- ACTIVIKEのスピードジェルってなに?
- ACTIVIKEのスピードジェルの特徴、効果が知りたい
- ACTIVIKEのスピードジェルはフルマラソンにも使える?
フルマラソン補給用ジェルとして、何を選べばいいか悩んでいるランナーも多いと思います。結果的には、周りの人が使っている、もしくはおすすめされたものを使用しているランナーも多いのではないでしょうか。
そんな方に向けACTIVIKE(アクティバイク)のスピードジェル(SPEED GEL)を紹介します。自転車競技者向けに発売された商品ではありますが、フルマラソンランナーが使うにも、非常に有効な補給用ジェルです。
ここでは、スピードジェルの特徴や効果について解説します。また、フルマラソンに有効かどうかについてや、フルマラソンのどの場面で使用すればよいかについて解説します。
本記事を読めば、ACTIVIKEのスピードジェルについて理解ができ、購入すべきかどうか判断することができます。
ACTIVIKE(アクティバイク)とは
ACTIVIKE(アクティバイク)は、サイクリスト向けにプロテインやジェルの販売、バイクフィッティングやコミュニティの運営を行っている企業です。
理学療法士と薬剤師の資格を持つメンバーが、サービス提供や製品の開発を行っています。「自転車を心から楽しみながら元気な生涯を送ってほしい(ACTIVE × BIKE)」をコンセプトとしています。
スピードジェルについて
スピードジェル(SPEED GEL)は、ACTIVIKEから発売されている補給用ジェルです。
製品情報
項目 | 内容 |
---|---|
製品名 | SPEED GEL(スピードジェル) |
原材料 | ブドウ糖 果糖 塩化マグネシウム 酸味料(クエン酸ナトリウム、クエン酸) 香料 カフェイン |
値段 | 750円(3個パック)、2200円(10個パック) |
栄養成分 | 炭水化物:27.7g 食塩相当量:130mg マグネシウム:50mg カフェイン:25mg |
重さ | 50g |
カロリー | 111kcal |
スピードジェルの特徴
スピードジェルの主な特徴は以下です。
- グルコース(ブドウ糖)とフルクトース(果糖)を2:1で含んでおり、吸収効率が高められている
- カフェインを25mg配合
- 自然な甘さで美味しい
- 1つあたり220円でコストパフォーマンスが高い
ブドウ糖と果糖を2:1で配合
スピードジェル最大の特徴は、ブドウ糖と果糖を2:1で含有していて吸収効率が最大限まで高められている点です。他のジェルで言うと、モルテンジェルが同じ配合比率となっています。
ブドウ糖単体だと吸収速度は60g/時間ですが、ブドウ糖と果糖を適切な比率で組み合わせることで、90g/時間まで吸収速度を向上させることが可能です。スポーツ界では「マルチトランスポーター法」と呼ばれています。
マルチトランスポーター法は、糖質が吸収される際に介在する輸送体が糖質の種類によって異なることを利用した手法です。
レース中の糖質補給において、糖質の吸収速度は非常に重要です。レース中の糖質補給は肝グリコーゲンの分解を遅らせることや、血糖値を上げることが目的ですが、吸収速度が速いほどのその効果は高まります。
カフェインを25mg配合
スピードジェルはカフェインを25mg配合しています。カフェイン量が25mgに抑えられている理由は、レース中に複数個のスピードジェルを摂ることが想定されているためです。
カフェインは国際スポーツ栄養学会でも認定されている、効果の有るサプリメントです。「体重mg × 3~6倍」のカフェインを摂取することで、持久性パフォーマンスが向上すると言われています。
美味しい甘さ
糖質として、純粋なブドウ糖と果糖が使用されており、美味しさが際立ちます。フレーバーがミックスベリーであることも影響しているかもしれません。マルトデキストリンを使用しているジェルに比べて、甘さが自然です。
ただ、かなり甘いです。喉が渇いている状態で直接飲み込んでしまうとむせてしまう可能性もあるので、トレーニングなどで事前に試してみることをおすすめします。基本的には水分と一緒に摂るようにします。
1つあたり220円の高いコスパ
スピードジェルは、10個パックで購入すると1つあたり220円です。とてもコストパフォーマンスが高い製品です。補給用ジェルは、レースではもちろん、トレーニングの段階でも試しに使う必要があり、それなりの個数と費用になります。
普段から日常使いできる、手軽な値段であることも特徴の一つです。
フルマラソンでも使えるのか?
フルマラソンでも問題なく使用できます。とても有効な製品だと考えています。理由は以下の通りです。
- 糖質の吸収効率が最大限に高められていること
- カフェインの配合量が適切であること
先でも述べた通り、スピードジェルにはブドウ糖と果糖が2:1で含まれているため、糖質の吸収効率が最大限まで引き上げられています。フルマラソンにおいて、補給用ジェルで最も気にするべき効果は「糖質の量と吸収速度」です。
また、カフェイン25mgは、スピードジェルを複数個摂取することが想定されて設計されています。レース前にカフェインを摂取しても、レースが進むにつれて、血中のカフェイン濃度は低下します。
スピードジェルを定間隔で摂取することで低下したカフェインと糖質を徐々に補給することが可能となります。
フルマラソンでのおすすめ使用場面
フルマラソンにおいてスピードジェルを使用する場合、おすすめの使用場面は「レース後半」です。理由は、レース後半であればあるほど、糖質の吸収速度が重要になり、カフェインを補うことが必要になるためです。
スピードジェルを使う場合の、レースにおけるジェル使用例は次の通りです。以下では、ACTIVIKEのジェルを全面的に使用する例を示しています。
- スタート直後:グランフォンドジェル
- 8km:グランフォンドジェル
- 16km:スピードジェル or グランフォンドジェル
- 24km:スピードジェル
- 32km:スピードジェル
ジェルは、最も短くても30分以上は感覚をあけて使用するようにします。糖質の吸収速度限界からすれば、もっと感覚が短くても糖質を吸収できそうですが、吸収効率が最大になる「飲料」の形で摂取できないこと、レース中は消化スピードも低下することが理由です。
上記の「8km」などの地点はあくまで目安です。1kmあたり4分のペースで走っている場合、8km走ればおよそ補給間隔は30分になります。自分の走るペースでジェルの摂取タイミングを調整します。
グランフォンドジェルは、吸収速度が遅い「パラチノース」を配合したジェルです。レース前半は糖質の吸収速度よりも持続性を重要視するために、グランフォンドジェルを摂取し、レース後半にスピードジェルを摂取する計画です。
レースにおける補給戦略については、次の記事で詳しく解説しています。
レース前にトレーニングでジェルを試すべき理由
レースでジェルを使用する前には、トレーニングでジェルを試しておくことをおすすめします。理由としては、ジェルの摂取が原因でお腹を下す可能性があるためです。
お腹を下す要因は、消化器官における浸透圧差です。高濃度のジェルを摂取することで消化器官において浸透圧差が発生し、多くの水分を消化器官内に引き込んでしまうことだと言われています。
トレーニングの段階で試しに使用しておくことで、お腹を下すかどうかを確認することができます。自分に適合しているかどうかは、個人差があり、他の人は大丈夫でも自分はダメだった、ということもあります。
また、包装の開け方などもトレーニングの段階で試しておくべきです。レース中は汗で手が滑ってうまく開けない可能性もあります。
レースでスムーズにジェルが補給できるように、トレーニングの段階で何度か使用しておきましょう。
スピードジェル以外の補給食
スピードジェルは、あくまでレース用補給食のうちの一つです。市販では、他にも様々な補給食が売られています。
本ブログでは、スピードジェル以外の補給食も紹介していますので、ご参照ください。
スピードジェルの購入方法
ACTIVIKEのスピードジェルは、公式HPで購入することが可能です。3個パックか10個パックで購入可能です。3個パックの場合は1つあたり250円、10個パックの場合は1つあたり220円となります
コストパフォーマンスが高い製品です。補給用ジェルに悩んでいるランナーは一度試してみて下さい。
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