【ナイキ ペガサス プラス レビュー】ハイスペックなジョグ用シューズ

ペガサスプラス
こんな疑問を解消
  • ナイキのペガサスプラスが気になっている
  • ペガサスターボ初代、ペガサスターボ2がとても良かったのでペガサスプラスにも期待している
  • ペガサスプラスのおすすめ使用用途は?

 過去、ナイキから発売されていた「ペガサスターボ」が好きだったランナーも多いと思います。2024年8月、ナイキからペガサスターボ3ともいうべき「ペガサスプラス」が発売されました。

 私にとってもペガサスターボ2の印象がとてもよかったので、ペガサスプラスは発売当初から気になっていました。

 ここでは、実際にペガサスプラスを履いて感じたことをレビューします。過去のペガサスターボとどう違うのか、他メーカーのシューズと比べるとどうなのか、ペガサスプラスの使用用途などについて紹介します。

 本記事を読めば、ペガサスプラスを購入するべきかどうかを判断することができます。

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著者:らんしゅー
日比野就一

社会人からランニングを始めました。
理論に基づいたトレーニングで、
どこまで記録を伸ばすことができるか挑戦。
競技志向で取り組んでいます。
自己紹介・記録変遷はこちら

血中乳酸濃度や血糖値も測定。
マラソンへ科学的にアプローチします。

★自己ベスト
 1500m 4:25(2022/08)
 5000m 16:01(2022/09)
 10000m 33:44(2021/12)
 ハーフ 1:12:29(2022/03)
 フル 2:43:55(2024/11)

著者:らんしゅー
日比野就一

  社会人からランニングを始めました。
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  ★自己ベスト
   1500m 4:25(2022/08)
   5000m 16:01(2022/09)
   10000m 33:44(2021/12)
   ハーフ 1:12:29(2022/03)
   フル 2:43:55(2024/11)

carb-upper
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目次

製品情報

項目内容
製品名ペガサス プラス (PEGASUS PLUS)
メーカーナイキ (NIKE)
定価19,800円
厚さ前部:-, 後部:-, ドロップ差:10 mm
重さ27.5cm 260g(実測)

購入に至った経緯

 私は過去、ペガサスターボ2を持っていました。ペガサスターボ2の感触は非常によく、VO2maxペースのインターバルトレーニング以下であればほとんどのトレーニングで使える汎用性がありました。

 しかし唯一の難点として「耐久性」が低すぎました。走行距離300kmくらいでアッパーに穴が開いてしまいました。なので、二足目の購入には至りませんでした。

 ペガサスターボシリーズはランナーにとても人気でしたが「耐久性の低さ」も同時に話題になっていました。その影響なのか、間もなくペガサスターボシリーズは廃盤になってしまい、しばらく発売されていませんでした。

 2022年8月に「ペガサスターボネクストネイチャー」が発売されました。リサイクルされたZoomXが採用されたシューズで、「ペガサスターボの再来」と言われて話題になりました。

 しかし、ペガサスターボネクストネイチャーは初代ペガサスターボやペガサスターボ2とは大きく異なるシューズでした。それもあってか、市民ランナーの間ではそこまで人気が出た印象はありません。

 そんな中、満を持して発売されたのがペガサスプラスです。アウトソールには「PEGASUS TURBO」の文字が刻まれており、ペガサスターボの後継モデルであることが分かります。

ペガサスプラスアウトソール

  現在、速めのジョグから遅めのLT走までの範囲で使用しているフューエルセルレベルv4が消耗してきており次のシューズを探していました。

 候補としては、ペガサスプラスかアディダスのアディゼロ EVO SL、ブルックスのハイペリオン2でした。結局はどれも購入するかもしれませんが、まずペガサスプラスにしてみようと思い、購入に至りました。

走行レビュー

 このレビューを書くまでに、5:00~4:30/kmのEasy Jog、4:40~3:50/kmのモデレートジョグ、3:50~2:50/kmの流しを含めたランニングを行っています。

 まず、5:00~4:30/kmのEasy Jogで感じたのは「しっかり感」と「勝手に前に進む感覚」です。

 シューズの作り自体がかなりしっかりしていて、レーシングシューズのような軽量さはありません。それは走っていても同様で接地の時もしっかりとした安定性があります。

 しかし、通常のジョギング用シューズでは感じないような「推進性」がありました。ゆっくり走ろうとしても勝手に前に進んでいきます。ゆっくり走ることが目的だったら別のシューズの方が適しているなと感じるほどでした。

 Easy Jogは走りはじめこそ5:00/kmであるものの、ジョグの後半は4:30/km程度まで自然とペースアップしていきます。ペースを抑えないと勝手にスピードが上がっていく感覚でした。

 続いて、4:20~3:50/kmのモデレートジョグで使用しました。

 少し疲労感がある中で走ったことも影響しているかもしれませんが、ランニングピッチを上げようとするとシューズの重さを感じました。足へのフィット感は高いのですが純粋にシューズが重いことが要因だと思います。

 実測したところ、27.5cmで約260gです。ミッドソールにバウンド感があれば重さも感じにくくなるのですが、接地感も硬めで跳ねる感覚もあまりありません。

 私の体感でモデレートだと感じた時のペースが4:10/km程度でした。他のシューズで言うとフューエルセルレベルv4と同じ水準です。メタスピードなどのレーシングシューズだと4:00/kmに近い数値まで出ます。

 最後に、3:50~2:50/kmのペースで使用しました。3:50~3:20/kmはLT強度のペース、3:00/km前後は流し(坂道でのトレーニング含む)のペースです。

 LTペースで走ったときの感想は、モデレートペースの時と同様です。ある程度努力が必要でした。レーシングシューズに比べると、努力感が高いです。

 一方で流しのスピードでは想像以上に快適に走ることができました。ミッドソールの硬度があるからなのか、接地からのレスポンスが速く、速めの流しや坂道トレーニングでも十分に使えることが分かりました。

 流しで快適に使えることは重要で、ジョグの後に流しを行うことも多く、ジョグシューズとしては流しも対応できることが一つの条件になってきます。

 ナイキで言うと、オーソドックスなペガサスシリーズなどを流しで使うと少しもたつき感を感じるので、その点はペガサスプラスの優位点だと感じています。

 走行感は疲労の残り具合に影響を受けます。継続してペガサスプラスを使っていく中で、走行レビューはアップデートしていきます。

反発性・推進性・安定感・フィット感

 反発性は「そこそこ」です。ミッドソールにはヴェイパーフライなどに使われているZoomXが採用されているものの、ZoomXの密度が異なるため、接地した時の感覚はかなり違います。

 ヴェイパーフライほど柔らかさは感じません、しっかりとした硬度があり安定しています。

 過去のペガサスターボ2を想像している場合は、期待が裏切られます。ふわふわ感や軽量性は感じられず、しっかり感と安定性が高いです。

 自分にとってジョギングと呼べる範囲のペースでは、特に推進性を感じることができます。シューズのドロップ差が10mm有るため、接地と共に勝手に前に進んでいく感覚が得られるのだと考えています。

 ミッドソールに硬度があることもあって、安定性がとても高いです。過去のペガサスターボ2では、クッションがふかふかしていたこともあって少し接地に不安定さがありましたが、その不安定さは無くなっています。

 足入れのフィット感は高めです。アッパーの素材はフライニットですが、インフィニティラン4のフライニット素材よりは少し硬めに感じます。

 足の先端付近の幅自体も少し広めに作られている上に、素材自体の伸縮性もあるので、足先の窮屈感はありませんでした。ただ、横幅が広いランナーにとっては窮屈に感じる可能性もあります。

グリップ力

 乾いた路面では十分なグリップ力があります。

 また、特に濡れた路面でのグリップ力に注目しています。雨でも構わず走る自分にとっては、雨上がりの路面でも滑らず走れることが重要です。

 ペガサスプラスはまだ濡れた路面で使用していません。濡れた路面で使うようなタイミングがあれば、情報をアップデートします。

おすすめ使用用途

 私がおすすめするペガサスプラスの使用用途は以下の通りです。

ペガサスプラスのおすすめ使用用途
  • ゆっくり目のジョグ
  • 速めのジョグ(モデレートペース)
  • ロングラン
  • 遅めのペース走(マラソンペース程度)

 自分にとってゆっくりなジョグで使うと、思ったよりもスピードが出ます。あえてゆっくり走りたい時は適さないかもしれませんが、体に任せていいようなEasy Jogであれば、積極的に使いたいと感じます。

 ペガサスプラスは、自分にとってある程度快適なペースで走れるモデレート強度が最も適していると考えています。私の場合はゆっくりなジョグが5:00~4:30/km、モデレートペースが4:30~3:50/kmです。

 ロングランは、ゆっくりなジョグよりは速く、マラソンペースよりは遅めのペースで走ることも多く、ペガサスプラスを使うにはかなり適したトレーニングであると感じます。

 また、マラソンペース程度のペース走であれば十分使用可能ですが少し努力感が必要です。レーシングシューズを履いてしまうとどうしてもペースが上がってしまうため、ペガサスプラスを使ってそこそこのペースに抑える、といった使い方もできるかもしれません。

サイズ感

 普段、ほとんどのランニングシューズで27.5cmを履いていますが、ペガサスプラスも27.5cmジャストフィットです。

らんしゅーの足サイズ実測
  • 足長:27.0cm(実測)
  • 足幅:11.5cm(実測)→最も広い箇所を測定

 ある程度分厚い靴下を履いても窮屈さは感じません。シューズ自体の作りが広いというよりも、アッパーの素材がフライニットで、伸縮性があることが要因になっていると思います。

 ただ、足幅が広くてサイズに不安がある場合は一度お店で試し履きすることをおすすめします。

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重量(重さ)

 27.5cmを実測してみると、259gでした。

 思っていたよりも「重いな」という印象です。走れば重さを感じないのかなと思いましたが、走っている最中もある程度の「しっかり感」はあります。

ペガサスプラス重さ

寿命・耐久性

 耐久性については、走行距離が伸びてきたら都度更新します。

購入直後の状態

 ミッドソールはそこそこ硬度があります。ZoomXとはいえ、耐久性が高そうです。

ペガサスプラス

 アウトソールには、かかと部分までしっかりラバーが貼られています。耐久性が意識されています。

ペガサスプラスアウトソール

購入方法

 ペガサスプラスをオンラインで取り扱っているのは、ナイキの通販サイト、各スポーツショップのオンラインストア、Amazon、楽天、Yahooなどです。

 スポーツショップの実店舗でも販売されているので、事前に試し履きをしたい場合は店舗に行くことをおすすめします。取り扱いがあるかどうかは事前に電話などで確認しましょう。

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※「ランニングを科学する」では、筆者の知識・経験のアップデートと共に都度改定を行っています。

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