- ヴェイパーフライネクスト%やメタスピードスカイが上手く履きこなせない
- 手ごろな価格で厚底カーボンシューズを試してみたい
- トレーニング用の厚底カーボンシューズを探している
ヴェイパーフライネクスト%やメタスピードスカイが上手く履きこなせない方や、手ごろな価格でトレーニング用の厚底カーボンシューズを探している方、必見です。
私は、社会人から本格的にランニングを始めた市民ランナーです。月500km程を走り、競技志向でランニングに取り組んでいます。
ハーフマラソンで1時間12分29秒程の実力です。
これまで、ナイキのズームフライ3やヴェイパーフライネクスト%やアシックスのメタスピードスカイ等、多くの厚底カーボンシューズを使用してきました。
ここでは、アシックスのマジックスピード2(MAGIC SPEED 2)の履き心地や推進性、接地感やバウンド感、サイズ感等を紹介していきます。
本記事を読めば「マジックスピード2がどのような方がどのようなシーンで使えそうか」が分かり、購入すべきかどうか決めることが出来ると思います。
- メタスピード系のトレーニング用、ではない。「マジックスピード2」としてトレーニングやレースで使うべき
- 安定感が高く、厚底特有の不安定さやバウンド感が苦手な方にもおすすめ
- メタスピード系と比較すると推進力は抑えめだが、ロッカー構造も相まって「思ったよりも速く走れている」
- ジョギングからインターバルペースまで使用できる
- 初心者に最もおすすめできる厚底カーボンシューズ
購入した理由:耐久性(寿命)が高いトレーニング用厚底カーボンシューズ
私は普段のペース走やインターバルトレーニングで、ヴェイパーフライネクスト%やメタスピードスカイを使用しています。
しかし、トレーニングでこれらのハイエンドな厚底カーボンシューズを使用することに次のデメリットを感じていました。
- 体の調子が悪くても、ある程度のスピードで走れてしまう
- シューズからの助力が大きく、走り方を誤魔化すことができてしまう
- 耐久性(寿命)が低いため損傷、劣化が早く、費用がかさむ
トレーニングは、体の調子と対話しながら余裕度を持って行うべきだと考えています。
メタスピードスカイなどは、体の機能を十二分に発揮することが出来る、素晴らしいシューズであると感じますが、毎回のトレーニングで使うべきかどうかは議論となるところだと考えます。
ある程度自分の力を使って走らないとスピードが出にくいシューズでトレーニングを行うことで、地力を高めたい、と考えました。
薄底ランニングシューズを使うことも選択肢としてあります。
しかし、主に公道でトレーニングを行うため、脚への負担を軽減しながら高ボリュームのトレーニングをこなしていく必要があります。
レース用シューズの感覚に近く、クッション性・推進性・低価格を両立させたトレーニング用シューズとしてマジックスピード2を選びました。
外観
アッパー素材は多少伸縮性のある軽量なものになっています。足当たりも悪くないです。メタスピードスカイよりは少し厚めで耐久性が高そうです。
シュータンにはMAGIC SPEEDのロゴが入っています。価格を抑えるためなのか、全体的に少しチープさはあります。
フィット感は高いです。標準的な足型だと感じます。
接地感はかため 安定感が高く、推進力は中程度
メタスピードスカイやヴェイパーフライネクスト%と比べて、接地感はかためです。
これは、ミッドソールの構造が要因です。カーボンプレートを挟み上層にはFFBLAST+、下層にはFlytefoamが使用されています。
Flytefoamが、ある程度かためで反発性がある素材であるため、厚底特有のバウンド感は抑えめであり、安定感が高くなっています。
私も、メタスピードスカイ等で感じるようなバウンド感を感じることはできませんでした。
しかし、安定感の高さとシューズ自体のロッカー構造(ゆりかごのような湾曲)が相まって、安定した推進力で進むことが出来ると感じました。
過去の他メーカーシューズで、かなり感覚が近いのがナイキ ズームフライシリーズです。特にズームフライ3とかなり感触が似ています。
「アシックス版のズームフライ」、といった感じです。
ズームフライ3を履いていた時にも感じたことですが、「思ったよりも速いペースで走れている」という感覚です。
汎用性が高い:ジョグからインターバルペースまで使える
私自身で、ジョギングペース(5:00/km)からインターバルペース(3:10/km)で使用してみました。
使う前は、主にマラソンペースから10kmレースペース程度を想定していましたが、想像以上に汎用性が高く、ジョギングからインターバルペースまで幅広く使用できます。
最も期待していなかったジョギングペースでも快適に使用することが出来ました。
ゆっくりなペースでも快適に使える要因として、「安定感の高さとロッカー構造」があります。
接地感がかためであるため安定感があり、ロッカー構造を有しているため、ゆっくりなペースでも勝手に足が前に運ばれていきます。
速いペースにシフトしていくと、ミッドソールのバウンド感を少し感じ始め、クッションを潰して跳ね返ってくる助力を得ることができます。
楽にインターバルペースまでペースアップできました。
ただ、ジョギングメインで使用するにはオーバースペックだと感じます。
ジョギングではアシックスのノヴァブラストやハイパースピードがおすすめです。他にも厳選したランニングシューズを紹介しています。
「メタスピード系のトレーニング用」ではない
マジックスピード2を、メタスピード系のトレーニング用シューズとして使うには適さないと感じます。
マジックスピード2は、あくまでも「マジックスピード2」というシューズとして、購入を検討すべきだと考えます。
理由としては、メタスピードスカイやメタスピードスカイプラスなどと比較して履き心地や推進力、バウンド感などが異なるからです。
もし、レースで使用予定のメタスピードスカイを履きこなすことが目的なのであれば、トレーニングでもメタスピードスカイを使ってトレーニングすべきです。
不安定な厚底レーシングが苦手な初心者から中級者向け
マジックスピード2は、安定感が高く、厚底特有のバウンド感と不安定さが抑えめで、ある程度の推進力がある万能な厚底カーボンシューズです。
その特徴から、おすすめできるランナーは、「不安定な厚底カーボンレーシングシューズが苦手な初心者から中級者」です。
どんなレベルのランナーでも、メタスピードスカイやヴェイパーフライネクスト%で最後まで走り切れるのであればマジックスピード2は必要ありません。
しかし、それらのハイエンドモデルでは、「筋力を使いすぎて走り切れない、不安定さが苦手だ」というランナーには、マジックスピード2が特におすすめできます。
使用用途、私自身の使用例
私自身はマジックスピード2を以下の用途で使用しています。
- Easyペース(速め)でのジョギング
- ロングラン(Easyペース速め)
- マラソンペースでのペース走、インターバル走
推進力が十分にあるため、余裕を持ってマラソンペースまであげることができます。
速めのジョギングやロングランで使用すると「楽に速く」走れるため、重宝しています。
ただ、マジックスピード2は、ハイエンドモデルであるメタスピードスカイなどと同様の機能を有しているため、「楽さに慣れ過ぎないように」注意して使用しています。
サイズ感、重量(重さ)
マジックスピード2のサイズ感と重さを紹介します。
サイズ感
サイズ感はメタスピードスカイやメタスピードスカイ+と同様です。
私自身の例で言うと、普段、ナイキのヴェイパーフライネクスト%やズームフライ、アシックスのメタスピードスカイ等、あらゆるシューズで27.5cmを履いています。
マジックスピード2も27.5cmでジャストフィットです。
感覚的な話ですが、メタスピードスカイとメタスピードスカイ+(プラス)の中間くらいの幅広さだと感じました。
メタスピードスカイは若干狭め、メタスピードスカイ+は若干広めです。
重量(重さ)
27.5cmで実測238gでした。
グリップ性:アシックスグリップ採用で濡れた路面でも抜群のグリップ力
アウトソールには、メタスピードスカイ等と同じAISCS GRIPが使用されています。
最も滑りやすい濡れた路面でのグリップ力も抜群に良く、雨の日でも滑ることを気にせずトレーニングができます。
練習できる時間が限られている私にとっては、雨の日でも練習するので、グリップ力が良いことは重要ポイントです。
寿命・耐久性
寿命・耐久性は都度更新していきます。
同じくASICS GRIPを使用しているメタスピードスカイの耐久性はとても高いです。マジックスピード2の耐久性もかなり高いのではないかと期待しています。
購入直後の状態
アウトソールの状態
ミッドソールの状態
走行距離165kmでの状態
走行距離が150kmを超えました。
アウトソールはほとんど摩耗が見られません。アシックスグリップの耐久性が非常に高いことが分かります。
ミッドソールの皺もかなり少ないです。クッショニングの耐久性も高そうです。
安く購入する方法
購入方法は、Amazonや楽天、アシックス公式オンラインショップです。
Amazonや楽天でのセールを狙えば安く購入できるので、私はAmazonや楽天での購入をおすすめします。
購入の参考になれば幸いです。
コメント
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すね毛が濃いすぎる