- リカバリープロテインってなに?
- ACTIVIKE(アクティバイク)のリカバリープロテインが気になっている
- リカバリープロテインってランナーに必要なの?
ランナーの皆様はトレーニングやレース後のリカバリー(回復)に対して、どれだけ気を使っていますか?
走力を高めていく上で、リカバリーはトレーニングと同じくらい重要です。リカバリーが十分でないと、トレーニングで体にかけた負荷から回復することができず、最悪の場合、パフォーマンスが低下してしまう可能性があります。
リカバリーは主に、「休息」「栄養」の2要素で決まります。本記事で紹介するリカバリープロテインは、「栄養」に着目したリカバリー手段の一つです。
ここでは、ACTIVIKE(アクティバイク)のリカバリープロテインについて紹介します。リカバリープロテインとは何なのかについて説明し、ACTIVIKEのリカバリープロテインの特徴や実際に使った感想を紹介します。
本記事を読めば、ACTIVIKEのリカバリープロテインを購入する価値があるかどうか判断できます。
ACTIVIKE(アクティバイク)とは
ACTIVIKE(アクティバイク)は、サイクリスト向けにプロテインやジェルの販売、バイクフィッティングやコミュニティの運営を行っている企業です。
理学療法士と薬剤師の資格を持つメンバーが、サービス提供や製品の開発を行っています。「自転車を心から楽しみながら元気な生涯を送ってほしい(ACTIVE × BIKE)」をコンセプトとしています。
リカバリープロテインとは
リカバリープロテインを言葉で表すと、「体の回復を促すために摂取する、たんぱく質を含む製品」と言えます。
リカバリープロテインについて、ChatGPTに質問してみました。
リカバリープロテインは、運動後に摂取することで筋肉の回復をサポートするためのプロテインです。特に激しい運動やトレーニングを行った後に、体が疲労しているときに有効です。運動中に筋肉がダメージを受け、エネルギーが消耗されるため、回復を促進するためには適切な栄養が必要です。
リカバリープロテインの主な特徴としては以下の通りです:
- 筋肉修復と成長のサポート
運動後は筋肉の修復と成長を促進するために、筋肉を構成するアミノ酸が必要です。リカバリープロテインにはこれらのアミノ酸が豊富に含まれており、筋肉の回復を早める効果があります。- エネルギー補給
運動中に消費されたグリコーゲンを補充するために、炭水化物が含まれていることが多いです。これにより、エネルギーを素早く回復させ、次のトレーニングに備えることができます。- 吸収が早い
運動後に速やかに吸収されるよう、ホエイプロテインやイソレートプロテインが使われることが多いです。これにより、筋肉がダメージを受けた直後に素早く栄養補給ができ、回復を加速します。- その他の栄養素
ビタミンやミネラル、場合によってはクレアチンやBCAA(分岐鎖アミノ酸)なども含まれており、より効果的に回復をサポートします。運動の種類や目的によって、リカバリープロテインの選び方や摂取量は異なりますが、一般的には運動強度が高いほど、リカバリーを助けるための栄養摂取が重要になります。
ChatGPTの回答
とても網羅的に回答が返ってきました。リカバリープロテインと言っても、製品によって含有成分に違いはありますが、ほとんど必ず含まれているのは糖質とたんぱく質です。
以上からリカバリープロテインは、機能で定義すると以下の通りです。
負荷がかかった筋肉組織や核細胞の回復・修復、筋肉や肝臓のグリコーゲン回復を促すために、主にたんぱく質と糖質を含むプロテイン
下記で説明しますが、糖質とプロテインが適切な比率で含まれていると、炭水化物だけで構成されているものと比較して、トレーニング直後からの筋グリコーゲン回復速度が高まることが明らかになっています。
ACTIVIKE リカバリープロテインについて
ACTIVIKEのリカバリープロテインを紹介します。
製品情報
項目 | 内容 |
---|---|
製品名 | リカバリープロテイン |
原材料 | ブドウ糖 ホエイプロテイン(WPI) 大豆たんぱく カカオパウダーなど(フレーバーによって異なる) |
値段 | 3500円(800g)、8,980円(2.8kg) |
栄養成分 (60g) | 炭水化物:37.2g たんぱく質:18g 脂質:0.36g 食塩相当量:0.21g カリウム:102mg カルシウム:10.2mg 鉄:1.32mg マグネシウム:5.0mg リン:60mg |
製品リンク | ACTIVIKE リカバリープロテイン 800g |
ACTIVIKE リカバリープロテインの特徴
- 糖質とたんぱく質を2:1の割合で配合
- WPI製法のホエイプロテインとソイプロテインを配合
- 人工甘味料、添加物不使用
- 自然な甘さでとてもおいしい
糖質とたんぱく質を2:1の割合で配合
筋グリコーゲンは激しいトレーニングによって減少します。トレーニングによって減少した筋グリコーゲンを可能な限り素早く回復させ、次のトレーニングに臨むことで、トレーニングの質が向上します。
糖質のみを含むものと比較して、糖質とたんぱく質を混ぜたものを摂取することで、筋グリコーゲンの回復速度が高まることが分かっています。
筋グリコーゲン回復速度は、主に糖質の量に比例し、「糖質1.2g / 体重kg」でほぼ最大化することが分かっています。体重60kgの場合、72gの糖質です。
たんぱく質は炭水化物の半分量程度が含まれていれば、グリコーゲン回復量には大きな影響がないことが分かっています。
一方で、糖質とたんぱく質の吸収限界速度はそれぞれ「糖質:60g/時間、たんぱく質:30g/時間」程度です。これらのことから考慮すると、糖質:たんぱく質は2:1程度が適切な比率であると言えそうです。
WPI製法のホエイプロテインとソイプロテインを配合
WPI製法ホエイとソイが半量ずつ配合されています。動物性と植物性を1:1で含有させバランスを整えており、WPI製法のホエイを使うことで乳糖によりお腹を下すリスクにも対応されています。
吸収が早いホエイプロテインと、吸収に多少時間がかかるソイプロテインを組み合わせることで、トレーニング直後のたんぱく質供給と、1日を通してのたんぱく質合成に寄与できると考えられます。
開発者として「自転車を通して健康で長生きしてほしい」という思いも込められています。
人工甘味料、添加物不使用
ACTIVIKEのリカバリープロテインは、添加物がほとんど含まれていません。
普段の食事と同等の成分しか入っていないので、摂取量が多くなっても安心です。
自然な甘さでとてもおいしい
プロテインを使用するうえでとても大事なことが「味」です。毎日飲むものであるため、飲むこと自体が「楽しみ」であると、嬉しいです。
ACTIVIKEのリカバリープロテインは、人工甘味料が不使用です。また、添加されているフレーバーも、カカオパウダーや抹茶など、純粋な素材そのものが使用されています。
次の項目で詳しく書きますが、ココアや抹茶オレを飲んでいる感覚です。トレーニングが終わり、リカバリープロテインを飲むことが楽しみになるくらいです。
実際に使用している感想
実際に、ココア味を使っている様子や感じた効果を紹介します。
溶けやすさ、味
粉はさらさら系です。
規定量の60gを測り、プロテインシェーカーで混ぜます。かなり溶けやすく、だまになったり、溶け残りほとんど発生しません。
水で溶かして飲んでも、かなり美味しいです。ココアを飲んでいる感覚で、プロテインを飲んでいるという感覚はありません。牛乳でも試してみましたが、ミルクココアと言われても判別がつかないほどです。
抹茶味も使っていますが、抹茶の味が本格的です。抹茶オレを飲んでいる感覚になります。
リカバリー効果について
ACTIVIKEのリカバリープロテインに限りませんが、私自身がランニングトレーニング直後に糖質とたんぱく質を混ぜた飲料を使い始めてから、明らかに体の栄養不足感がなくなり、トレーニングのパフォーマンスが向上しました。
私自身、トレーニングボリュームが増え体の栄養不足が発生すると、耳管開放症という症状が発生していました。しかし、トレーニング直後のたんぱく質と糖質の摂取を始めてから、その症状も全くでなくなりました。
ACTIVIKEのリカバリープロテインを使う前は、ホエイプロテインにマルトデキストリンを混ぜたものを使っていました。それでも十分にリカバリー効果を感じることはできていました。
自分でプロテインと糖質に値するものを調達し自作でリカバリープロテインを作れるのであれば、コストも低く抑えることができます。ただ、別々に購入することやその場で混ぜて使うのは意外と面倒です。
他社製品との比較
リカバリープロテインを、他社製品と比較しました。今回比較した製品は以下の通りです。
- 森永:ウイダーリカバリーパワープロテインココア味
- Kentai:パワーリカバリーホエイペプチド グレープフルーツ風味
- 明治:ザバスプロ WPIリカバリー
- DNS:R4 アルティメットリカバリー アドバンテージ
- ACTIVIKE:リカバリープロテイン
リカバリープロテインという名前で売られている製品は意外に少ないことが分かりました。今回比較した製品がすべてではないですが、主要なメーカーは含んでいます。以下が比較表です。
メーカー名 | 森永 | Kentai | 明治 | DNS | ACTIVIKE |
---|---|---|---|---|---|
製品名 | リカバリーパワープロテインココア味 | パワーリカバリーホエイペプチド グレープフルーツ風味 | ザバスプロ WPIリカバリー | R4 アルティメットリカバリー アドバンテージ | リカバリープロテイン |
価格 | 7,218円(3.0kg) | 6,224円(2.0kg) | 6,475円(1.02kg) | 3,490円(0.63kg) | 8,980円(2.8kg) |
たんぱく質20g の価格 | 219円 | 234円 | 646円 | 819円 | 214円 |
糖質:たんぱく質 | 3.2 : 1 | 2.6 : 1 | 3.4 : 1 | 6.0 : 1 | 2.1 : 1 |
原材料 | デキストリン(国内製造)、砂糖、ホエイたんぱく(乳成分を含む)、ココアパウダー、食用油脂/香料、V.C、乳化剤、ロイシン、グルタミン、ナイアシン、パントテン酸Ca、V.B6、V.B2、V.B1、葉酸、V.B12 | マルトデキストリン(国内製造)、ホエイペプチド(乳清たんぱく分解物)(乳成分を含む)、ブドウ糖、果糖、デキストリン、食用油脂 / 酸味料、塩化K、乳化剤(乳・大豆由来)、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、クエン酸鉄Na、香料、ビタミンC、ビタミンE、ナイアシン、ビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンA、パントテン酸Ca、ビタミンB12、葉酸、ビタミンB2、ビタミンD | デキストリン(国内製造)、乳清ペプチド、乳清たんぱく、フラクトオリゴ糖、シトルリン/骨Ca、クエン酸、クエン酸Na、V.C、アルギニン、香料、乳化剤、硫酸Mg、ピロリン酸第二鉄、甘味料(ステビア、スクラロース、アセスルファムK)、グルコン酸亜鉛、増粘剤(プルラン)、V.E、V.B2、V.A、V.B6、パントテン酸Ca、V.B1、ナイアシン、V.D、V.B12、(一部に乳成分・大豆を含む) | マルトデキストリン、HMB カルシウム、L-シトルリン/L-グルタミン、クエン酸、 L-アルギニン、DL-リンゴ酸、香料、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン 化合物)、着色料(V.B2、カラメル) | ブドウ糖、ホエイプロテイン(WPI)、大豆たんぱく、カカオパウダーなど(フレーバーによって異なる) |
「リカバリープロテイン」という名前ではなく「ウェイトゲイン」という名前で、似たような含有成分比率で売られている製品もあります。
改めて比較してみると、ACTIVIKEのプロテインと比べ大手メーカーのプロテインは添加物の量が多いです。また、糖質:たんぱく質の比率が3 : 1前後のものが多い印象です。
たんぱく質1gあたりの値段で比較すると、ACTIVIKEの製品は最もコストパフォーマンスが良いという結果になりました。味もおいしく添加物も少ないので、コスパの良さは、ACTIVIKEの製品を選ぶ明らかなメリットです。
大手メーカーの中では、森永のリカバリーパワープロテインは添加物が少なく人工甘味料も使われていないようです。糖質とたんぱく質の比率は理想的ではないものの、味としては期待できそうです。
Kentaiのパワーリカバリーホエイペプチドは糖質とたんぱく質の比率が2 : 1に近いことが分かりました。
ホエイペプチドは吸収が早く、血中アミノ酸濃度がピークに達するのも早いです。ランナーは持続的に血中アミノ酸濃度を高め、たんぱく質合成を優位にする方が望ましい可能性もあり、ホエイペプチドが適切かどうかは議論の余地があります。
どんなランナーにおすすめか
ACTIVIKEのリカバリープロテインは次のようなランナーにおすすめです。
- トレーニングボリュームが多く、通常の食事だけでは栄養が摂り切れない
- 自分でプロテインと糖質を配合するのが面倒
- できるだけ美味しいプロテインがいい
- 添加物が可能な限り少ないほうがいい
- コストパフォーマンスにこだわる
トレーニング直後に糖質とたんぱく質を適切な比率で含む栄養を摂ることは、筋の修復とグリコーゲンの回復には明らかに効果があります。
糖質を含まないプロテインとブドウ糖やマルトデキストリンなどの糖質単体を組み合わせれば、自作のリカバリープロテインを作ることも可能です。ただ、別々に購入して自分で混ぜるのも割と手間なので、市販品を購入することには一定の価値があります。
ACTIVIKEのリカバリープロテインの強みは、味と飲みやすさ、添加物の少なさにあると考えています。
購入方法
ACTIVIKEのリカバリープロテインは、公式Web Siteで購入することができます。
コメント