レペティショントレーニングを開始してから3週目。
今週末は、名古屋市10000m選手権が控えているため、レペティショントレーニングにおける総トレーニングボリュームは抑えつつ、出力は維持する方針。
昨年、複数回取り組んだことがあった1000m×3のレペティションを行い、走力を比較することも狙った。
1.概況とトレーニングの狙い
レペティショントレーニングの狙いは、主に最大スピードの持続力を改善させること。トレーニングの中で走行率改善も進めるため、自然と最大スピードも向上するし、速筋の動員率が高まるため筋力アップにもつながる。
ダニエルズのランニング・フォーミュラによると、レペティショントレーニングにおける最大疾走時間の推奨は2分となっているため、1000mのレペティショントレーニングはその上限を超えている。
従って、1000mレペティションはパフォーマンス向上を狙ったトレーニングとしては適切ではない。
しかし、過去との走力比較を行いたかった思いがあったのと、距離を1000mまで延ばせば、疾走時間の後半では最大酸素摂取量への刺激も入ることが狙えたため、週末にレースを控えている今時点で1000m×3のレペティションを行うこととした。
設定タイムは3:00~3:10/kmで3本揃えること。レストは6分とした。
2.結果と振り返り
Result(1000m×3):3:04-3:09-3:15
Result(200m×3):31.8s-31.3s-31.5s

想像以上にきつく、思ったよりタイムが良くなかった。
1000mの3本目等は、思ったように体を動かすことができていないため、ランニングエコノミーの改善という面では、ほとんど効果が無かったと考えられる。ただし、ほぼHRmaxに到達しているため、最大酸素摂取量への刺激は入ったように思う。
1000mを3本消化した後に200mをFR(Fast Repetition)ペースで3本行った。こちらについても、ほぼ最大に近いスピードを出し現状把握を兼ねた。結果としては31s台であり昨年比で落ちている感覚はなかった。
昨年からのトレーニング内容をちゃんと振り返ると、200mをFRペースで複数回トレーニングを行っているが、そのほとんどが31~32sの間。出力はほぼ変わらないとすると、最大スピードはほぼ変化していないと判断できる。
従って、今足りないのはVO2maxに限りなく近い速度域でのスピード持続力であり、その領域を改善するためには、VO2maxにかなり近い速度域でのインターバルトレーニングが効果的だと考える。
3.今後の方針
レペティショントレーニングを1.5か月行う計画としていたが、今回の1000m×3の結果を踏まえ、少し計画を修正することとした。
具体的には、まずVO2maxに近い速度域で短めのインターバル(400m~800m)に一旦移行する。その後、再びレペティションペースでのトレーニングを挟んでから、仕上げとしてロングインターバル(1000m~1200m)に移行する。LTペースでのトレーニングは引き続き継続していく。
コメント