【東海市チャレンジ陸上記録会3000m】@物産フードサイエンス1969知多スタジアム

※「ランニングを科学する」では、筆者の知識・経験のアップデートと共に都度改定を行っています。改訂履歴は記事の最後に記載しています。

 こんにちは。syu_hibiです。

 本日、東海市市民・在勤・在学等の方限定で開催された、東海市チャレンジ陸上記録会に参加してきました。種目は3000mです。

 出場する種目の選択肢としては、1500m or 3000mでしたが、1500mだと、どうしてもそれ相応のトレーニングを積まないと記録が狙えないことがわかっていたので、5000m以上の種目につながるトレーニングの延長線上でも記録が狙える3000mにしました。

 とはいっても、3000mのためにトレーニング内容を変えてはいません。調整も全くしていません。あくまでも強度が高い「ポイント練習の一環」として参加してきました。

 ただ、前日までの食事、当日の起床時間、体重、感覚、天候、気温等、本気で狙っているレースを迎えるにあたっての参考となる経験は多く得られるため、本記事のように出走レポートを残して、今後の糧にしようと考えています。

 今回の目標タイムは9:40切り(3:13/km)と設定しました。2週間前の10000mレース結果から予想される3000mのタイムがおよそ9:40であり、気温も同じ、調整無しで臨むため、ほぼ前回と同じパフォーマンスが出せると考えました。

 違うのは距離であり、3000mはほぼVO2maxで走りきる種目であるため、VO2maxへの刺激が不足している現状だと、もしかしたら記録は悪いかもな、と想定しました。

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目次

起床~レース前

 いつも通り3:45、ガーミンの無音アラームで起床。家族に迷惑をかけずに起床できる、腕時計の無音目覚ましはとても重宝している。

 起きた瞬間の感覚として変な疲労は残っていない。今週は三日前にポイント練習としてCVショートインターバルを入れたが、いつもその翌日に行うウェイトトレーニングはスキップした。

 木・金とEasyペースでジョグを行った感じとしては、ポイント練習の疲労を引きずっている感はなく、いつものトレーニング継続中と同じ疲労状態で、本日の3000mに挑めそうだ。

 毎朝恒例の、家庭用Inbody(インボディ):インボディダイアルで体重と体脂肪を測定。体重は64.2kg、体脂肪は8.7%。2週間前の名古屋市選手権10000m出走日よりもさらに体が軽くなってはいるが、前日までの食事が影響しているのだろう。

 普段トレーニングしか行わない月・週は、意図して炭水化物を摂る量は増やさない。しかし、レースが控えていると、食べ過ぎない程度に炭水化物を増やす。今回は3000mという比較的短いレースであったため、いつもと全く食事量を変えなかった結果、少しエネルギー不足なのかな、という感じ。

 今回の結果で、短い距離のレースの場合の食事戦略を見直そう。

 朝食はいつも通り。ごはんと目玉焼き二つ、汁物、納豆と牛乳一杯。今日はレース開始が10時と比較的早いが、朝食はレース6時間前に摂ることになるので、いつも通り普通に食べた。

 朝食を終えてから、レースの準備をした。

 今回使うランニングギヤ。

  • ウェア:ナイキ エアロスイフト
  • パンツ:2XU MCS ランコンプレッションショーツ
  • ソックス:Tabio レーシングランプロ(5本指)
  • シューズ:ナイキ ドラゴンフライ
  • サングラス:エアフライ AF-301
  • ウォッチ:Garmin Foreathlete 245 + ランニングダイナミクスポッド

 2XU(ツータイムズユー)のMCSランコンプレッションショーツは、日頃のトレーニングからとても重宝している。ジョギングレベルで使用すると恩恵が薄れそうなので、基本はポイント練習とレースのみに使用している。

 詳細レビューはまた別の機会にしようと思うが、市民ランナーの間でもかなり使っている人は多いようだ。ランニング動作におけるサポート性と、モノとしての耐久性(推奨はされていないが、洗濯・乾燥しても全く壊れる気配が無い)、ポケットが多いことによる便利さを兼ね備えている。

 ネックなのは、その値段の高さ(1万超える)ではあるが、この耐久性と便利さを考慮すれば、高くはない買い物だと感じる。

 今日は、朝妻子が起き朝ごはんを食べさせたら、週末の買い物に行ってから記録会に向かう。会場まではウォーミングアップがてら走っていける距離だ。

 記録会が終わったら、ダウンをし、その後すぐにワンオペレーションでベビースイミングに連れていくという、強行スケジュールとなっている。
※ワンオペレーション:一人で、まだ手も目も離せない、幼い子供の面倒を見ること

 7時頃に妻と娘が起きてきたので、ごはんを食べてもらい、その後、娘を抱っこ紐で買い物に連れていく。こうやって妻の時間を少しづつ確保することで、少しリラックスしてもらう。

 買い物が終わったら、ベビースイミングの準備と自分自身の準備をした。いつものようにレース1~2時間前にレッドブルを1缶飲む。

 レース後、競技場まで妻に車で迎えに来てもらい、そのままスイミングに連れていく算段。そのため、スイミングに行く用意をあらかじめすべて車に積み込んでから、自分自身は走って競技場に向かった。

 天候は曇り。少し風がある。でもそのおかげで気温が少し低くなり、走るにはちょうど良い。

 事前に確認をしたところ、3000mは10時15分くらいに開始と聞いていた。競技場に到着したのは9時53分で「余裕だ」と思ったのもつかの間。なんと10時から3000mの競技開始とのこと。

 そもそも、通常受付は9時前に皆終わらせているのが通例なので、文句は言えない。ウィンドスプリントもまともにやることはできなかったが、3000mのスピードはインターバルペース程度であるので、問題ないだろうと思い、急いでスパイクに履き替える。

 スタート地点に着いた瞬間最終コールが開始。周りを見ていると、先日SNSで声をかけていただいた速いランナーがいるようなきがするが、名前を聞きそびれて判断できない。

 緊張する間もないまま、3000mのレースがスタートした。

レース

 あわよくば、愛知製鋼陸上部のペーサーが何人もいればいいなぁと思っていたが、そこまで甘くはない。走り始めから一人旅だ。せっかくの競技会なのに、集団の力を利用できないなんて・・・

 まぁでも、そもそもポイント練習の一環なんだし。いつも単独でしかトレーニングしていないので、そこまで気にはならない。良くも悪くも「実力」しか出せないだけだ。

 事前に想定していた目標ペースは3:13/km。最初の200mこそ36秒台で入ったが、後からはイーブンペースを守り、最初の1000mは3:10で入った。

 3:10/kmのペースは、当然自分にとっては速いが、きつくて耐えられないほどではない。3000mならばなんとか持ちそうだと感じた

 そこからは400mを77秒(3:13/km)で回り続ける。事前の想定よりも意外と耐えれる。

 途中で、後ろに一人付いた。本当は前に出てほしかったが、相手もきついのは同じ。ここでペースを落としてしまうと、どっちも得しないと感じたので、そのまま前を走る。

 2000mの通過は6:23くらい。残り1000mであれば、このまま押せる。

 きついが何とか耐えた。最後の1周、9分30秒切りはタイムからして難しいと悟ったが、ラスト1周ペースアップして、できるだけタイムを稼ぎたい。

 後ろについていた方に途中で抜かれたが、最後の1周で再び抜き返す。しかし、残り200mで再び抜き返される。もう、脚は残っていなかったので、それ以上ペースアップすることはできず抜かれてしまった。

 結果、9:33.7でゴール。

 今の実力は出し切れたレースになった。

レース振り返りと今後

 3000mは、ほぼVO2maxで走りきる競技。これまでのトレーニングでは、VO2maxにフォーカスしたトレーニングはほぼ行ってこなかったため、記録が出るかどうか心配だった。

 しかし、実際走ってみると、心配は吹き飛んだ。普段、3:20/kmよりも遅いペースでしかインターバルを行っていないにも関わらず、レースになれば3:10/kmでも平気で走れてしまう。

 今回は途中でペースダウンをすることなく走りきれた。設定ペースが適切であったことと、これまでのトレーニングによって粘り強さが出てきている。

 これまでのトレーニング方針が間違っていないことが証明されつつある。このまま秋シーズンまで継続していけば、間違いなく5000m15分台、ハーフマラソン1時間13分切りは達成できると感じた。

 しかし、記録は実際に達成してこそ意味がある。本当に記録が出せたところで、私自身の取り組み内容を再び記事にしたいと思う。

この記事を書いた人

社会人からランニングを始めました。
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★自己ベスト
 1500m 4:25(2022/08 公認)
 3000m 9:24(2022/06 公認)
 5000m 16:01(2022/09 公認)
 10000m 33:44(2021/12)
 Half  1:12:29(2022/03)
 Full 2:57:29(2020/12)

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