メタスピードスカイのレビュー ヴェイパーフライネクスト%との比較

 ※2022年9月17日 走行距離600kmでの耐久性を追記

 こんにちは。管理人のsyu_hibiです。

 今回はアシックスのメタスピードスカイをレビューします。

 悩みに悩んだ末、メタスピードスカイを購入しました。おそらく本記事に辿り着いた方は、メタスピードスカイを購入しようかどうか迷っている方であると想像します。

 私自身も、レースシューズとしてヴェイパーフライネクスト%(以下VFN%と記載)を所持しています。その上で、メタスピードスカイをどうしても試してみたくなりました。

 では、詳細レビューしていきます。

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1.なぜメタスピードスカイを買おうと思ったのか?

 冒頭でも記載しましたが、私はレースシューズとしてVFN%を使用しています。これまで何度も、VFN%で自己ベストを更新してきました。

 VFN%は初めて履いた時から、他シューズよりも速く走れることを体感してきており、高いパフォーマンスを発揮できるシューズとして不満はありません。

 しかし、1点気になる点があります。それは、踏み込み時の沈み込みです。

 ミッドソールにZoomXを使用していることとカーボンの形状が起因していると考えられます(詳しい構造は理解できていませんが・・・)。

 普段から使用しているガーミンのランニングダイナミクスポッドから得られるデータを紹介します。カーボン入りのレーシングシューズとして、VFN%とは別にエンドルフィンプロを持っています。

 VFN%とエンドルフィンプロを比較すると、データ上の特徴的な違いとして下記点が上げられます。ほぼ同じ努力感で行ったポイント練習における各種データの結果です。※おおよそ平均値です。

  • ストライド:VFN%(1.55~1.60m)、エンドルフィンプロ(1.50~1.55m)
  • 接地時間:VFN%(190ms)、エンドルフィンプロ(155ms)
  • ピッチ:VFN%(180spm)、エンドルフィンプロ(185spm)

 体感で感じるVFN%の沈み込み感から推測すると、VFN%では、「踏み込み時に大きく沈み込んで蹴り出す」動作になっていると考えられます。

 その結果、VFN%の方が接地時間が長くなりストライドが大きくなっていると言えます。

 トレーニングでは、インターバルトレーニングやペースランニングであっても最大15km程度の疾走距離しかないため、大きくストライドが出るような動作になっても疲労の蓄積で走れなくなることはありません。

 しかし、ハーフマラソンやフルマラソンになると話は変わってきます。

 これまで、ハーフマラソンでもVFN%を使用して何度も自己ベストを更新してきましたが、そのレースパターンは、毎回後半15km以降に失速するレースパターンです。

 要因は、前半のオーバーペースであり、ペースをコントロールすれば防ぐことは可能であると考えられます。

 しかし、VFN%はある一定の力で踏み込んだ時により力を発揮できるシューズ。一定のペースで巡航するマラソンでは、現状の実力では履きこなせないのではないかと想像しました。

 また、普段トレーニングにエンドルフィンプロを使用していますが、それが非常に良い感覚なのです。

 タイム的にはVFN%の方が速く走れることは事実なのですが、走った感覚の気持ちよさで言うとエンドルフィンプロの方が上です。

 エンドルフィンプロは、VFN%よりも沈み込みが少なくレスポンスが良いシューズです。そんな感覚が自分にとって合っているのだと思います。

 そんな中、VFN%に匹敵するパフォーマンスを発揮できるとされているのがアシックスのメタスピードスカイです。

 次の論文ではVFN%、アルファフライ、メタスピードスカイを始めとしたカーボン入りレーシングシューズのランニングエコノミーを比較しています。

 ナイキのアルファフライ、VFN%に匹敵するパフォーマンスを発揮できるのはメタスピードスカイのみとなっています。

 また、メタスピードスカイのレビュー記事を読んでいると、VFN%よりも沈み込みが少なくレスポンスが良いといった評価がされており、まさに自分に適しているのではないかと考えました。

 試しに購入してみるにはちょっと値段が高いですが、今後レーシングシューズとしてVFN%よりも自分に合っている可能性を模索するため、思い切って試してみることにしました。

2.重量・サイズ感・フィット感

 まず重量です。27.5cmの実測です。186gでした。

 評判通りかなり軽いですね。シューズによる個体差はあると思いますが、私自身が所持しているVFN%は190g弱であったため、VFN%と比較すると同等か、若干軽いくらいです。

 厚底でクッショニングがある以上、軽いことに越したことはありません。

 公式ホームページの記載ではわからないのが、サイズ感やフィット感だと思います。

 サイズは、他すべてのランニングシューズと同様に27.5cmを選択しました。私が所持しているのは、VFN%、エンドルフィンプロ、ペガサス37、インフィニティラン、アディゼロボストン9、等、様々なメーカーがあります。

 いずれも27.5cmで困ったことはありません。

 メタスピードスカイ27.5cmに足を通してみると、これまでのどのシューズよりも「サイズが若干小さめ」に感じました(※事前にStep Sportsで試し履きはしてありました)。

 トレーニングで使用しているワークマンで購入した5本指ソックスを履いてトレーニングを行ったところ、右足の小指が靴に当たります。

 走り終わった後、小指から出血してしまい、靴のサイズが若干あっていないことが示されてしまいました。

 サイズ選びに関して、判断を間違えてしまったかも・・・と、正直思っています。

 素足で履くと指が当たる感覚がほとんどわずかであるため、レース用の薄い足袋型ソックス等に変更して、もう一度試してみようと考えています。サイズ選びには注意してください。

 続いてフィット感です。

 さすがアシックス、軽量性とフィット感を兼ね備えています。

 VFN%は初代しか持っていませんが、ヴェイパーウィーブの足当たりが好みではありません。脚にかなりきつくフィットするのは良いのですが、縛られ過ぎて、少し窮屈さを感じます。

 メタスピードスカイは、素材がそこまで伸びるものではないながらも、高いフィット感があります。

3.耐久性

 レーシングシューズとして高価なものですので、市民ランナーにとってはある程度の耐久性があるほうが望ましいですよね。

 まだ100km弱しか使用していませんので、シューズの耐久性について詳しい記載は難しいですが、ソールの削れ、ミッドソールの皺等は、VFN%よりも少ない(=耐久性が高い)ように感じます。

 また、VFN%はアウトソールとミッドソールがはがれやすく(私自身の接地の癖があり、特に足裏外側のソールがはがれやすい)、耐久性がもう少しあればなぁと感じています。

■250km走った時点で以下、追記。

 メタスピードスカイで250km走った時点でのソール状態です。

 アウトソールの削れはほとんど見られません。また、クッショニングのへたりも現時点ではほとんど感じません。

■600km走った時点で以下、追記。

 走行距離600kmに到達した、シューズの状態です。

 メタスピードスカイはほとんどポイント練習でしか使用していないため、シューズにかかる負荷が高いと考えられます。

 ミッドソールには、皺の寄りも少なくまだまだクッションを感じます。

 アウトソールも、まだまだ溝が残っていて、グリップ性能は高いままを維持しています。

 VFN%はこれだけ履いていると、アウトソールがはがれてきたり、ミッドソールのへたりを感じたりなどがありましたが、やはり、メタスピードスカイはVFN%と比較して非常に耐久性が高いと感じます。

4.接地感・反発性・推進力

 レーシングシューズにおいて最も気になる点が接地感・反発性・推進力だと思います。

 まず接地感ですが、前評判通りVFN%よりもミッドソールの柔らかさは感じません。沈み込みが少なくレスポンスが早いという「感覚」です。ZoomXは割と「ぐにゃっ」とする感覚なのですが、メタスピードスカイは「ぽんっ」という感じです。

 ただ、接地感が硬いわけではなく、多少沈み込みも感じるため、厚底レーシングシューズ特有のバウンド感は大いに感じます。

 感覚通り、反発性と推進力はとても素晴らしいです。接地足に体重を載せていくだけでポンポン前に進んでいきます。

5.特筆すべき「グリップ力」

 メタスピードスカイが明らかにVFN%に勝っている点は、アウトソールの「グリップ力」です。

 滑りやすい歩道等で走るとよくわかるのですが、アウトソールの形状からは想像できないくらい地面をしっかり掴み、前に進むことができます。

 雨上がりのウェットな状態でも滑る様子はありません。この点はレースシューズとしてかなり大きなメリットとなります。

 マラソン大会はロードで行われるため、天候や路面状態が選べません。そのためアウトソールが滑らないことに越したことはなく、その点、メタスピードスカイはかなり使いやすいと感じました。

6.パフォーマンスに関して

 VFN%とメタスピードスカイについて、ほぼ同じ努力感で行ったポイント練習でのパフォーマンスを比較します。

 トレーニングメニューは1km×12本(レスト60秒ジョグ)及び3km×4本(レスト120秒ジョグ)のLTインターバル。私にとって努力感8割で行っているポイント練習であり、基本的にタイム設定(3:20~3:30/km)を外すような厳しいトレーニングではありません。

 比較するデータは、ピッチ、GCT(接地時間)、ストライド、上下動、上下動率の5項目です。ガーミンgのランニングダイナミクスポッドを使用して得たデータとなります。

※各種データは、1000m*12であれば12本の平均、3000m*4であれば4本の平均となります。

ShoesMenu平均ペースピッチGCTストライド上下動上下動率
  [/km][spm][ms][m][cm][%]
META1000m*123:22182.41931.598.034.92
VFN%1000m*123:22183.51861.557.814.91
META3000m*43:29180.91901.597.794.71
VFN%3000m*43:29181.81891.588.545.19
表 メタスピードスカイ(META)とVFN%の比較

 得られた結果を見ると、事前に想像していたパフォーマンスとは大きく異なる結果でした。

 事前に想定していたパフォーマンスとして、メタスピードスカイの方が沈み込みが少なく、短い接地時間となり、どちらかというとピッチ数が多くなるのではないかということです。

 しかし、実際に得られたデータでは、メタスピードスカイの方が接地時間が長く、ストライドが長い、という結果となりました。

 走っている時の感覚としては、メタスピードスカイの方が「ぽんっ」と跳ねる感覚があります。感覚と実際のパフォーマンスがともに良いという結果になりました。

 今回得られたデータは、あくまでも私自身で測定したデータであり、かつ、サンプル数が少なく、万人に当てはまるわけではありません。しかし、私自身今後使用していくレースシューズとして、VFN%ではなくメタスピードスカイを選択するだけの十分なデータ・根拠が得られたと感じています。

※以下、メタスピードスカイでレースを走ったレビューの追記

 2022年3月に行われた名古屋シティハーフマラソンに、メタスピードスカイで出場しました。結果は1時間12分29秒(Personal Best!)でした。

 初めてメタスピードスカイで出場したレースでしたが、実力以上の結果を残せたと考えています。VFN%で出場していたら記録がどうなったかは分かりませんが、メタスピードスカイは確実に実力を十二分に発揮できるシューズだと感じました。

7.値段と購入方法

 値段は定価27,500円と、正直かなり高額です・・・

 定価ですとさすがに、試しに買ってみよう、とはなりにくいです。

 私ができるだけ安く購入しようと考えた結果、安価に購入できる方法は以下です。

  • アシックスの株主優待券を利用する
  • 楽天市場で購入する

 アシックスの株主優待券は、1枚で20~40%引きのものが存在します。1万円に対して1枚使用可能ですので、メタスピードスカイの場合は2枚使用可能です。30%引き券を2枚使用すると、6000円引きで購入することができます。

 楽天では、定期的にセールを行っており、Step Sports楽天市場店やスーパースポーツXebio楽天市場店が、メタスピードスカイを出品しており、セールになるので、かなりのポイントバックを受け取ることが可能です。

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メタスピードスカイが気になって入るが、手が出せていない方は多いと思います。そんな方に少しでも参考になればと思います。

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初めまして、日比野就一と申します。
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 3000m 9:24(2022/06 公認)
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 10000m 33:44(2021/12)
 Half  1:12:29(2022/03)
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