2025年1月19日に安城月例マラソン大会の5000mに出場しました。本記事はそのレースレポートです。
本レースの位置づけ
今回のレースは基礎構築期間の中で出場します。2024年12月から基礎構築を開始し、すでに2サイクル目の中盤に差し掛かっています。
1サイクルは3週間のハードウィークと1週間のイージーウィークで構成しています。基礎構築2サイクル目は、基礎構築期の次に来る特異期に備えた移行期を含む期間に当たります。
基礎構築期間は、特に5000mからハーフマラソン程度のペースでのトレーニングはほとんどしていません。マラソンペース未満の持久走か、坂道を使ったスプリントトレーニングがトレーニングの95%を占めます。
今回の5000mは、2月以降のレース特異期に入る前に今の自分がどのくらいの走力であるのかの現状把握という位置づけです。自分一人でタイムトライアルをするときつさに耐えられないことが多いので、レースを利用します。
2024年末から始めた基礎構築はとても順調に消化できています。5000mに向けたトレーニングを全くしていない状態でどこまで走れるのかを純粋に評価したいと考えています。
レース目標
自己ベストを狙うようなレースではないので、レース目標は特にありません。体感として、後半失速してしまうような余裕がないぎりぎりのペースまで攻めようとは思っていません。
普段のペース走よりはきついけど、何とか耐えれるペースで走り切ることを目標にします。
2024年10月に5000mトラックレースで記録した16分53秒が一つの目安となる記録です。疲労が抜けていない状態、ある程度余裕を持ったペースで走り切ったときに、どれくらいのタイムが出せるかが重要だと考えています。
レースレポート
起床からスタート前
起床時間は3時40分。昨晩寝た時間が20時40分だったので、いつもよりも早い時間に起きた。今日はレース当日ではあるけれども、早朝のEasy Jogはやることに決めていた。
最近は、早朝トレーニング前にインスタントコーヒーとパラチノースを摂るようにしている。トレーニングパフォーマンスと血糖値のリアルタイム測定をした結果、早朝トレーニング直前の糖質はパラチノースが良いと判断した。
レース前にカフェインを摂取する予定があるので、今日はカフェインレースコーヒーにパラチノースを混ぜた。
起床直後の体組成は、体重63.9kg、体脂肪率6.7%。体重としてはほぼ自己ベスト時に近い状態まで戻った。
Easy Jogをするために外に出てみると、風はなく気温もそこまで低くない。今日は絶好のコンディションだと感じた。早朝のランニングは7.5km程度で終了。
走った直後には普段通りリカバリープロテインを摂取。少し前までは、ホエイプロテインにマルトデキストリンを混ぜて飲んでいたが、最近では、ACTIVIKE(アクティバイク)のリカバリープロテインを使っている。
このリカバリープロテインがとにかくおいしい。ココア味を牛乳に混ぜると森永のココアと並べて出しても、判別がつかないだろう。無添加なので、体への良さで言えばダントツ。
今日は1500mと5000mの両種目にエントリーしていた。しかし、体の調子が良く、ここで無理して体調を崩すことは避けたかったので、レースが11時過ぎから開始する5000mに絞ることにした。
ウォーミングアップはおよそ30分程度で終わるので、会場にはレーススタート50分前到着ぐらいを想定して家を出た。思ったよりも最寄りの駅から会場までの歩く時間が長くなってしまい、会場に着いた時にはスタートまで45分くらいだった。
急いで受付などを済ませて、競技場内でウォーミングアップを開始。気の向くままにスピードを出してジョグを行い、合計で5km程走った。最速で4:00/kmくらいのペースまでペースアップしていた。
その後、久しぶりにスパイクを履いて3本程度流しをおこなった。後からデータを見てみると、流しでは3:00~3:10/km程度しか出ておらず、スピードを出して走ることを忘れかけている自分を認識した。
ローカルな大会なので、レーススタート直前の招集もスムーズに完了。スタートのための整列をした。
スタートからゴール
ほぼ時刻通りにレースは開始した。
普段トラックレースでは、トラックランモードを使って400m毎にラップを知らせる機能を使うが、今回はタイムにとらわれないようにするために、あえて1km毎のラップアラートのままにしておいた。
前を引っ張ってくれるランナーに頼って、入りは3:20/kmを切るくらいのペースで走り始めた。このくらいのペースは自分にとって動きに余裕があるペースである。
1000m,2000mと、ペースを維持して巡行した。自分は前を走るランナーについていくだけだった。しかし、2000mを過ぎたあたりで、少し足に重さを感じ始めた。疲労を抜いていないこともあり、そのまま5000m行けるかどうか少し不安になった。
そこで、すぐに判断を下した。無理についていかず、自分が感じるきつさにしたがってペースを維持することにした。結果として前を走るランナーとは少し離れてしまった。それと同時に、自分の後ろからランナーが出てきてくれた。
前に出てくれたランナーについていく形になった。体は徐々に楽になっていく感覚があった。しかし、3000m地点でラップを見ると3:29/km。体は楽だがペースも落ちていた。
3000m~4000mも同じくらいのペースになりそうだったので、ペースアップし、前に出てくれたランナーをかわして、前に出た。3000~4000mのラップが3/27/kmまで戻り、体もまだ余裕があった。
ラスト1km、もう少しペースアップすることを試みた。力を絞り出すまではいかないが、ランニングピッチを上げ、体感的なきつさを一段階上げた。
そのままのペースで残り1kmを走り、フィニッシュした。手元時計で16:58。ラスト1kmは3:23/kmであり、走り切った直後も程よい息の上がり方だったので、自分としては満足な走りだった。
レースの振り返りと今後の方針
今回のレースは、トレーニングサイクルの一環として出場しました。週1回の高強度の位置づけです。結果としては、16:58で、もう少しいいタイムで走れれば良かったなと思いましたが、この疲労状態ではそこそこの結果だったと考えています。
トラックレースは、普段全く履かないスパイクを着用することもあって、ランニングエコノミーも低下すると考えています。また、5000mのレースで良いタイムを出すには5000mに向けたトレーニングが必要です。
基礎構築期は、ペース走や5000mレースペースのインターバルなどは全く行っていないため、基礎構築で培った土台だけで走ることになります。それでも、2024年10月に走った16:53と比べて5秒落ちで走れたことは評価できると考えています。
また、2024年10月のレースと心拍数を比較しました。
2024年10月の方が、明らかに高い心拍数域を使って走っています。心肺機能的な余裕は、今回のレースの方が合ったと言えるので、着実に有酸素能力はついてきていると考えています。
このレースの結果に一喜一憂せず、引き続き積み上げていきます。
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