Garmin(ガーミン)の使い方! トラックランモードの使用方法

※「ランニングを科学する」では、筆者の知識・経験のアップデートと共に都度改定を行っています。改訂履歴は記事の最後に記載しています。

 Garmin(ガーミン)のランニングウォッチでトラックランモードが使えなくて困っている方向けの記事となります。トラックランモードの使用方法について解説します。

 私は社会人から本格的にランニングを始めた市民ランナーです。月500km程を走り競技志向でランニングに取り組んでいます。

 私自身、ランニングを始めた時からガーミンのランニングウォッチを使用しています。

 ここでは、GPS心拍機能付きランニングウォッチ「Garmin(ガーミン)」の使い方についてです。その中でも、最近新しく追加された「トラックランモード」の使い方を紹介していきます。

 私自身が所持しているモデルはGarmin Forerunner 255です。今回の記事ではForerunner 255をモデルに説明しますが、他のモデルでも同様の操作方法となっています。

 ※旧モデルの場合は、トラックランモードに対応していない場合がありますのでご注意ください。私自身が確認したところ、Foreathlete 245からは搭載されています。

目次

トラックランモードとは?

 ガーミンの腕時計に内蔵されているGPSを使って陸上競技場を走ると、1周400mのはずがほとんど必ずと言っていいほど、距離に誤差が発生します。

 例えば、以下の例では5000mレースをほぼ1レーンで走りきったレースでしたが、GPSで測定した距離計測では5.17kmと計測されました。

 トラックを1周するごとに10m程度のずれが発生しているため、400m毎に自動でラップをとる設定にしていると、正確にラップを記録することができません。

 これまでは手動ラップ設定にし、400m通過毎に自らラップボタンを押すことで400m毎にラップタイムを記録していました。

 トラックランモードでは、GPSでどこの陸上競技場を走っているのかを把握し、トラックで走行している距離を正確に記録することが可能です。

 何度か私自身も既に使用しましたが、わざわざ自分でラップボタンを押さなくとも、ほぼ正確に、400m毎のラップを自動で刻んでくれるようになりました。

 もともとガーミンのランニングウォッチには搭載されていなかった機能で、COROS(カロス)のランニングウォッチが先駆けて搭載していました。

 それが、アップデートによってガーミンのウォッチでも使用することができるようになりました。

トラックランモードの使い方

 本記事では、実際に私がトラックランモードを使用する際に踏んだ手順を画像付きで紹介します。

トラックランをガーミンコネクトアプリを使ってお気に入りに追加

 前準備として、トラックランモードを「お気に入り」に追加する操作をします(この操作をしなくてもトラックランモードを使用することはできます)。

 ガーミンコネクト(スマホアプリ)を起動します。右下の「・・・(詳細)」を押し、下記の通り進んでいきます。

 Garmin デバイス >> 設定するデバイス >> アクティビティ、アプリなど >> アクティビティとアプリ >> トラックランを「+」でお気に入りに追加

ガーミンコネクト トラックランモードをお気に入りに追加

 お気に入りにトラックランを追加することができたら、スマホとデバイスを同期させます。

ランニングウォッチでの操作

 続いて、ウォッチを操作していきます。

 START・STOPボタン >> トラックラン

 と選択していきます。すると、通常のランモードと同様に「▲オプション」と表示されるので、UPボタンを押します

 トラックラン設定を選択し、各種設定を行っていきます。ほとんどがランモードと同様なのですが、レーン番号を設定することが可能です。

 長距離を走る場合にはほとんど「1レーン」と設定するかと思います(初期設定では1レーンが設定されてます)。

 他にも、自動ラップやアラートなどの設定も可能です。これらの機能は通常のランモードと同様になっています。

 トラックランモードを使用する場合には、陸上競技場で走ることが前提ですので自動ラップを400mや1000mで設定することが多くなると思います。

トラックランモード データ精度を上げるためのトラック走行

 設定を完了したら、実際にトラックを走ります。

 公式ホームページには、正確なデータにするために事前に同じトラックを数周しておくこと、と記載があります。

 この事前準備をすることでトラック周回の距離をより正確に補正することが可能だと思われます。

 今回私は、たまたまレース前に競技場の1レーンを周回できる状況でしたので、レース前にトラックを数周しておきました。

 (※後日、別の競技場でトラックランモードをぶっつけ本番で使用(事前のトラック周回無し)しましたが、ほとんど正確に距離を計測することができました)

 実際にトラックランモードを使用した結果は次の通りです。

 400m毎の自動ラップに設定し、5000mレースを走りきったところで腕時計のSTOPボタンを押して計測を終了させましたが、距離も5000mぴったりで終了。

 GPS測定に加えてトラックランモードの補正が入り、正確に距離を計測することができています。

 ラップもちゃんと1周毎にほぼずれることなくとれており、手動でラップをとる必要が無くなりました。

 後でペースの推移を確認してみると、ペースが異常に上下している部分が見受けられ、トラックランモードで補正が入っているタイミングを示唆しています。

 今後、私はレースにおいても手動でラップをとらずにトラックランモードを使用していこうと思います。

 特にレース中はわざわざ自分でラップを取ることは大変です。しかし、後で走りを分析する際には、ラップタイムが記録として残っている方が便利であることは間違いありません。

 そんな時に、トラックランモードを使用してみてはいかがでしょうか。

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