- アシックス スーパーブラスト2(SUPERBLAST2)が気になっている
- スーパーブラスト2はどんな練習におすすめ?サイズ感は?
- スーパーブラストとノヴァブラストの違いは?
アシックスのスーパーブラスト2が気になっているランナーの方も多いのではないでしょうか。非常に人気が高く、発売以降長らく欠品が続いていました。
それが、2月6日に公式通販で新カラーが発売されました。他のWeb Siteでも予約を受け付けていたり実店舗でも2月下旬から順次発売されるようです。
私自身もスーパーブラスト2が気になっていました。2/6に再販されたのを機に、購入しました。ここでは、スーパーブラスト2を実際に使ってみたレビューを紹介します。
事前の期待値が高すぎて一部想定外だったこともありましたが、素晴らしい機能を持ったシューズです。本記事を読めば、スーパーブラスト2を購入する価値があるかどうか判断することができます。
製品情報
項目 | 内容 |
---|---|
製品名 | スーパーブラスト2 (SUPERBLAST 2) |
メーカー | アシックス (ASICS) |
定価 | 24,200円 |
厚さ | 前部:37mm, 後部:45mm, ドロップ差:8mm |
重さ | 27.5cm 256g(実測) |
購入に至った経緯
現在、速めのジョグ(モデレート強度前後)では、ニューバランスのフューエルセルレベルv4とナイキのペガサスプラスを使用しています。フューエルセルレベルv4がそろそろ寿命を迎えるため、新たなトレーニング用シューズが必要でした。
ロングランなどは高い質で行いたいこともあり、使い古しのメタスピードスカイやヴェイパーフライ3を使用してきました。
レース仕様のシューズを使用すると、明確にトレーニングでの疾走ペースが向上します。しかしその分、筋疲労度の上昇や想定以上に筋肉的な負荷が高まり、最悪の場合故障につながる可能性があります。
質をある程度高めつつ、レース用シューズよりは出力を抑えられそうなトレーニング用シューズを探していました。モデレート強度でも、質を高めたいロングランでも使える万能シューズです。
そこで注目したのが、アシックスのスーパーブラスト2です。
スーパーブラスト2は、メタスピードシリーズと同素材のミッドソールとアウトソールが使用されており、メタスピードシリーズに使われているカーボンプレートが除かれた仕様になっています。
アウトソールに使用されているアシックスグリップは、とてもグリップ力が高いです。
スーパーブラストの評判が非常に高く、日本国内ではしばらく欠品状態が続いていました。2/6に公式通販サイトで新カラーの登場に合わせ在庫が復活したタイミングで、購入しました。
走行レビュー
スーパーブラスト2を一通りのスピードで使用しました。5:00/km程度から3:00/kmを切るペース(流し)まで使っています。
まず、5:00/km~4:20/km程度のEasy強度での感想です。Easy強度ではとても快適に走れます。ジョグシューズとして使うにはもったいないくらいの推進性があり、クッション性も備えています。
ただ、接地感はやわらかくはなく比較的硬めの接地感です。安定感の高さが際立っています。ジョグのペースだと反発を活かして進んでいくような感じにはならず、どちらかというと転がる感覚で走る感覚になります。
続いて、4:20~3:45/km程度のModerate強度での感想です。マラソンペースよりも少し遅めのペースになります。
4:20/kmを切ってくると、足の回転が気になり始めました。スーパーブラスト2の重量は27.5cmで256gあり、重くはありませんが、決して軽いシューズではありません。
ニューバランスのフューエルセルレベルv4は220g台で非常に足回りが良い印象がありますが、それら軽量シューズと比べると、重さを感じます。少し努力しないと足を回転させることができない感覚です。
ただ、1歩あたりの推進性はとても高いことが分かりました。ほとんどレース仕様のカーボンシューズと同等の推進性はありそうです。強い踏み込みに対してしっかり反発が返ってきます。
3:45/kmを切るペースまで上げると、自分としてはかなり努力感が必要になりました。マラソンペース以上になると、足の回転を維持するのに結構な努力感が必要です。ハーフマラソンペース以上でも走れないことはないですが、適切ではないと感じました。
一方で、3:00/kmを切るペースで200m程度の流しを行いましたが快適に走れました。強い踏み込みに対してしっかり反発します。グリップ力が高いこともあり、スピードを出す分には特に問題ありません。この点はとても良いと感じました。
反発性・推進性・安定感・フィット感
スーパーブラスト2でまず最初に感じた印象としては、安定感を高めたシューズだということです。接地感は比較的硬く、接地時の横ブレはほとんど感じません。
一方で、適度なバウンド感もあり推進性は高めです。同じアシックスのノヴァブラストに比べるとアウトソールの屈曲性が低いことやミッドソールの反発性が高く、1歩あたりのストライドはスーパーブラストの方が広がります。
足の回転はさせにくいと感じますが、自分のリズムで接地していけば自然とストライドが広がっていくのでペースとしては思った通りのペースで走れます。
安定感が高いので、トレーニングで頻度高く使用するにはとても適していると思います。フィット感は良くも悪くも普通です。
1点気になることは、足裏の足底が少し疲労します。ミッドソールの屈曲性が低い事が原因なのかもしれませんが、足底にトラブルを抱えているランナーにはあまり適していない可能性があります。
グリップ力
アウトソールにはアシックスグリップが採用されています。これはスーパーブラスト2からです。アシックスグリップはメタスピードシリーズにも採用されており、グリップ性と耐久性が高い素晴らしいアウトソールです。
実際に濡れた路面で使用し、3:00/kmを切るペースで流しを行いましたが全く滑る様子はありませんでした。比較的滑りやすい路面を選択して走りましたが、その路面でも問題がありませんでした。
私はグリップ力の高さをとても重要視しています。雨が降っている、もしくは雨上がりの路面でも滑ることなく走れるシューズは、トレーニングを行う上でもとても重要です。
おすすめ使用用途
私がおすすめする、スーパーブラスト2の使用用途は以下の通りです。
- ゆっくりなジョグ(Easy強度)
- 速めのジョグ(Moderate強度)、ロングラン
- マラソンペース走
- 流し(最大30秒程度のスプリント)
スーパーブラスト2の機能的には少しもったいない気もしますが、ゆっくりなジョグでも快適に走れます。「楽に」走れ、安定感も高いので、気楽に走ることにも適しています。
私の体感では、自分自身のマラソンペースを超えてくると努力感が必要であると感じました。マラソンペースよりも速いペースで走るのであれば、もう少し軽量なシューズやプレート入りのシューズ、レース仕様のシューズを使うのがおすすめです。
スーパーブラスト2が最も適しているトレーニングは速めのジョグ(Moderate強度)やModerate強度で行うロングランです。一定のペースで「楽に」巡行するには、とても適していると感じました。
また、ジョグに加えて流しを行うにも適しています。十分なグリップ力があるためスピードを出しても滑りません。濡れた路面でもしっかりグリップするため、気候条件に左右されずに走ることができます。
総じて、汎用性が高いシューズであると言えます。
サイズ感
普段、ほとんどのランニングシューズで27.5cmを履いていますが、スーパーブラスト2も27.5cmジャストフィットです。
- 足長:27.0cm(実測)
- 足幅:11.5cm(実測)→最も広い箇所を測定
寒い時期で分厚い靴下を履いた状態でもきつさは感じないため、夏の時期に薄い靴下になればさらに余裕が生まれると感じています。普段通りのサイズで問題ないと考えています。
重量(重さ)
スーパーブラスト2の重さを測定したところ、27.5cmで256gでした。見た目からは想像できない軽量性です。
ただ、上でも書いた通りレーシングシューズと比べると重さを感じるので足回りはそこまでよくないです。
寿命・耐久性
耐久性については、走行距離が伸びてきたら都度更新します。
購入直後の状態
使ってみないとわからないですが、メタスピードシリーズの耐久性から推測すると、かなり耐久性が高いと思われます。
アウトソールにはアシックスグリップが使用されています。ラバーの耐久性もかなり高そうです。
購入方法
現状、スーパーブラスト2は品薄の状態が続いています。アシックスの公式通販、ゼビオ、アルペン、ステップスポーツなどのWeb SIてで取り扱いがあります。
Amazonや楽天でもたまに見かけます。また、メルカリでは中古品を手に入れることができます。いくつか訪れてみて、在庫を確認してみてください。
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