【アシックス ノヴァブラスト5 レビュー】間違いなくシリーズ最高傑作

アシックス ノヴァブラスト5
こんな疑問を解消
  • ノヴァブラスト5のおすすめ使用用途は?
  • ノヴァブラスト4との違いが知りたい
  • ノヴァブラスト5のサイズ感、重さは?

 ランナーの間で非常に人気が高いノヴァブラスト5(NOVABLAST 5)が気になっているランナーの方も多いのではないでしょうか?

 本記事では、ノヴァブラスト5の履き心地、推進性、接地感、サイズ感、耐久性等を紹介していきます。

 基本的な機能やミッドソールの種類等、公式HPでわかるものは省いています。私自身が使用しているときに感じている走行感などを中心に紹介します。

 本記事を読めば、ノヴァブラスト5の特徴履いた感触サイズ感などについて詳しく理解でき、買おうかどうか迷っている方にとって有益な情報が得られると思います。

 ノヴァブラスト5は、ノヴァブラスト4と比べて大きく走行感が変わりました。どちらかというとノヴァブラスト3に戻った感じです。

 安定性はそのままに接地感が適度に柔らかくなり、推進性も増しています。正直、かなりいいアップデートだと感じました。歴代のノヴァブラストの中では、最高傑作になっていると思います。

著者:らんしゅー
日比野就一

社会人からランニングを始めました。
理論に基づいたトレーニングで、
どこまで記録を伸ばすことができるか挑戦。
競技志向で取り組んでいます。
自己紹介・記録変遷はこちら

血中乳酸濃度や血糖値も測定。
マラソンへ科学的にアプローチします。

★自己ベスト
 1500m 4:25(2022/08)
 5000m 16:01(2022/09)
 10000m 33:44(2021/12)
 ハーフ 1:12:29(2022/03)
 フル 2:43:55(2024/11)

著者:らんしゅー
日比野就一

  社会人からランニングを始めました。
  理論に基づいたトレーニングで、
  どこまで記録を伸ばすことができるか挑戦。
  競技志向で取り組んでいます。
   自己紹介・記録変遷はこちら

  血中乳酸濃度や血糖値も測定。
  マラソンへ科学的にアプローチします。

  ★自己ベスト
   1500m 4:25(2022/08)
   5000m 16:01(2022/09)
   10000m 33:44(2021/12)
   ハーフ 1:12:29(2022/03)
   フル 2:43:55(2024/11)

carb-upper
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目次

製品の基本情報

項目内容
製品名ノヴァブラスト5 (NOVABLAST 5)
メーカーアシックス (ASICS)
定価16,500円
厚さ前部:33.5mm, 後部:41.5mm, ドロップ差:8mm
重さ27.5cm(ワイドモデル) 252g(実測)

ノヴァブラスト5を購入した理由

アシックス ノヴァブラスト5

 これまでEasy強度のジョギングでは主にアディゼロSL2を使用していました。私自身は、Easy強度である程度快適に走ることができるシューズを履きたいと考えています。

 アディゼロSL2の走行距離が800kmを超え、次のジョギングシューズを探していました。そこで、これまで歴代使ってきたノヴァブラストシリーズに注目しました。

 これまでのノヴァブラストシリーズは、アシックスのゲルカヤノやゲルニンバスと比べ軽量で、快適なスピードで走りやすいシューズであると感じていました。私自身はノヴァブラスト3、ノヴァブラスト4と使ってきました。

 市民ランナーの間でも人気だったので、それなりの理由があると考え、迷わずノヴァブラスト5を選択しました。

 ワイドモデルを選んでしまったのは、楽天で購入する際に「ワイド」の記載を見逃してしまったせいです。私自身の足幅は通常サイズでも十分使用できます。

 ただ、結果としてワイドモデルの方が足幅に対して適度な余裕があり、Easy強度で走るにはむしろ良かった結果となっています。

走行レビュー

 早速、ノヴァブラスト5を履いて、Easy強度のゆっくりしたペースから、ラストは3:30/km程度のペースまで上げてみました。また、3:00/kmを切るペースで流しも行ってみました。

 まず走り始めに感じたのは、接地感の適度な柔らかさと屈曲性です。

 ノヴァブラスト3はとても接地感が柔らかく感じるシューズでしたが、ノヴァブラスト4では接地感が少し硬めになりました。ノヴァブラスト5では再び接地感が柔らかくなり、どちらかというとノヴァブラスト3に近づいた感覚です。

 安定感はノヴァブラスト4と同等くらいにはあると感じました。Easy強度で走っていても安心して接地できる感覚です。ジョグシューズとしての必要な安定性は十分備えています。

 ノヴァブラスト3のバウンド感とノヴァブラスト4の安定感を両立させたような感覚です。この時点で、確実にこれまでのノヴァブラストシリーズの中では最高傑作になっていると感じました。

 続いて感じたのが軽量性です。これだけクッションが厚いのにもかかわらず重量は27.5cmで250g程度です。足回りも良いと感じます。同じくアシックスから発売されているスーパーブラスト2よりも足は回しやすいと感じます。

 ある程度屈曲性があることで、接地感を感じながら自分のタイミングで足を回転させることができます。良い意味で走らされている感覚もありません。

 ソールの硬さが適度である程度の屈曲性があるため、走っているときに足裏に感じる痛みなども全くありません。スーパーブラスト2やレース用カーボンシューズなどの屈曲性が低いシューズでは、足裏が痛くなることもありますが、ノヴァブラスト5ではそれもありません。

 4:00/kmよりも速いペース、自分にとってのマラソンペース以上で走るためには努力感が必要です。ノヴァブラスト5野適切なペース帯は、自分にとってのモデレート強度までだと感じました。

 流しでは、多少レスポンスの遅さを感じますが、問題なく3:00/kmを切るペースで走ることができました。ただ、流しくらいのペースになると、ソールがある程度硬めのアディゼロSL2などの方が適していると感じています。

アシックスノヴァブラスト5

反発性・推進性・安定感・フィット感

 反発性と推進性に関しては、間違いなくノヴァブラスト4よりも改善されています。

 ノヴァブラスト3から4になったタイミングで、反発性と推進性が低下してしまったと感じていましたが、ノヴァブラスト5では、再び反発性と推進性が向上し、素晴らしいシューズになりました。

 なによりも、この推進性と安定感が両立している点が素晴らしいです。特に製品提供を受けているわけではありませんが、欠点がほとんど見当たらないシューズであると感じています。

 また、ノヴァブラストシリーズと同様にフィット感がとても高いです。アッパーの素材が柔らかく足にフィットします。バリバリした素材ではないため、足当たりも良く、ジョグシューズとしてとても適しています。

 かかと部分の素材は、ジョグ用シューズらしく、分厚くできています。しかし、シュータンは薄めに作られており、ひもで縛ったときの違和感などは少ないです。

 ただ、ペース走などの自分にとって少し努力が必要なペース帯でのトレーニングには適さないと感じます。そのようなトレーニングでは、カーボンが入っているシューズや、もう少し軽量なシューズが適しています。

 後述しますが、唯一の欠点はグリップ力です。アウトソールラバーに使用されているAHAR LOは、耐久性こそ高いものの、濡れた路面でのグリップ力がいまいちです。

 厚底らしいバウンド感も感じることができます。跳ねるような感覚があるので、そのようなシューズを探しているランナーにはおすすめできます。

跳ねる感覚が苦手な場合は別のシューズをおすすめ

 ノヴァブラスト5はかなり幅広いランナーにおすすめできますが。バウンド感や跳ねる感覚はあります。

 もしこのような跳ねる感覚が苦手の場合はノヴァブラスト5はおすすめできません。

 アシックスだと、ハイパースピード4やゲルカヤノ31の方が、より安定性が高く、跳ねる感覚が少ないシューズなのでおすすめです。

 次の記事ではランニングを科学するでおすすめしているシューズを紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

サイズ感

 ノヴァブラスト5のサイズ感を紹介します。今回はワイドモデルでの着用になります。

 普段私自身は27.5cmのシューズを着用しています。ノヴァブラスト4も27.5cmを着用していました。ノヴァブラスト5ワイドモデルも27.5cmでジャストフィットです。

らんしゅーの足サイズ実測
  • 足長:27.0cm(実測)
  • 足幅:11.5cm(実測)→最も広い箇所を測定

 他のシューズと比較すると、27.5cmにしては足長に対して少し大きめでゆとりがあります。とはいえ、ワンサイズ下げるほどではなくジャストフィットと言えるサイズです。

 ワイドモデルであるため横幅についてのコメントは難しいですが、私自身は本来通常幅のモデルでも十分に使用できます。

 サイズ感についてもう少し詳しくお聞きしたい方は、ブログ上でお問い合わせいただくか、インスタグラムでメッセージをいただければ助かります。

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使用用途、私自身の使用例

 私自身はノヴァブラスト5を以下の用途で使用していこうと考えています。

ノヴァブラスト5使用用途
  • Easyペース(遅め)でのジョギング
  • Easyペース(速め)でのジョギング
  • ロングラン(Easyペース速め)

 私のトレーニングは、Easy強度以下が約70~80%を占めます。ほとんどのトレーニングをEasy強度以下で行うため、ノヴァブラスト5は自然と使用頻度が高まりそうです。

 2025年3月現在、Easy強度ではアディゼロSL2を使っていますが、アディゼロSL2が寿命を迎えたら、ノヴァブラスト5に移行しようと考えています。

 ノヴァブラスト5は、フルマラソンサブ3以下のペースであれば十分レースでも使用できるようなスペックです。

重さ(重量)

 ノヴァブラスト5ワイドモデルの重さは、27.5cmで252g(実測)でした。ノヴァブラスト4と比べると10g以上軽くなっています。ワイドタイプでなければさらに軽いと考えられます。

 ノヴァブラスト3が248gでしたので、ほぼノヴァブラスト3と同等の重さに戻りました。

グリップ力

 ノヴァブラスト4とノヴァブラスト5のアウトソールを比較すると、模様に変化が見られます。しかし、素材としてはAHAR LOグリップが使用されており、変化がありません。

 濡れた路面ではまだ走っていませんが、ノヴァブラスト5のグリップ力はそこまで高くないと考えています。濡れた路面でのグリップ力が確認でき次第、アップデートします。

ノヴァブラスト4アウトソール
ノヴァブラスト4
ノヴァブラスト5 アウトソール
ノヴァブラスト5

耐久性(寿命)

 耐久性は、都度更新していきたいと思います。ノヴァブラスト4と同等であればミッドソールの耐久性はかなり高そうです。

購入直後の状態(1回使用後)

 ミッドソールの状態です。

アシックス ノヴァブラスト5

 アウトソールの状態です

ノヴァブラスト5 アウトソール

安く購入する方法

 ノヴァブラスト4の購入方法としては、Amazonや楽天等の通販サイト、公式HP等が挙げられます。

 ゼビオやアルペンなどでも、15%OFFセールなどを行っているため、安く購入できる可能性があります。

※「ランニングを科学する」では、筆者の知識・経験のアップデートと共に都度改定を行っています。

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