先週からレペティショントレーニングを導入し、スピード開発を開始した。
秋シーズンの自己ベスト大幅更新に向けて、例年であれば1.5か月程度しか確保しないスピード開発期間を、今年は2.5か月程度確保し、十分なスピードを付けてから最大酸素摂取量の向上を進めることにする。
1.概況とトレーニングの狙い
レペティショントレーニングの狙いは、主に最大スピードの持続力を改善させること。トレーニングの中で走行率改善も進めるため、自然と最大スピードも向上するし、速筋の動員率が高まるため筋力アップにもつながる。
先週は、比較的距離短い300mで体を慣らした。今週は、少し距離を伸ばして400mとした。
VDOT62から計算すると、レペティションペースは3:03/kmであるが、先週に引き続き「楽に速く走る事」を意識して走った結果、1本目のタイムがいくつになるかで、今回のタイム設定を決めようと考えた。
本数は、ダニエルズ理論で推奨されている週間走行距離の5%以内に抑えたTotal4.8km(400m×12)。レストは疾走時間の2倍である140秒とした。ちょうど200mを歩きで繋ぐと140秒程度になる。
2.結果と振り返り
Result:400m×12 69~72s/本

事前の設定ペース通りに消化することができた。レペティショントレーニングのいいところは、あらかじめ決めた計画通りに練習をこなすことができるところ。心肺のきつさが無いのと、そもそものトレーニング目的を考慮すると、苦しさを伴っていては目的が達成できないことに起因する。
400m走りきるところまでフォームが崩れないギリギリのペースが71~72秒/400m。70秒を切ってくると、ラスト100mが少し空回りする感じがする。
先週の300mから、今回は400mまで距離を伸ばして取り組んだが、5000mから10000mでのタイムを向上させるために必要な要素としてスピード持続力の向上は必須であり、今の自分には最も足りていない要素であると感じた。
現在のレペティショントレーニングにおける設定ペースはせいぜい3:00/km程度であるが、5000mで15分を切ろうと思うと、今のレペティションペースを5000m続けなければならない。正直現段階では想像できない。
レペティションペースでのトレーニングやペース走での基礎作りを地道に続けることで、少しづつ持続できるスピードのベースが上がっていくと想定している。
3.今後の方針
引き続き、レペティショントレーニングを継続していく。
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