなのか、前に転がっていく感覚がありました。ニトロエリート4はどちらかというとソール自体の反発で前に進んでいくようなタイプです。

 また接地感は「硬め」で「もちっと」してます。最近流行りの「柔らかい接地感」を求めているランナーには合いません。私の経験で言えば、メタスピードエッジTOKYOの柔らかさとは対極にあります。

 いつも最初はウォーミングアップを兼ねているので、遅めのスピードから走り始めるため、徐々にペースを上げていきました。

 ペースが上がってくると、徐々に「はまってくる感覚」を感じ始めました。走り方としては「軽快にランニングピッチを高めてスピードを上げていく」とうまくスピードに乗っていきます。

 普段のウォーミングアップでは速くても3:55~4:00/kmまでしか上がりませんが、ニトロエリート4を履いたアップでは、3:50/kmに近いラップタイムまでペースアップしていきました。

 ウォーミングアップを終え、続いてポイント練習として60秒のランを30回繰り返すLTインターバルトレーニングを行いました。スピードとしては、3:20~3:30/kmくらいのペースになります。

 このペース帯になって、さらにニトロエリート4の良さが分かってきました。4:00/km前後のペースではわからなかったのですが、さらに速いペース帯になってくると踏み込みの力が強くなるからなのか、シューズからの反発をうまく利用できる感じがあります。

 また、ランニングピッチについても自分としては多めである185~190回/分を刻むことが出来ました。自然とこのピッチで走ることができたので、シューズによる影響が大きいと考えています。

ディヴィエイトニトロエリート4

 その後、3:00/kmを切るくらいのペースで流しも行いました。想像通り、ペースを上げれば上げるほどシューズの性能が発揮される感じです。ニトロエリート3よりも、ターゲットとする走力がちょっと上がったのかな?という感覚です。

 総じて、非常に満足できるシューズでした。

反発性・推進性・安定感・フィット感

 ニトロエリート4の反発性と推進性は申し分ないです。上でも述べましたが、最近流行りの柔らかい接地感を感じることはできませんが、踏み込みに対しての推進力は素晴らしいです。

 また、特筆すべきなのは「安定性」だと感じています。クッショニングが柔らかくバウンド感を強く感じるシューズは、安定性を犠牲にして推進性を確保していると言えます。一方でニトロエリート4はしっかりとした接地感と推進性を両立させており、高い安定性を感じます。

 フルマラソンにおいてこの安定性は非常に重要だと考えています。レース後半に足が疲労してくると、安定性が低いシューズでは接地時に体を安定させることも難しくなってきます。

 私自身この不安定さが苦手です。アシックスのメタスピードエッジパリシリーズ以降、シューズの性能は素晴らしいのですが、この不安定さが受け入れられず、シューズを手放してきた経緯があります。

 さらに、ニトロエリート4は前足部のサイズ感が素晴らしくアップデートされました。サイズ感のところで詳しく述べますが、ニトロエリート3と同じサイズである27.5cmを購入しサイズ感を比べてみると、足先部分のゆとりがかなり改善され、足指のストレスが全くかからなくなりました。

外観

 ニトロエリート4の外観を紹介します。

 アッパー素材は相当薄いです。前作は結構しっかり目の生地で作られていましたが、ニトロエリート4は軽量性を追求したのか、かなり薄く作られています。紐はほどけにくいタイプの紐です。

ニトロエリート4 アッパー

 シュータンも相当薄く作られています。かかと部分も軽量性は意識されていますが、かかとの抜け感は感じません。

ニトロエリート4

 ニトロエリート4とニトロエリート3を並べてみました。明らかにニトロエリート4の方が足先が丸く作られていて、足先の窮屈さが改善されています。

ニトロエリート3とニトロエリート4

サイズ感

 上でも少し述べましたが、ニトロエリート4は前作に比べて足先のサイズ感がいい方向に改善されたと思っています。

 私は普段、27.5cmのシューズを履いています。結論から言うと、ディヴィエイトニトロエリート4は27.5cmでジャストフィットでした。

 ニトロエリート3は27.5cmで足指周りが若干窮屈でしたが、ニトロエリート4はその窮屈さが無くなり、明らかに足指周りが広く作られています。

 他メーカーのレースシューズでは、アシックスのメタスピードエッジTOKYOは28.0cm、ミズノのハイパーワープエリートも28.0cmにあげないといけない状況でした。それらに比べると大きめに作られていることが分かります。

らんしゅーの足サイズ実測
  • 足長:27.0cm(実測)
  • 足幅:11.5cm(実測)→最も広い箇所を測定

 オンラインで購入する時、27.5cmにするか28.0cmにするか非常に悩みました。結果として27.5cmにして大正解でした。もしサイズでお悩みの有る方はコメントや問い合わせなどでご相談ください。

出版情報
閾値トレーニング完全ガイド

「ランニングを科学する」から「閾値トレーニング完全ガイド」のkindle出版をしました。kindle unlimitedに登録していれば無料で読めますので是非ご一読ください。

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重さ(重量)

 27.5cmのシューズを実測したところ、左が177g、右が171gでした。これだけ左右差が大きかったのは初めてです。どちらにせよ軽いことは事実なのと、履いてしまえば気になりません。

ニトロエリート4 重さ
ニトロエリート4 重さ

グリップ力

 アウトソールのラバーには、PUMAGRIPが採用されています。ただ、ニトロエリート3とはアウトソールのパターンが異なっており、FAST-Rニトロエリート3と同じタイプです。

 ニトロエリート3は雨でも滑ることなく相当強くグリップしていました。ニトロエリート4になって若干グリップ力が落ちた印象はありますが、それでもPUMAグリップはかなり優秀です。

ニトロエリート4 グリップ力

 他メーカーとの比較だと「アシックスグリップかPUMAグリップか」くらいのレベルです。アシックスグリップに匹敵するグリップ力です。雨でもグリップする力はとても重要です。

寿命・耐久性

 寿命・耐久性は使用していく都度更新していきます。ミッドソールを見ていると、耐久性はかなり高そうです。

 メーカー推称は400kmと記載されており、シューズの性能を維持できる限界がそのくらいなのかもしれませんが、実際に履いてみるともっと長い距離使用できる感覚です。

購入直後の状態

 ミッドソールの状態は以下の通りです。

ディヴィエイトニトロエリート4

 アウトソールの状態は以下の通りです。

ニトロエリート4 グリップ力

こんな人におすすめ

 ディヴィエイトニトロエリート4は、次のような人におすすめです。

ディヴィエイトニトロエリート4がおすすめな人
  • 他メーカーの厚底カーボンシューズの接地感が柔らかすぎて、感覚が良くない
  • カーボンシューズを履いていると、疲れてきたときに上方向に跳ねてしまって前に進まない
  • 推奨走力:サブ3.5以上のランナー

 クッショニングが柔らかすぎるハイエンドカーボンシューズが苦手なランナーにはおすすめできます。安定性も高く、使いこなしやすいかなと感じます。

 一方で、対象ランナーの走力は少なくともサブ3.5以上が適切なのではないかと思います。これよりも遅いペースで走るランナーが使う場合、反発を前方向に活かしきれないように感じます。

購入方法

 プーマのディヴィエイトニトロエリート4を購入するには、Stepスポーツなどの実店舗か、PUMA公式サイト、楽天やYahooの通販です。

 2026年3月頭の段階では、Amazonでは取り扱いがありませんでした。ポイントなどを考慮すると、楽天、Yahoo、ゼビオがお得です。PUMA公式サイトでは最もサイズが残っています。

 

※「ランニングを科学する」では、筆者の知識・経験のアップデートと共に都度改定を行っています。

出版情報
サブ4達成に向けたトレーニングプログラム

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血中乳酸濃度・血糖値・心拍数を測定しながら、怪我無くトレーニングを継続して速くなる方法を追求します。【トレーニング記録やレース結果】などブログでは伝えきれない内容を主に発信します。

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